当ブログに記載の商品の料金、デザインは掲載当時のものであり、
予告無く変更になる場合がございます。
現在の商品に関しまして、お電話、又はオンラインショップをご覧ください。
岩手県盛岡市で開催される日本木材青壮年団体連合会主催の『第58回全国会員盛岡大会』へ参加するために夕方松山を発つことに。松山空港に来ていつも気になるのはこちらのベンチ。平成20年の秋に愛媛で、皇族殿下の御臨席のもと第32回育樹祭が開催されましたが、その際に作られ県内各地に寄贈された木製のベンチ。松山空港にも何台か置かれています。もうあれから5年の月日が流れ、杉のベンチにも歳月の重みが刻み込まれています。何百、何千の人が腰を下ろしたことでしょうか。
全員が揃ったところで出発。いざ、盛岡へ!とはいえ、盛岡までの直行便は飛んでいませんのでとりあえず東京へ。今回は現地合流も含めて愛媛から12名が参加。関西・九州方面ならまだしも、東北地区での大会にこれだけのメンバーが集まるのは初めての事。再来年に愛媛での大会も控えているということもあるようですが、久々に参加させていただいた我々OB4名も、現役会員の活気に頼もしさを感じました。まずは東京で腹ごしらえ。
目的地が遠ければ遠いほど、一緒に居て語り合う時間が多いという事。近隣県だと、めいめいが車に分乗して現地集合という事になってしまいますが、飛行機や新幹線を使うような場所だと、その先の移動もワゴン車のレンタカーで必然的に一緒に行動することとなり、『会話』の時間も長くなります。他会団の事は知りませんが、愛媛はこうして『時間を共有』して過去の木青協の歴史と思いを受け繋いできました。若手には耳の痛い話でしょうが、何度も聴いたであろう話を繰り返し繰り返し・・・これも継承!
東京で一泊した後は、『はやぶさ』で一路盛岡へ。しばらく来ないと東京はあちこち変わっていて、方向音痴な私はすぐに迷ってしまいますが、今回は旅慣れたベテランも多く、皆さんの後を付いていくだけの観光気分。気が利く後輩が多いと本当に助かります。こういう大会は、どういう形で参加するかによって得られる醍醐味は随分変わってくると思います。到着した会場にだけその醍醐味があるのでななく、その道中でも思わぬ宝物は拾えるものです。時間を費やして結果が得られるものは、今は見えないもの。
本日は、今年で6年目となる小野中学校のキャリア教育「職業科」推進事業の「木の授業」。例年通り、実務の木工については、池内一豊君(ウッドワークかずとよ)と谷公彦さん(スタジオモック)のふたりが担当されていて、「わたしの椅子作り」というテーマに沿って、これからおよそ半年かけてこの授業は続いていきます。私はいつものように、素材となる木の話・物語担当。先生方からは「お忙しい中ご苦労様です」とお気遣いいただきますが、こちらこそ勉強の機会を与えていただき感謝です。
中学2年生が対象で、いろいろな講座の中からが生徒が自ら選んで受講するわけですが、各講座の先生もベテランが多くて、控えの校長室で顔見知りの講師の方と出会うこともしばしば。本日は、新居建築の際に大変お世話になったハマーハウスのマスター・濱崎さんと久し振りの再会!医療関係にお勤めで、講師は今回初体験だとか。各方面で前向きに仕事に取り組んでいらっしゃる方に声がかかるようで、そこに友人・知人が多いという事は私もプラスの循環に居るのかも?
さて、授業の方はいつものように、木編に「春夏秋冬」の木の名前から入ろうと思ったのですが、いくら相手は毎年替わるといっても、同じ事を繰り返していても成長がないので、今回は少し構成を変えて『森林多様性』や『カーボン・オフセット』の話から始めました。平成生まれの子供たちを相手に話していて感じる事は、私の仕込んでいるネタとの距離感。というよりもネタが古過ぎて、説明の説明が必要になってしまう事。やはりネタは毎年更新して時代に合わせていかねばと強く猛省・・・。
ワシントンやケネディやA・ジャクソンといったアメリカ合衆国の歴代大統領から、楠正成、加藤清正、山本五十六といった歴史上の人物は名前ぐらいは知っているでしょうが、山本周五郎、国木田独歩、井上ひさし、シェークスピアなどについては、果たしてその作品を読んだ事がある中学生ってどれぐらいいるのか?遥か昔の話のような話にしてしまっては、木を身近に感じる事など夢のまた夢。「この木が漫画『ワンピース』の中で船の材料となった・・・」ぐらいの強いネタがあれば・・・!?
