森のかけら | 大五木材


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ネームプレートなどにするために小枝を輪切りにしていると、いびつな形のものが出来ます。お店で売ったりする分には、だいたい整った形の方がいいのかもしれませんが、こちらは「モッタイナイ」がベースの材木屋ですから、あるものをあるように使う。むしろ変わった形のものの方が個性と愛嬌があって面白いと感じます。偏屈者の私はどれか1個選べと言われば迷わず変わっている形のものをセレクトします。他人と同じものは嫌だという子どもって結構多くて、近所のこどもに見せたらやっぱり変わった形のものを選んでしたり顔をしていました。

持っているスライド丸鋸がそれほど大きくないので、せいぜい切断できるのは直径60㎜ぐらいまでの枝になるのですが、ただ輪切りにしただけで、ただそこに転がっていただけの丸太が一気に商品になったような錯覚に陥ります。輪切りにした直後はまだ水分がたっぷりと含まれていて材面も瑞々しく、大鋸屑も付着したりしていますが、水気を帯びたこの状態の木の色が好きです。この季節空気も乾燥しているので、表に出しておけば日陰でもすぐに水気が抜けていきます。それに伴いあれだけ瑞々しかった色合いが・・・

欲を出して枚数をかせごうとして厚みを薄くスライスすると乾燥によってねじれたり凸凹になってしまいます。まあそれも一興。ろくろ状に加工でもしていれば、定規を使って厚みも一定でスライスできますが、曲がりくねった自然の枝をそのまま使っているので厚みも適当。怪我をしなうようなほどほどバラバラサイズ。作っていたら、いつもの「モッタイナイ病」が発症して、直径30~40㎜ぐらいの小さな枝までスライスしてしまいました。庭木などをいただく際に小枝も一緒にもらうので、土場には結構小枝が溜まっています。

小枝もそのまま放置しておくと割れてしまったり、樹皮がよごれたり劣化してしまうので、もらってきた新鮮なうちにスライスしてしまえばいいのでしょうが、それやってると小枝の輪切りが溢れてしまいます。まあそれでもあればあるなりにイベントなどでもはけていくので作っておいてもいいのですが、あまりのめり込むと今度は『多樹種異常溺愛症候群』が顔を出してしまいそうになるのでほどほどにしておきます。と言いつつも、もしこれが商品化まで行きつけば、小枝まで使い尽くせる、『森の小枝240』恐ろしい・・・




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