森のかけら | 大五木材


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まだまだ今年一年を総括するのは早いのですが。今年はこれまでの材木屋稼業の中で一番『クリ(栗)』材を使わせていただきました。今までクリといえば、ほとんどがフローリングでした。主に岩手産のクリのユニFJのフローリングを使ってきましたが、今年はフローリングではなく造作材やデッキなど無垢の一枚板のクリを沢山扱わせていただきました。多いといってもクリを専門にしている店からすれば微々たる量だと思うのですが、弊社的には短時間のうちにクリの挽板が何梱包も次々に入ってくるというのは初めての体験。

それを右から左に売るわけではなくて、梱包をばらして一枚一枚サイズや素性、木目などを確認しながら木取りしていくのですが、私の段取りが悪い事もあって、一時期は毎日毎日クリと格闘していました。割ってみると反りが出て使えないので、また次の板を出したり、削ってみたら虫穴(ピンホール)出たので交換、これをそっちに回したら、こっちが後OOぐらい足りなくなるので、もう一度やり直し。タンニンが滲み出して黄色みが強いもはバランスを損なうのでNGなんてやってたら、やってもやっても終わらない・・・。

そうして木取りしたクリは、弊社で荒加工して現場に入れたり、木工所で仕上げ加工までしたり、建具屋さんの作業場に送り込んだり、そうやって数か月の間、クリ材と関わらせていただきどうにかやり遂げる事出来ました。その結果をすべてカメラに収める事は出来なかったのですが、そのうちの1つがこちらの厚み28㎜、乱幅(最大200㎜)の豪奢なソリッドのフローリング。エントランスホールの床材としてクリを使っていただきました。こうして見ると、クリって完全な国産材なのに、洋風の使い方も出来る貴重な木だと思います。

他にも長い濡れ縁にも、クリを使っていただきました。濡れ縁といっても長さが10mを越えていて、一枚の厚みが30㎜、幅も最大で280㎜の乱幅という特殊仕様だったので、かなりのクリ材を割らせていただきました。たまたま他からのクリの注文が入ってきたりして、一時期は「あとどれぐらい割ったら取れるのだろうか・・・」とクリの事で頭が一杯になっていた事もありました。しかしそんなにクリを使っていただけるなんて本当にありがたい事。その際に使ったのは北海道は函館産のクリ。そして現場は無事竣工しました。

戦い終わって倉庫を見れば、そこは兵(つわもの)どもが夢の跡。残った幅広のクリの板がまだ20数枚。あの時には祈るような思いで探し求めた幅広のクリも出番が終わってしまえばただの在庫(←申し訳ない、言い過ぎた!)。それで、そのクリを使った幅剥ぎのダイニングテーブル作りませんか?とアナウンスするものの、あの一時期のクリ騒動が嘘のように打てども響かず・・・。まあこういうものって焦っても仕方ないので、気長に待つことにしますが、売り切った頃に注文が入るような気がして仕方ない。クリなら今ですぞ!

大きな梱包で仕入れたモノがそのままの状態で売れていく。いわゆる『右から左』ってやつで、手離れはいいし、効率的で金額も増すし言う事のない、商売人にとっては非常にありがたい話なのですが・・・端材に情熱をかける偏屈貧乏性材木屋とししましては、この流れはベターであって、ベストではないのです。弊社の理想としては①梱包で仕入れる→②梱包をバラシて倉庫に立て掛けながらニヤニヤ→③個別に少量ずつ注文が入る→④木目を見ながら木取りしてニヤニヤ→③と④が何度となく繰り返されていく(下に続く)

 

→⑤その繰り返しの中で、長さを必要サイズでカットして欲しいの神注文入る→⑥カットする、残りはゴミになるから要らないの神回答得る→⑥と⑦繰り返す→⑧『森のかけら』や『モザイクボード』に使えそうな端材が適度に溜まった頃、「じゃあ残りの全部もらうわ」の神注文入る→ありがとうございました~!これが弊社にとっての理想とするベストな流れなのです。そこで大切となってくるのが⑤、⑧あたりのまさに神がかった男気に溢れる注文と⑧ドバイの大富豪並みの気前のいいお客さんの登場、ここが肝心!

 

とはいえ、ばらして倉庫に立て掛けていたモノがなかなか売れていかないと、もしかして年度末までこのまま売れ残るんじゃなかろうかと不安になり、底が見えてくると仕入れるタイミング次第では売り時に在庫切れを起こしてしまうんじゃなかろうかとヤキモキ。結局、私が大五木材に入社した当時から現在までそのまま倉庫の牢名主になっている材はありませんので、いずれ形あるものは売れていくという妙な確信はあるので、まあ遅いか早いかの違いだとは思っていた・・・のは昨年まで。今年は大幅に方針転換しています。

 

梱包をバラシて売っていくスタイルはそのままですが、一定期間を過ぎた材については、積極的に本来の出口以外の出口(本来の用途とは違う用途)から速やかに出て行ってもらい、若手への切り替えに舵を切ることにしました。勿論その際に、『森のかけら』などに使うための『かけらの分け前』は残していってもらうものの、ベテランだからといって狭い倉庫の定位置を確約させない事にしたのです。残念ながら金本監督は志半ばで辞任(とりあえずここでは)してしまいましたが、奇しくも金本知憲前監督と同じ誕生日の私は志、貫けるか?!(※ちなみに情報としては、こちらも今年辞任した巨人の高橋由伸前監督も、自由契約となっている上原浩治投手もみんな同じ4月3日生まれなんですが、みんな辞めてているのが不吉・・・💦)

 

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