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| 天然チークが優れているのは当然ですが、やはり天然ものには限界がありますので、天然林保護の観点からも盛んに各地で植林も行われてきました。代表的なのがジャワ、スマトラ、ニューギニア、アフリカなどです。人工林といえどもチークのDNAを受け継ぐ立派な素材ですので、相応に人気があります。チークの植林が本格的になったのは、天然林の枯渇が問題となってきた1960年代からですが、チークは成長が遅いので用材として使えるようになるには早くとも60〜70年必要。 | ![]() |
| 本日はチークという木そのものについて。チークはクマツヅラ科の広葉樹で、学名はTectona grandis ( テクトーナ・グランディス)。テクトーナはタミール語でチークの意味があり、グランディスは大きいという意味があり、樹形や葉の形を表しているといわれています。英語名のTeakは、原産地であるインド南部のマラヤーム語の「Thekku」(「チークの木」と言う意味)に由来していて、それが定着したものだそうですが、もともとの「Thekku」の語源については不明です。 | ![]() |
| 戦艦・三笠は、日清戦争後にロシアに対抗すべく軍拡を進めた日本海軍が、イギリスのヴィッカース社に発注して、イギリスの造船所で建造された軍艦です。そのためマストや煙突に帆船の名残が見られます。更にイギリス海軍の伝統を受け継ぎ、甲板やキャビンにはふんだんにチークが使われました。三笠という名前は、奈良県にある三笠山にちなんで命名されました。三笠の名前を有名にしたのは、日露戦争の大きな転換点となったと言われる日本海海戦での活躍ぶりでしょう。 | ![]() |
| 建造当時にチークが使われていた甲板は改造され、そのほとんどがダグラスファー(ベイマツ)に貼り替えられ、わずかに当時の幅広のチークが残っていて当時の面影を伝えています。さて、三笠が活躍した時代から歳月は流れ、太平洋戦争が勃発。日本海軍が命運を賭けて巨大戦艦大和建造に踏み切った昭和12年頃になると、日本の財政は逼迫し、海軍としては高価なチーク材の使用については二の足を踏みました。その当時からチークは高級材の地位を揺るぎないものだったのでしょう。 | ![]() |
★今日のかけら・#179【チーク】Teak クマツヅラ科・広葉樹・ミャンマー産
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大和のそれは、直径は1200㎜もあったそうです。広島県呉にある大和ミュージアムには、1/10モデルの大和が展示してありましたが、それでも充分な迫力がありましたので、実物となるとさぞや立派で迫力があったことでしょう。更に戦艦に関わり深い用途として、甲板の床板があります。大和が建造される40年ほど昔の日露戦争時代、日本の連合艦隊の旗艦として活躍した「三笠」という戦艦がありました。そう、かの秋山真之が作戦担当参謀となり乗艦した艦です。明日に続く・・・ |
『チーク』についてはもっと早くに触れなければならない木であったのですが、結局今頃になってしまった事をお詫びします。フローリングとしても頻繁に使い、施工実績も施工写真も多く、その背景やエピソードについても資料がたっぷり揃っていて、必須条件には事欠かないチークをなぜ今まで取り上げてこなかったかというと、昔ある雑誌でチークについて詳しく書いたことがあって、自分の中で勝手に書き終えた、やり終えたという安心感があったため、なかなか筆が進みませんでした。
今その時の文章を読み返してみれば、「昨年は、戦後60年という事で戦争を題材にした日本映画が4本も封切られた」という書き出しで始まり、その年に劇場公開された「戦国自衛隊1549」、「ローレライ」、「亡国のイージス」、「男たちのヤマト」という4本の戦争映画について触れていました。考えてみれば、来年の2015年は戦後70年という事になりますので、この文章を書いたのはほぼ10年も昔の事でした。ああ、もうそんなに時間が過ぎてしまったのだ・・・
考えれば感傷的な気持ちにもなりますが、その文章を書いた時にはまだこのホームページも無くて、情報を発信するツールとしては『適材適所』しかありませんでした。その頃は、月に1回木にまつわる文章を書くために情報収集をしていましたが、今はこうして毎日書くとなると情報収集が間に合わないこともあって、過去の蓄積や保存データが頼りとなります。あれからおよそ10年でチークに対する自分のアプローチがどれだけ変わったかを知る意味でも今改めてチークに触れます。
地元の雑誌に書いた7000〜8000字の拙い文章でしたが、先日たまたまネットで検索していたら、知らない材木屋、工務店さんのサイトで、チークの解説としてその文章がまるまる使われていて驚きました!無断使用云々というよりも、癖のある文章をよくそのまま使ったののだと変に感心させられました。まだまだ尖った感が少なかったのかもしません。いかん、いかん!フツーの木材図鑑のような解説文になっているとしたら偏屈材木屋としては失格。その戒めも込めた改編版、明日から・・・。
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