森のかけら | 大五木材


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20141228 1毎年恒例の消防団の夜警に参加。辺りが暗闇に包まれる中、車庫の奥に鎮座まします赤いメタリックボディーを見ると、いつも思い出す1本の映画があります。それが、モダンホラー小説の巨匠、スティーブン・キングの作品の中でもひときわ異彩を放つ、車が意思を持って人を襲うという『クリスティーン』。のちに、これまたホラー映画の鬼才、ジョン・カーペンターが映画化して、両巨頭のマニアの圧倒的な支持を受けてカルト化した作品で、私も何度も何度も繰り返し観ている大好きな作品です。

 

20141228 2  スティーブン・キングとの最初の出会いは、子どもの頃、深夜にテレビで放送していた映画『キャリー』です。一切何の予備知識もないままに、独り夜更かししてリビングで観ていたのですが、冴えない主人公のキャリーが、華奢で挙動もおどおどしていて、常におびえた表情をしていて(いじめられっ子という設定なので)、これはちょっとやばいぞ~という雰囲気を醸し出していました。私は決してホラー好きではなくむしろ苦手だったので、途中で何度もスイッチを切ろうか悩みながら・・・

 

20141228 3後半、キャリーが豚の血を頭から大量に浴びるという場面も何とか乗り越え、最後まで観終えたぞ・・・と思ったラストに!!ビクッとなって本当に床から飛び上るほどの恐怖を感じるシーンがあって、しばらくはそれがトラウマになって、他の映画を観ても最後まで安心する事が出来ませんでした。ちょっと話が脱線しましたが、学生の頃の一時期、ホラー小説は苦手ではあるものの、日本のホラー小説のようにドロドロした因習のある暗さと違った乾いたキングのホラー小説にはまりよく読んだものです。

 

20141228 4主人公が超能力とか未知の能力などを持っているという、ちょっと現実感の少ない設定もあって、横溝正史や江戸川乱歩などの湿った感じの生活感溢れまくりの日本の小説よりも安心して読むことが出来ました。ところで、話をクリスティーンに戻しますと、映画に出て来る車は廃車寸前の58年型のプリマス。車に疎い私にはそれがどういう価値を持つものなのかさっぱり分かりませんが、主人公のアーニー(こちらもいにめられっ子という設定)は、えらくこのプリマスに惹かれます。これが赤い悪魔だとも知らずに・・・明日に続く。




20141203 1本格的な冬の訪れを知る契機はひとそれぞれでしょうが、新聞紙上のスポーツ欄に踊る「FA」やら「移籍」、「自由契約」の漢字で冬の訪れを自覚するのは野球ファン。わが愛しの阪神タイガースは、日本シリーズでホークスに負けたものの、もともともらい物の日本シリーズ進出。もし阪神が勝っていたとしても、リーグで7ゲーム差つけられておいての日本一という、何だかよく分からない結果にもろ手を挙げて喜びにくい状況でした。にっくきジャイアンツに4連勝して溜飲を下げた時点で今年のシーズンは終了。

 

20141203 2阪神生え抜きの鳥谷選手が海外フリーエージェントとなり、メジャー挑戦を宣言していますが、ファンクラブのメンバーズカードには鳥谷選手の背番号『1』を入れている私としては、本意を翻して阪神に残って欲しいところです。去る選手もいれば来る選手もいて、悲喜こもごもですが、野球がストーブリーグに突入するといつも思い出す1本の映画があります。2011年に公開された、ブラッド・ピットオークランド・アスレチックスの実在のゼネラルマネージャー、ビリー・ビーンを演じた『マネーボール』。

 

20141203 3選手の評価や戦略をデータで分析する『マネーボール理論』を用いて、経営危機に瀕した球団を再建する辣腕ぶりを披露するのですが、その道のりは決して一筋縄ではなく、当初その理論は周囲から理解されず、負けを重ねて厳しい批判を浴びせられます。しかしその熱い信念は、遂にチームをリーグ新記録の20連勝へと導くのです。その手腕を買われ豊富な資金を持つボストン・レッドソックスがヘッドハンティングしてくるのですが、二度とカネで人生を決めないと決断していたビリーは巨額のオファーを蹴るのです。

 

20141203 4そして無謀とも言われたマネーボール理論でワールドシリーズを制するという不屈のドラマなのです。野球を舞台としているものの、すべての仕事、人生の生き方にも相通ずるものがあって、途中何度も泣きそうになったり、噴飯やるかたない怒りが込み上げてきたり、共感する場面がいくつもあって、今でも時々観ては気持ちを奮い立たせています。ビリーの革新的な理論に古参のスカウトが言います、「野球は数字だけではない」。それに対してビリーはこう言い放ちます、「変わらなきゃ終わりだ!」。

