森のかけら | 大五木材


当ブログに記載の商品の料金、デザインは掲載当時のものであり、
予告無く変更になる場合がございます。
現在の商品に関しまして、お電話、又はオンラインショップをご覧ください。

20120116 1年明けから弊社倉庫にZEN FURNITURE(ゼン・ファニチャー)善家雅智君を招いて加工してもらっているのは、アフリカ産の『ブビンガ』。弊社の倉庫の奥不覚に眠る事10有余年!数人居た兄弟達も次々と独立して行ったのですが、後に残った内の1枚がこのたびようやく旅立つ事に!木にも流行のようなものがあって、このブビンガも松山周辺では10数年前ぐらいにブームのように使われた時代があって、その頃は猫も杓子もブビンガ!という雰囲気がありました。

 

20120116 2大太鼓の胴に使われたりすることからも分かるように、もともと大きな木が取れるという事がこの木の最大の魅力。『ブビンガの耳付の1枚板』というと、それそのものがひとつのブランドのように誰からも羨望の眼差しで見られたものです。今でもその価値は揺るぎないのではありますが、厚みのある肉厚の木よりも、シャープでライトな木が好まれる傾向が強くなり、一時期出番が減りました。良い悪いという事では無く、時代時代で木の好みが変化していくというだけの事です。

 

20120116 3そのため長い間陽の目を浴びる事の無かったブビンガでしたが、昨年末に幸運な出会いがありました。ただしサイズも重さも半端ではありません。長さ2100X幅1050~X厚み75mmの耳付ブビンガは、大人二人でも持ち上げる事は不可能。三人がかりでようやく持ち上げれるかどうか・・・。そこで善家君工場に運ぶのは断念して、フォークリフトを使いながら弊社倉庫で加工する事に。まずは水平を出すために表面を削ります。当然このような赤い削り屑が出るのですが、これがどうにもモッタイナイ!

 

20120116 4加工した時にいつも思うのですが、樹種の色に合わせて出て来る加工後の削り屑を何とか生かせないかといつも自問しております。端材を捨てるのが勿体無くて【森のかけら】を作ったぐらいですから、これだってそのまま焼却炉の灰になるのは耐え難い現実なのです。更に細かく粉砕してバインダーと固めて【木屑粘度】(あるいは【森の粘土】)を作ってみようかと考えた事もあります。真っ黄色や緑色の木屑お出来ますので、結構色のバリエーションは出来るので、揃うと面白いと思うのですが・・・。実際にいろいろな樹種の木屑を集めてビンに入れて保管していたのですが、完成まで辿りつけられませんでした。樹種ごと、あるいはブレンドしたモノも多数・・・。本当は手に入った木は、削り屑といえども捨てたくなくて、出来る事なら芯も樹皮も削り屑さえも全部何かに使いたい!「ケチ」と笑わば笑え!




オンラインショップ お問い合わせ

Archive

Calendar

2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  
Scroll Up