初めてお会いて【森のかけら】をご覧いただき気に入っていただいた方から、こういう商品の存在を始めて知った。見たことも聞いた事もなかった、もっと宣伝したらいいのに、というお言葉をよくいただきます。大変ありがたいご助言です。木や森に興味があるという方、現在新築あるいはリフォームを検討中・施工中という方、木のおもちゃを買いに着た、あるいは何か運命の糸に引き付けられてやって来た、テレパシーがあるという特殊能力を持った方以外は、弊社を訪れる事はありません。
こんな所までわざわざ来られるというような人は、もしや怪しい店ではないだろうかとネットで様子を伺ったり、日頃から拙ブログをご覧いただいているような変わり者、いや熱心なお方なので、【森のかけら】などの商品の事もよくご存知なのですが、たまたま連れられてやって来て、偶然【森のかけら】を見て気に入った、というケースでは、上述のお言葉をいただく事があります。その時感じるのは、商品を宣伝する事の重要性と、「知らされる」事に慣らされた「モノ探しの鈍化」。
これだけ情報が氾濫する中で、弊社のような零細企業の商品(しかもスーパーマニアックな)を、特別に木や森に興味のない人の目や耳に伝えようとしたら莫大な宣伝費が必要ですが、そんな資金も体力もありません。日々テレビや新聞、雑誌などから繰り返し発信され、脳内に刷り込まれていく大手メーカーの商品と同じような基準でで、「聞いた事がない、見た事が無い」と言われても・・・。黙って座っていても、自分の耳や手元にまで届かなければ、そんな商品は認めないという輩もいます。
折角商品は面白いんだからもっと沢山の人に知ってもらうように努力しないとね、なんて簡単に仰る方は、自分が消費者の代表のつもりでいらっしゃるのかもしれませんが、星の数ほどある数多の商品の中で、自分がめぐり合えるのはほんのわずかなひとにぎり。何でも「検索」で済ませてしまう現在、本道を外れ畦道で、膝まで泥につかって手探りで探さなければ出会えない、そんな商品がひとつやふたつあってもいいと思うのです。かつて、古本屋に何度も何度も足を運び、捜し求めていた本に出会い、涙が溢れんばかりの感動を味わった世代としては、砂漠の砂のなかからどうぞ私を探し出してくださいという気持ち。「それ」を探している人に、「それ」が発見された時、誰もが相手にしないガラクタのような「それ」は一躍宝物となって光り輝くのだと信じて。
仕掛け人・藤田氏とともに梅原さんを講演会場の愛媛大学・南加記念ホールまでご案内。するとそこには、次なる仕掛け人、カウボーイハットの男が・・・!そう、かつてオレゴンで魂を洗浄して来て久万高原町で農業に情熱をかける、田村ファーム&フォレストの田村隆吾君。我々は、準備もあって講演の1時間近く前に会場に着いたのですが、彼は既にそこに立ってたのです。実は彼は我々の『仕込み』ではなく、それとは関係なしに飛び込みでやって来た『抜き身の真剣』だったのです!
いや~我々としては願ってもない『隠し玉』となりました。講演まで余裕があったので、田村君も合流して4人で学食に移動。彼は彼なりに、農業の中にデザインを活かす方法、『農業をデザインするヒント』を求めた来たようです。まさか講演前にこういう形で話が出来るとは思っていなかったようで、田村君にとっても僥倖。興奮気味に熱く愛媛の農業と、展望を語ります。梅原さんも興味をもたれたようで、思わぬ所に飛び火しておっさん4人が学食で盛り上がります。
いいタイミングで田村君が参入してきたので、講演会前にすっかり楽しませていただきました。その後、講演会があり、正面の「砂かぶり」に陣取り拝聴。さすがは、土佐のいごっそう、魅せます、聴かせます。分かりやすくて楽しい、足元の立ち位置がしっかり確認させられる素晴らしい講演会でした。話を聴きながらヒントがドンドン湧いてきて、メモメモしていたら壇上からその姿までいじっていただき、またまた餌に飛びつかれましたな・・・ふふふ!かつて遠かった「デザイン」という言葉がまた一歩身近に。
ひとがひとと出会う時は、出会った時それが一番いいタイミングなのだと言われますが、今だからこそ「デザイン」という言葉を自分の仕事に照射させる事が出来るようになってきましたが(きたつもり)、2次元で考えていた「デザイン」が、ひょいと紙の上で立ち上がると、なんと身軽で柔軟で楽しいことか!自分で宝物と決めたものは、それを磨く事を他人に委ねてはいけないと思うのです。なぜって、それは宝物がピカピカと輝きを増す瞬間を他人に預けるなんて、そんなのモッタイナイ、モッタイナイ!