 

20141203 5誰もが現状に不満を持ち危機感を感じながらも、自ら変わって行こうとはせずに座して死を待つどこぞの業界人たちのように、ビリーを激しく批判する事で自らの正当性を主張しようとしまう。彼らの言葉は決して映画の中だけの言葉ではありません。しかし気をつけなければ、自分もいつの間にか古参スカウトのように、ぬるま湯の中から批判する立場になってしまっているかもしれません。批判は易く実践は難い。だからこそ誰もが心の中のビリー・ビーンを奮い立たえるのです、俺だって出来ると!

 

20141203 6蛇足ながら一方で、選手を完全にモノとして商品化し「流通」させる大リーグのマネーゲームには辟易してしまうのです。シーズン中でもバンバントレードを繰り返し、今年引退したヤンキースのジーターのように野球人生を1球団で終える選手なんて今後はほとんどいなくなってしまうのでしょう。まあ日本のプロ野球もその道を追随していて、選手個人への執着はドンドン希薄化あれつつあります。だからこそ生え抜きの鳥谷選手には阪神タイガースに残っていただきたいのです、野球はメジャーだけじゃないっ!!

 




Exif_JPEG_PICTURE息子に面白いか尋ねると、かなりはまっていてこのシリーズをずっと借り続けているそうなのですが、さすがに元ネタが分からないのが少し不満だそうでした。息子は私の本棚から、手塚治虫先生藤子不二雄先生などの昔の漫画の愛蔵版などを持ち出しては読んでいて、それなりには理解はしているようですが、彼が最近はまっているのは野球漫画の金字塔『ドカベン』。その中の名物キャラ・岩鬼正美が『空想科学読本』に登場していたのですが、そのテーマが『岩鬼のくわえている葉っぱな何の木か?』というもの。

 

20141118 2『ドカベン』岩鬼がくわえている葉っぱは何の葉か?という項目があり、ドカベンに青春を重ねた世代としては興味深く読ませていただきました。岩鬼のキャラクターについては今更説明は不要だと思いますが、彼は24時間いつも葉っぱを加えています。まず、それは葉っぱなのか?見た目は葉っぱというよりも木の枝。では誰がそれを「葉っぱ」と言い始めたのか?その犯人は、まだドカベンが柔道漫画であった頃の登場人物・牙くん。次に葉っぱを加えて打席に立つのはルール違反ではないのか?

 

20141118 3結論は、公認野球規則では葉っぱが抵触しそうな項目は無い事から、葉っぱの是非は審判の裁量次第。むしろノーヘルで学生帽を被っている方が問題!更に葉っぱを加えていて日常生活に支障なないのかという点。ご飯を食べる時に邪魔にはならないのか?!そしてもっとも大きな問題は、この葉っぱは何の木なのかという事。明訓高校のライバル土佐丸高校の犬神が「その木は何の木だ?」と尋ねる場面があるのですが、その時の岩鬼の答えは、「決まってるやないけ、岩鬼のハッパじゃい!」。

 

20141118 4本では、その答えには納得せず外見的特徴からその木の正体を探ります。2〜30mmぐらいの大きさの葉が、年中青々としていて丸いところから、光沢のある常緑広葉樹と類推。該当するのはツバキツツジ、チャノキなど。しかし岩鬼が喜んだ時に葉っぱには花が咲く事を考えれば、ノイバラノリウツギなのではないかとどんどんマニアックな方向に!更にその葉っぱはどうやって養分を得て生きているのかなどと葉っぱの謎は深まるばかり。私は個人的にこの木であって欲しいというのはありますが・・・




Exif_JPEG_PICTURE血は水よりも濃いといいますが、わが息子が中学校の図書室から借りてきた本のタイトルは『空想科学読本』(メディアファクトリー社)。怪獣の登場するアニメやロボット漫画などに描かれている事象を現代科学、物理学の視点から大真面目に分析・解析するというエキセントリックな本で初版は1996年。私も若かりし頃面白がった読んだものですが、それがずっと続いているようで、息子はその第9弾(2010年発行)を借りて帰って、この本面白いよと私に紹介してくれました。

 

2041117 2第一弾が発刊された時かなり話題になって読まれた方も多いと思うのですが、登場するのはマジンガーZやらウルトラマン、ガッチャマンなどまさに我々世代のキャラばかりで、あの懐かしいキャラの禁断のお約束破りという面も興味をそそられました。作者の方が1961年生まれという事で、我々にはどストライクのネタばかりなのですが、その後もこんなに続いているとは知りませんでした。さすがに9弾ともなるとワンピースやら最近の題材も取り上げられていましたが・・・

