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南洋材の中でもいわゆるM.L.Hの木たちって、『森のかけら』に活かそうと本気で考えるようになるまでは、何度その名前を聞いても覚えられませんでした。やる気の問題というよりも、外堀が無かったのでその木に現実味が乏しく頭に残りませんでした。まあ言いわけですが、なにせ似たような木ばかりで特徴が乏しいので、背景に面白いストーリーでもないと印象に残らいのです(汗)。さて、キソケトンはどうかというと・・・残念ながら今のところはこれといって目立ったエピソードは見当たりません。 |
先日、金沢の(株)ムラモトさんの銘木市に行った時に思ったことですが、そこにはテーブルに使うような立派な一枚板と並んで数多くの造作材があり、綺麗に柾目の通ったスギやヒノキがズラリ。村本さんも分かってらして、「お前はそんなの興味がないやろ?」と先手を突かれます。「はい、興味ないです。」と私。4mの長さにわたり均質な幅の年輪が精緻に並び芸術品のような美しさのある美柾には、ほお~っとした気持ちにはなりますが、欲しいとは思わない。というか仕入れてもうちでは売れません。 |
王道を行く村本さんのところでは、節のある木を探すのが難しいぐらいで、同じ材木屋でもこれほど仕入れ基準が違うのかと笑いたくなるほどでした。癖があるといっても、銘木的な価値のある木というものでもなくて、ちょっとこれは・・・なんて人がためらうような木の方に惹かれるのはもうどうしようもない性(さが)なのかも。なのでクスノキといったらこんなものばかり仕入れてしまいます。大きな節も割れも愛おしい。材木屋万流、こんな材木屋もないと多様な森を受け止めきれないのだと自分に言い聞かせ(笑)。 |
少し前に自宅の庭に咲いた『ヤマボウシ(山法師)』の事をアップしましたが、そのヤマボウシですが鮮やかな白い花の後に赤い果実が実りました。たぶん今までも実っていたのだと思いますが、目には映っていたものの見えてはいなかったのだと思います。それで改めてヤマボウシについて調べてみたら、果実が熟して赤くなるのは9月~10月頃とありましたが、写真を撮ったのは8月中旬でしたので今年は少し早いのかも。もっと熟してもっと赤くなるのかと思っていましたが落実するのも出てきました。 |
先日久し振りにお邪魔させていただいた(株)ムラモトさんの押水物流倉庫。本社のある金沢市中心分から車で40分ほど能登半島の方に向かって北上した場所にあります。今回は、弊社の『モザイクボード』を大量にお買い上げいただき金沢でも本格的販売をしていただくことになり、そのPRと増設された銘木倉庫のお披露目も兼ねて伺わせていただきました。会場に着くと入口付近には、先に紹介した『大五木材コーナー』がガッツリ作りこんであり感動~!こんなことまでしていただける材木屋がどこにあるでしょうか!勝手に『大五木材・能登営業所』を名乗らせていただきます(^^♪ |
これだけの膨大な在庫がある程度「回転」しているのがムラモトさんの凄いところ。私だったら、あれも売りたくない、これも売りたくない、これは『森のかけら』に、あれは『モザイクボード』にと売り渋って「塩漬け」になるのが目に見えています。なのでこんなに大きな倉庫を見たって、ちっとも・・・う、う、羨ましくなかかいっ!雲の大きさを心配しながらリフトを走らせるのが私にはお似合い。倉庫の広さなんて心の広さと比べてみれば・・・💦 |
ところで、今回の銘木市では素敵な出会いがありました。村本さんが事前に「変態が来る」なんてえらく持ち上げていただいたので、感化されわざわざ私に会いに来てくださった(嘘でも嬉しい)石川県の誇る林業女子がお二人。「もりランバー林業女子会@いしかわ」の代表・砂山亜紀子さんと石川県森林組合連合会にお勤めの岡崎早貴依さんです。SNSでの繋がりはあったものの直接お会いするのは初めて。本来はお話を伺うべきなのに、いつもの悪い癖で一方的にこちらから喋べりまくってしまいました。 |
会を卒業して会おう機会は減りましたが、今でもそしてこれからも変わりない絆で結ばれて先輩・仲間です。たまたま私の年齢の前後2歳ぐらいの間に7,8人も同世代の仲間がいて、本当に恵まれていたと思います。最近の若い方の話を聞いて思うのは、個人軍で孤軍奮闘されている方が多いこと。ますます人数が減っていく木材業界なので地域の中で仲間を見つけづらい状況ですが、地域を超え、世代を超え、性別を超え、連携が出来ればもっともっと木の仕事は面白くなると思います!私は今でも十分に面白いですけど(^^♪ |
昨日、肉桂(ニッケイ)の板が入荷しました。材そのものよりもその香り(シナモン)の方が有名な木で、シナモンは知っていてもその木を見た人は少ないかもしれません。私はたまたま若い頃にニッケイの木に出会って、もの珍しさで買っていました。シナモンの香りに期待しての事でしたが、残念ながらその香りが得られるのは樹皮の裏側部分のみで、材そのものからシナモンの香りが発せられるわけではありません。それでもご来店されたお客さんに、樹皮を渡して匂いから何の木か連想してもらうなど弊社にとっては貢献度の高い木のひとつです。 |
しかも樹皮もいい感じに取りやすそうです。このニッケイは岐阜の市場で仕入れたものですが、その日の市には仕事の都合で参加出来なかったので、「秘技遠隔操作競り」で金沢の村本さんに競り落としてもらいました。材は村本さんの他の木材と共に一旦金沢に持ち帰ってもらい、改めて愛媛に配送してもらうのですが、それに先んじて金沢から謎の小包が到着!開封してみるとそこにはビニール袋に入れられたニッケイの樹皮。荷卸ししてたらその辺に落ちてたので、きっとお前は欲しいやろうと思ってので拾い集めて送ったと。すべてお見通し、ありがたし!! |
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