森のかけら | 大五木材


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この季節になると、事務所の敷地内に植えた『トチ(栃)』の葉が散って風に運ばれ散乱して掃除に追われます。緑色から徐々に黄色く染まっていき、やがて茶色を帯びてくると根元から気持ちいいぐらいにポキンと折れて落葉します。天狗の団扇とも形容されることもあるぐらいトチの葉っぱは大きいので、落葉すると風にも乗りやすくあちらこちらに飛んでいくので、すっかり葉が落ちきるまでは毎日のようにトチの葉の掃き掃除が日課となります。そうやって竹ぼうきで葉を集めていると、嗚呼今年も冬が巡ってきたなと思うのです。

トチは、漢字では『』と書きますが、これはトチの葉や実が沢山つくことから、十も百も千も葉や美がつく木なので、十に千で十千(トチ)。それで10×1000=10000になることから木篇に万と書いて『栃』になったという洒落の効いた話が由来とされています。話としては出来過ぎているようにも思いますが、掃いても掃いても落葉するトチの葉を見て呆れ顔でそのような話が出来上がっていったのかもしれません。うちは1本だけですからこの程度で済みますが、数本もあれば落ち葉の片付けも結構な仕事量になります。

そのトチの落ち葉なのですが、雨に濡れるとなまじ葉っぱが大きいので、アスファルトにべったり貼り付いてしまって簡単には剥がせません。雨風の強い夜などは大量に落葉するのですが、道路が濡れていると、どれほどアスファルトから離れたくないんだと思うほどに道路に密着。あまりの手強さに、道路が乾くまで待つこともしばしば。そうなったら今度は葉が千切れたりして余計に掃除しにくくなるのですが・・・。しかしこれ、足元がアスファルトでなければいい肥料になるのになあといつも思う貧乏性。

うちのトチの木は、私が社長に就任した年に植えて、それから結構順調に大きくなって葉っぱも沢山茂っているものの、実はいまだつかず。ひとが植えたトチにはなかなか実がつかないと言われていて、一説には30年から50年ぐらい経たないと実がつかないとも言われているので、私が現役のうちには実を見ることはないのかもしれません。しかしこのトチを植えたことで、その材にしか抱いていなかった興味や関心が、樹木としてのトチにも向くようになって、木を見る自分の心が少しだけ広がったような気がしています。これも落ち葉掃除修行の賜物(笑)




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