森のかけら | 大五木材


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20131008 1.bmp今年の秋祭りは、運行責任者の若頭取の役を拝命した事もあり、昨年までの一歩引いた傍観者的な立場とは打って変わって、祭りの中心の所でお世話をさせていただきました。こういう責任ある立場を任されると地元とのコミュニケーションもより一層深まります。何事もプラス思考で臨まねば活路は開けません。まだこの後、本頭取という現場での最高責任者の大役も残っており、あと数年うちに順番が回ってきそうなのですが、それとてご指名いただければの話。

 

20131008 2bmp町内会に限らず、いろいろな役回りがあいますが、そういう話を持って来ていただけるうちが花。お声もかからなくなってしまっては寂しいものです。お受けする事の恍惚と不安ふたつありの心境ですが、自分がそういう立場になって慌てて皆の理解を得ようとしても、皆日頃の行動はしっかり見ているもの。平素の行いが露骨に現われますので、日頃の意識が大切です。身を慎まなければなりません。天が知る、地が知る、人が知る、そして我が知るであります。

 

20131008 3.bmp私の町では本頭取をすれば一応御役御免という雰囲気で(本頭取に翌年の白タスキというご指南役まではありますが)、その後はあまり積極的に神輿を担ぎに来られる方は少ないそうですが、頭取を受ける年齢が下がってくれば、そんな事も言っていられなくなります。むしろ参加していただきたいところ。地元には地元の伝統的な習慣などもあり、地元出身ではない私にとっては、もう20数年暮らしているとはいっても伺い知れない間や温度は未だにあります。

 

20131008 4.bmpこの町に引っ越して来た時から、寛容に接していただいたご近所の方々も次第に神輿を本担ぎする歳ではなくなってきて、気がつけば私自身も50が間近。見渡せば20代、30代が多く世代も着実に交代しております。隣町在住の、もみじ建築の若きエースたちもど派手に着飾って参集(椿下棟梁㊧と武田棟梁㊨)。お二人とも粋で、勢いがあります!こういう若さを肌に触れると、そろそろ『』やら『渋み』なんていう武器を持たねば戦えないなあなどとつくづく思うのです。

 




20131007 1 .bmp本日、地元の秋の大祭がありました。私が入社するずっと前から、秋の大祭と春の節句は会社はお休みという事が慣習となっています。それで当然今年も会社は休みにして、後の憂い無くお祭りに参加してきました。今年は町内会の組長(任期2年)をしているにも関わらず、ありがたくもお祭りの若頭取の役まで拝命させていただきましたので、お祭り大好き人間では無い私ですが、いつも以上にテンションを上げて暗闇の早朝より公民館へひたひたと・・・!

 

20131007 2 .bmp若頭取の法被を着させていただき、せめて雰囲気だけでもと地下足袋で毎年祭りに臨んでいるのですが、それは失敗であったという事に気がつくのは毎年お昼の休憩になってから・・・。まあ、自分でも呆れるほどに物覚えが悪く、来年こそは運動靴でと心に誓うはずなのですが、当日のお昼に公民館へ上がるために地下足袋を脱いだり履いたりする時にやっと昨年誓った戒めを思い出すのです。どれが誰に地下足袋なのか分からない。さらに、祭りも佳境に差し掛かると・・・

 

20131007 3 .bmp普段から履き慣れない薄手の地下足袋でアスファルトの上を10数時間も歩き回り、足首から踵(かかと)、ふくらはぎ、足の指先までパンパンに張り、筋肉痛でプルプル震え出す両の足を見るに至って、ようやく地下足袋は止めておこうと半泣きになった己の姿が走馬灯のように浮かび上がって来るのでした・・・。そういえば子供の頃、日焼けで背中が真っ赤になり、夜も寝れずに大泣きした教訓はついぞ生かされること無く、毎年夏には日焼けで泣いた事が思いだされるのでした。

 

20131007 4 .bmpさて、今年の秋祭りは平日の月曜日開催という事で、参加者が少ないのではと相当気をもんでいましたが、休日の開催日と同等の50人近い参加をいただきました。子供神輿にも30人近い参加者があり、総勢80人ほどの担き手の皆さんが集まるという盛大なものになり、祭りも大いに盛り上がりました。個人的には馴染みの薄い伊勢音頭ですが、さすがに今宵ばかりは、そのリズムが耳から離れず、仲間たちとの宴のBGMとして頭の中で鳴り響いておりました。

 

 