一見すると木材とは直接関係のなさそうな『築地場外市場』ですが、実際に中に入ってみれば至る所に『木』がここにもそこにも!鮮魚や荷物を出し入れする木製梱包材・木製パレットは当然の事ながら山積み。こちらも立派な『森の出口』のひとつ!その用途のほとんどが業務用ですので、一般の方の目にはつきにくい存在なのですが、実は木材特性(軽くてほどほどの耐久性があり廉価で対応能力が高く、廃棄も容易など)を最大限に活かした歴史ある『森の出口』なのです。
木製梱包材・木製パレットは、上に乗せる主商品を移動させるための黒子ですが、安ければ何でもいいというわけではなく、それぞれの用途に合わせていろいろな規制があります。それぞれの国で、木材の病害虫が輸入貨物の梱包材に付着して国内に侵入することを予防するため、海外から輸入される貨物の木製梱包材に燻蒸等の消毒処理を義務付けています。 当然ながらその性質上価格もシビアですから、大量生産によるコストダウンが至上命題。出口は広くてもその道は険し!
かつては鮮魚の卸の移動容器といえば『トロ箱』が主流でした。もう20年も以上前の話ですが、弊社でもトロ箱を製材する製材所に原木を販売していた時期があります。当時扱っていたのは『イエローシーダー(米ヒバ) 』。その頃は、根元が張った原木が多くて、芯で柱などの構造材、赤身で造作材や派柄材を取り、根の張った部分で『トロ箱』が挽けていました。1本の原木を用途に合わせて骨までしゃぶり尽くして綺麗に使い切るという効率的な仕組みが出来上がっていました。
かなり大きな径級の原木が輸入されていた事もあって、当時は良質の米ヒバで1軒分の化粧柱から造作材まで全て揃える事も出来ましたし、柾目の板も潤沢に揃っていたので、寺社仏閣などにもよく使われました。新築の際に立派な長屋門を建てられる家も多かったのでそれにもよく使われました。しかし景気の低迷と共に建築材、トロ箱共に需要が激減。出口を失くした樹種の市場での減退のスピードは速く、一気にこの辺りでイエローシーダーは姿を消してしまいます。
結局イエローシーダーの原木を扱わせていただいたのはわずか数年の事でしたが、お陰で原木商売の醍醐味とスリルも経験させていただきました。取引額が大きい反面、一度風向きが変わってしまうと自分のわずかな努力などではどうしようもなくなる為替の怖さ。それぞれの商売なりにリスクはつきものですが、自分の存在感の見えにくい卸業ではなく、もっと最終的な出口で木に関わりたいという思いが強くなっていきました。築地のトロ箱、鰹節箱がそんな頃の記憶を思い起こさせてくれました。
Category
- 1. 今日のかけら
- 2. 木のはなし・森のはなし
- 3. 木の仕事
- 4. 草と虫と鳥と獣と人と
- 5. 木と映画と舞台とテレビ
- 6. ひと・人
- 7. イベント・講演会
- 8. 気になるお店
- 9. ちょこっと端材
- WOODENTAG& 日本百樹札
- 「森のかけら」舞台裏
- えひめイズム
- おとなの部活動
- お酒にまつわる話
- かけら世界紀行
- かけら日本紀行
- アート&デザインのかけら
- オフセット・クレジット
- オンラインショップ
- キッズデザイン&ウッドデザイン
- スポーツと木
- ハードウッドとウッドデッキ
- パプアニューギニアL.M.H
- フルーツウッド
- メディアあれこれ
- モクコレ WOOD COLLECTION
- モザイクタイル
- モザイクボード
- 一枚板を見せていこう!
- 円い森・円き箱・木言葉書
- 媛すぎ・媛ひのき
- 愛媛のこと
- 愛媛木青協のこと
- 木と本
- 木のものあれこれ
- 木のものづくり+α
- 木のもの屋・森羅
- 木の家具
- 木の玉プール
- 木育のこと
- 未分類
- 森と生きものたちの記録
- 森のかけら玉
- 森のかけら36・森のかけら100
- 森のこだま/森のたまご
- 森のしるし
- 森のめぐみ
- 森のりんご
- 森の出口
- 森の砂・森の粉・森の羽
- 森の5かけら
- 無垢の家具
- 異業種&産官学
- 端材のこと
- 誕生木・12の樹の物語
- 道後温泉とかけら屋
- 都市林業とビーバー雑木隊
- Loopto in Ehime
Archive
Calendar
| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 2 | 3 | 4 | |||
| 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 |
| 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 |
| 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 |
| 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 | |


