森のかけら | 大五木材


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映画『ノストラダムスの大予言』の話の続き・・・実はこの作品は『日本沈没』のようなディザスター映画というわけではなくて、世界の滅亡を予言したノストラダムスの言葉を借りて、当時の世界で進行している環境問題に警鐘を鳴らすという社社会派映画で、公開時には「文部科学省推薦作品」にも指定されています。封切するや大人気となったものの、その内容について一部の団体から東宝に抗議が入り上映が中止となり、その後もビデオ化されることなく(またひと揉めあって)完全に封印される事に。

作品の中では、大量の森林伐採によるオゾン層の破壊や油田採掘による海洋汚染、食品に含まれる有害添加物などによって人類は危険に晒され、世界中で異常現象が起きているということで、突然変異した巨大なナメクジや大量の赤潮による魚の大量死、異常な身体能力を持つ人間が現れたり、広大な太平洋の海域が凍りつくなど、因果関係があるのかないにかも分からないような事柄がまことしやかにこれでもかと畳みかけられ世界の滅亡を暗示していきます。

その中に、オゾン層の破壊によって大量の放射線がニューギニアの山岳地帯に降り注ぎ、現地民たちが精神に異常をきたし食人鬼と化してしまい人間を食害するという描写があります。更に後半では世界中で人々が発狂し核ミサイルを撃ち合って世界は崩壊。その後の荒廃した世界に二足歩行の人間のような謎の生物が現れるという描写が問題となり、被爆者の方々を支援する公的団体などから、公開差し止めを求める強い抗議を受けることになります。その部分をカットしてその後もビデオ化なども検討されたモノの今に至るまでビデオ化もされることなく幻の作品となってしまっているのです。昔は胡散臭い映画が多かったし、丹波哲郎のようにそれが似合う胡散臭さが半端ない大仰な演技の似合う役者も沢山いました。もちろん私はそれが大好物!

しかしこの原作となった五島勉の『ノストラダムスの大予言』は当時大ブームになり、ピュアだった私も漠然と世界の滅亡に不安を抱いたものでしたが、オカルトに対する猜疑心を生み出してそれで大儲けしたという意味では罪深い本です。という事でもの凄く回りくどい話になりましたが、テレビドラマの「日本沈没」の話を聞いて、そういえば昔この映画が話題になった時に同じく東宝が製作した「ノストラダムスの予言」の中で、ニューギニアの人が食人鬼になるという無茶苦茶な設定の映画があったなという事を懐かしく思い出したというだけの話。何か大きな期待をされた方いたらすみません💦しかしこんな薄っすい関わりでもいつか何かと結びつくかもしれないので書き留めてみました。無理矢理引き寄せの法則(笑)

10年前のほぼこの時期にに書いたブログ、タイトルは『パプアニューギニアの密林とかけら』。パプアニューギニアにあり世界最大の洞窟体系〔エスベスト・エサーラ〕を水中探査する命知らずの冒険野郎たちの映画『サンクタム』からのスピンオフネタでした。当時は、パプアニューギニア産と断定できる【森のかけら】もわずかしか保有しておらず、まさか10年後にこれほどパプアニューギニアの丸太にご縁が出来るとは思ってもいませんでした。その頃はパプアの木というと、たまたまどこかで出会えば入手できるものという偶然の産物といった認識でしかなくて、集められる木という認識はほとんどありませんでした。不思議なものです。

仕入れたパプアニューギニアの丸太はまだまだあるので、またそのうちの1本を紹介しようと思っていたのですが、そしたらまたまた「引き寄せの法則」が発動!それまでパプアニューギニアなんてほとんど無縁だったのですが、パプアの丸太を仕入れた頃から不思議なくらい「パプアニューギア」という言葉が周辺で聞こえるようになってきました。今まで意識してなかった事が見えてきたということだとは思うのですが、先日ブログで触れたマナム島の火山もそうです。

火山の場合は、小笠原諸島の海底火山・福徳岡ノ場の噴火の影響で大量の軽石が沖縄に流れ着いているというニュースからの繋がりだったのですが、中にはこういう直接的ではない流れでパプアに結ぶつくことも。家内は毎週日曜日に20時から放送しているNHKの大河ドラマ『晴天を衝け』が大好きでいつも観ているので私も流れで観ていますが、この番組の後はTBS系列「日曜劇場」枠で21時から放送が始まった小栗旬主演のドラマ『日本沈没』が面白いという話になりました。

私はそのテレビドラマはまだ観たことがないのですが、原作の小松左京のSF小説『日本沈没』は大好きですし、1973年に公開された東宝の映画『日本沈没』は何度も観てます。監督は森谷司郎、主演は愛媛県久万高原町出身の仮面ライダー・藤岡弘です。脚本は橋本忍、撮影は木村大作、音楽は佐藤勝と東宝が総力を結集して作った大作!火山噴火と大地震による未曾有の危機を描いていて、今で言うディザスター映画のはしり(当時はパニック映画という呼び方だったと思います)。

火山噴火などの特撮は50年近く前の映画ですから現代のCGと比べたら稚拙ではありますが、パニックの中でひとはどう生きるべきかを問うた骨太の人間ドラマで私は大好きです。同年の興行収入1位を記録するなど大ヒット!二匹目のドジョウを狙って東宝が送り出したのが、当時話題だったノストラダムスの予言詩を五島勉が独自解釈で翻訳したノストラダムスの大予言」。この映画は上映中に各方面からの抗議が殺到して上映中止になり、その後リバイバルもビデオ化もされることなく幻の作品に。続く・・・

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