森のかけら | 大五木材


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20100127 織座⑤今日は、「愛媛のいい物を世界に広げる・Loopto」の第五回目の会議で今治に来ています。この会議の際には、参加している企業の工房を見学させていただいて、第三者の目からいろいろ意見を交換しあう場も同時に企画していただいています。そのお陰でいままでにも、それぞれの工房を見学させていただいて大変刺激を受けました。こういう機会でもないと、異業種の方々の工房を覗かせていただいて、詳しく説明を受けるということもありません。また畑違いとは入っても、集まっているメンバーが『個性的なモノづくり』に取り組まれている方ばかりなので、モノを見る視点は大変参考になります。今回は、今治市玉川町の『工房・織座』さんに伺わせていただきました。私は『織座』さんの工房に伺うのは初めてなのですが、お噂はかねがね聞いておりましたので、楽しみにしておりました。早速、外観から期待を裏切りません!

 

DSCF0810ログハウスのショールーム兼ファクトリーショップが玉川の自然の中にやんわりと溶け込んでいます。内装にも木がふんだんに使われています。壁や天井には、地元の杉の間伐材、床には桧のフローリング、大きな地松の梁も存在感があります。商品の展示方法もセンスが溢れ出しています!織物も木材も根っこは同じ自然素材ですから当然の事ともいえますが、相性抜群です。木の質感と糸のコラボレーションが絶妙のハーモニーを醸し出しています。【森のかけら】の木の色合いとは違った、文字通り糸の織り成す柔らかな色合いが爽やかに映ります。

20100127 織座⑧『織座』さんの技術は折り紙つきで、昭和初期のレトロな織機を独自に改良され、世界初の『たてよこよろけもじり織』などの独創的な商品開発で、『ものづくり日本大賞の経済産業大臣賞』など輝かしい功績をあげられています。『もじり織』というのは、大手メーカーの高速織機では出せれない技術ということで、ローカルな原点の技術から生み出された商品という事ですが、不均一なもこもこしたような素朴な質感がなんとも言えません。あいにくその素晴らしさを表現する言葉を持ち合わせていないのが残念ですが、ファッションに無縁の私でも人目でその独創性には心を奪われます。

20100127 織座③古い機械で新しいものを作り出す、ものづくりの醍醐味を勉強させていただきました。工房織座の竹田正利社長にいろいろとお話をしていただきましたが、その商品同様実に柔らかな口調で愛情たっぷりのお話を聞くにつけ、己の不勉強さが恥ずかしくなります。穏やかで静かな口調の中に秘められた情熱が伝わってきます。大声で喋るばかりじゃ駄目なんだと深く反省しておりますが、これも性格、よく言えば個性ですから致し方ありません。親子に受け継がれるお人柄といいものづくりの情熱といい、もじり織のごとく丈夫で切れることがないよう思えます。玉川の山の中から世界を目指す、素晴らしいです!




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