 

20141117 3内容は、例えば『マジンガーが全力疾走すると兜甲児が複雑骨折する』とか『ウルトラセブンが巨大化するには最低でも9時間半は必要』、『ウルトラマンは体重3万5000tもあるが、毎回毎回地響きを立てて着地しているので近所の住民は大迷惑』など、アニメ・漫画の世界の事象を数値化して科学の目で大真面目に論じていて、こんなしょーもない事に大真面目に取り組む大人がいるという現実がとても嬉しく、どんな事でも飯のタネになるのだと、その当時無性に感心した覚えがあります。

 

20141117 4その後、人気本の宿命として、その理論はおかしいとか、その数式には無理がある、怪獣やヒーローに対する知識不足などといった側面から批判本まで発売されました。そちらの方はサラッと目を通しただけで買ってまでは読まなかったのですが、私にはただの揚げ足取りにしか感じられませんでした。『空想科学読本』はアニメや漫画のトンデモ事象を冷静に分析しながらもそこには元ネタへの愛が感じられましたが、批判本は原書あってこその存在であるはずなのに原書への愛が感じられませんでした。

 

Exif_JPEG_PICTUREものづくりも一緒で、誰かが最初にある新しいモノ、商品を生み出したとします。後からそれをアレンジしたり手を加えるのは日本人のお手のものではありますが、最初に出来たものが不完全なものだったとしても、後から改良されたものがいかに使いやすく洗練されたものであったとしても、オリジナル以上にリスペクトを受ける事はありえませんし、私も絶対そんな気持ちにはなりません。オリジナルへの愛や尊敬なき批判は空疎で薄っぺらく、ただの妬み、言葉が心にまで届きません




20141016 1 そうでなければ首狩り族の船の山登りに付き合ったりはしないでしょう。キンスキーヘルツォーク自身も愛される狂人だったのかもしれません。キンスキーが91年に没後も、ヘルツォークは三度密林に向かい、狂気の三部作として『キンスキー、我が最愛の敵』というセルフドキュメンタリー映画を作り上げるのです(これは未見)。『フィツカラルド』も学生時代にビデオで観たのですが、『アギーレ』との2作品で私の中の何かが覚醒しました!今の私の原点がこの2作品にあったといっても過言ではありません。

 

20141016 2日本公開時のポスターのコピーは「羽ばたけ、夢・人間」でしたが、作品の中身の壮絶さと比べて随分チープな言葉の選択だなあと当時から違和感を覚えていました。ちなみに『アギーレ/神々の怒り』の公開当時のコピーは、「神に叛き、地に逆らい、アンデスの地にエルドラド(黄金郷)を求めた男よ!」というモノでした。これはこれでいいのですが、綺麗に収まり過ぎていてキンスキーの狂気や妄想にはずっと遠い気がするのです。今の時代なら決して通る事もない企画でしょうが、それを押し切って妄想を実現させた男たちの執念。他人から見れば馬鹿馬鹿しく見えることすらも真剣にやり遂げる事で生まれる感動。歳を経て見直すと、かの時よりも余計に魂が鼓舞され感情移入してしまうのですが、それだけキンスキーやヘルツォークに近づいているという事なのかしら?!

 

 

20141016 3森のかけら】を作り始めて、道楽、遊びだ、そんなものが売れるはずがないと馬鹿にされ、ブログを毎日更新すると言ったら、出来るはずがないと諌められ(事実最近更新が遅れてはおりますが、日々書いておりますので必ず追いつきます!)、『モザイクボード』を作りたいと補助金を申請したら、意味が分からない、面白さが伝わらないと呆れられ、『森のしるし』を作ったら、ノベルティの事が分かっていないと否定され、彼らに比べれば小さな小さな河ですが、私なりに遡上してきたつもりです。

 

20141016 4私なりに考えもあり揺るぎない信念と根拠を持ってやっている事ですが、廻りの常識人から見れば、「小さなキンスキー」のように理解不能な奇行に映るのかもしれません。ずっと昔はどう思われるかにも気を遣っていましたが、母親を亡くしたあたりから随分と気持ちが変わりました。今できる事は誰が何といおうとやっておこう!きっとこの河の上流にはかけらの王国、エルドラドがあるに違いないと!世界で待っている人に「かけら」を伝えよう、かけらで世界制覇するのだ!笑わば笑え、「夢は見続けているかぎりずっと真実なのだ!」




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