森のかけら | 大五木材


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今日のかけら・#069【センダン/栴檀】センダン科センダン属・広葉樹・宮崎産

先日の『チカミハウス』の完成慰労会が開催されたのが、が開催されたのが、道後石手の老舗料理旅館『栴檀』さんでしたので、木材の『センダン』について触れてみたいと思います。センダンと聞いてまず思い浮かべるのは、「栴檀は双葉より芳しい」の諺ではないでしょうか。こちらの店名もその諺に因んでいるそうで、日本の伝統と文化と心を5つの「き」とし、季・器・気・木・生の5つのコンセプトを意味し円でそれらを提供するサービスを表わされていらっしゃいます。その心意気にたがわぬしつらえ、お料理に大満足でした。

さて、その諺に謳われる『栴檀』ですが、実はそれは雅な香気を発するビャクダン(白檀)の事で、センダンの木を指しているのではありません。ビャクダンは発芽した頃から、香気を漂わせるために、大成する人物というものは幼い頃から人並みはずれた才の片鱗を見せるものだという諺に使われています。『双葉』は、『二葉』ともされますが、いずれも発芽して最初に出る葉を示しています。ビャクダンの中国名が栴檀である事から、混同して使われるようになってしまったのが真相です。

日本ではセンダンの古名を『あふち』といい、古くは『枕草子』にも登場してきます。『あふち』の語源は諸説あるものの、その花の色目が「淡く藤色」である事から『あふじ』に転化したという説が説得力がありそうです。四国・中国・九州一帯が主な生育域だそうですが、昔の歌人たちはいずこでこの花を愛でたのでしょうか。センダンの名前が使われるようになったのは近代に入ってからの事だそうです。沢山の実が鈴なりにつくことから千珠(せんだま)が語源ともされています

また鬼子母神を祭る祭事で、千人の子を持つといわれる鬼子母神に千個の団子を供えた「千団子」が語源という説もあるようです。千団子が縮まってセンダンになったとか。このセンダンは、冬葉がすっかり落ちた後に、黄金色に輝く実が枝にびっしりと鈴なりに群がった様子は壮観です。栴檀の実』は秋の季語ですが、石手川周辺で見かけるその光景は秋の深まりを知らせてくれる風物詩でもあります。しかしその光景も、中世になると古人の歌人たちが愛でた頃とは別の感慨があるようです。その理由は明日・・・

 




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