森のかけら | 大五木材


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20120122 1今年は何とか4、5点の新商品を出そうと思って張り切っています。世に出た商品の裏には、ボツになってしまった累々たるアイデアの屍があります。私の場合、新商品のアイデアの多くは、車の運転中に湧いてくること(降りてくる)ことが多く、帰るまでの間にそれを暖め続けて、事務所で一気に肉付けするパターンです。ひらめいた時には、「俺は天才か!」と思うような事もあるのですが、戻るまでそのテンションが維持できないモノは悲しく消え行く運命にあります。

 

20120122 2慌ててメモでもしておかないと忘れてしまう~なんていう程度のモノは結局、最後まで辿り着くことはありません。イメージだけ浮かんだだけでも、何度でも繰り返し頭に現れるモノは、それがあるきっかけでバインダーとなるモノの出現によって具現化してきます。どちらかというと「形」ありきというよりも、「言葉」ありきのタイプなので、「木言葉」や木の物語を考えているうちに、それが形に結びついて仕上がるという流れです。なので形はデザイン性云々というよりも、素材重視のベーシックなモノがほとんど。

 

20120122 3それが、佐野勝久エスデザイン・スタジオ)&大内智樹パルスデザイン)という二人のデザイナーとの運命の出会いによって、デザインというものの重要性を知ることになるのです。「言葉」がなければ真意は届かないという気持ちは変わりませんが、それがうまくデザイニングされていなければ、野暮ったく押し付けがましいただの独りよがり。「形」がなければ触れることも出来ませんが、そこに「ストーリー」がなければただの器。本来、ものづくりとものがたりは欠かすことの出来ない両輪であるべきなのですが、今までものづくりばかりにスポットライトが当たっていた現実は否めません。大量消費時代から素材を無駄なく有効に活かすものづくりが求められる時代に移ってくる流れの中で、これからは、ものづくりのコンセプトや道程、その背景や素材の魅力などをものがたる事の重要性が高まってくるのは間違いありません。そんな分かった風な事を言っていたら・・・

 

20120122 4まさにそのものズバリの『デザインセミナーIN愛媛 ものづくりXものがたり』というイベントが開催されるということで、佐野さんから事例発表で喋りなさいとのご依頼が・・・!愛媛県美術館において、四国経済産業局主催という仰々しいもので、本来分不相応なのですが、会の趣旨が「デザイン活用による売れるものづくり推進事業」の一環という事でもありますので、ご恩返しの意味も込めて、私のような者でもお役に立てるならばとお引き受けいたしました。その後でトム・ヴィンセント氏の『愛媛の逸品を世界に届ける!-身の丈にあった商売戦略-』という勇気が奮い立つような楽しい講演も控えておりますので、トムの露払いの意味も含めて、零細企業がいかにしてデザインに覚醒したのか!?について喋らせていただこうと思っています。それに絡んで、左記の『四国のこだわり百貨店』というイベントも開催されますので是非『えひめイズム』にも足をお運び下さい。




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