20131002  1.bmp今年の地元の秋祭りでは、神輿(みこし)の運行責任者のひとりである若頭取を拝命致しまして、この数日祭りの準備に追われています。先日も頭取の皆さんと一緒に、神輿に挿す笹竹を伐りにお宮の裏山に。季節外れの猛暑の中、竹林の中でやぶ蚊との戦い!材木屋としては、和室の装飾や茶室など銘木としてのお付き合いしかない『』ですが、この時ばかりはがっつりと竹の恩恵を甘受させていただく事に・・・。

20131002  2.bmp大人神輿と子供神輿の2つに笹を挿すだけなので、たいした事ではないのですが、それとて伐採の経験の無い人にとっては、どれぐらいの竹をどこからどれぐらい伐ればいいのか勝手が分からないもの。そこは、蜜柑農家を始め山仕事には熟練した方が多いわが町では、皆さん手馴れたもので、手際よく竹を伐り出していきます。公園樹などの伐採にしても実に頼りになります。一方で、材木屋といっても伐採経験の薄い私は使い物にならず。木の仕事も振り幅が広うございまして・・・

 

20131002  3.bmp日本で普通に見かける竹林のほとんどは、マダケ(真竹)モウソウチク(孟宗竹)ということです。根元部分は「尺八」に、素性の良い部分は茶室などの造作にも使われています。以前はよく凝った一般住宅においても、竹材を利用していましたが、竹材にとって最大の問題は「」。伐りたては綺麗に見えても、後から虫が出てくるのが竹材の常。伐った時は青々として瑞々しい竹も、しばらく放置しておくと穿孔した虫の木粉が小山を作ります。これも虫たちの住処なのです。竹も人のためだけのものにあらず。

 

20131002  4.bmp  しっかり防虫処理を施していないと後から痛い目に遭うことになります。この仕事に就いて、内装材の指針がまだ定まってなかった頃に、竹のフローリングにも手を出しましたが、まだメーカーも試行錯誤の時期だったようで、防虫処理の甘さから虫の被害で大きな問題になった事も・・・。私の意識の中では、竹は「銘木」というカテゴリーに入れてしまい勉強しないままに今を迎えてしまいました、反省。これを機会に少しは竹も勉強せねばバチが当たるかも・・・

 




全画面キャプチャ 20131013 130158.bmp数年前より細々と集材して仕込んでおいた愛媛県産の広葉樹が、そろそろ出番を迎えようとしています。人工乾燥機にかけずに天然乾燥にこだわりましたので、相当に時間はかかったものの木本来の艶や光沢がしっかり楽しめます。本日も愛媛県久万高原町産のオニグルミの仕分け作業をしました。決して大きな木ではありませんが、妙なもので地元の広葉樹というだけで何だか心がウキウキした気持ちになってくるのはなぜでしょうか。

 

 

全画面キャプチャ 20131013 130153.bmpこれを1枚ずつ長さや巾、厚みなどを採寸し、節や割れの有無などのコンディションを検品して値段をつけていきます。今までは主に、北海道産や中国産のオニグルミを扱ってきましたが、地元で原木から乾燥を経て、自ら仕分けて寸法取りして品番と値付けをするのは特別な感覚です。鬼皮がついたまま製材しましたので、自分たちの手で堅い鬼皮を剥いで虫の被害にも備えました。しかし中には既に白太に虫の穿孔痕があるものも・・・。これも甘い果実のなる木の宿命です。

 

全画面キャプチャ 20131013 130146.bmp

今まで使ってきたクルミ材の多くが人工乾燥材だったので、それに比べると天然乾燥のものは同じくすんだ茶褐色でも、しっとりした雰囲気があります。オニグルミの気乾比重は0.53で、同種のブラック・ウォールナットに比べるとずっと軽く軟らかいのが特徴で、弊社での用途としては主にカウンターやテーブルなどの家具材に限られていました。クルミの耳はくどさもない割りに広葉樹らしさを楽しめるので、白太と心材の色味のコントラストのメリハリもあって、耳使いの指定が多いのも特徴です。

 

全画面キャプチャ 20131013 130052.bmp色の濃淡差が激しいと白身が混ざるのを嫌う傾向がありますが、あえて混在した使い方、見せ方をするのもクルミの場合は有りだと思います。特に県産材のクルミの場合、巾が狭いので幅剥ぎでの使用は必至です。ちょっと粗めのオニグルミの手触りも、無垢材を実感できます。癖や狂いの少ない素材で、虫の影響を受けやすい事から、小さな虫穴でも敬遠され着色塗装して使われる事もあるようですが、この柔らかい表情を楽しむにはクリア塗装こそがお勧め。小さな虫穴に恐れず、大胆にクルミを楽しんでいただければと思います。

 




20130815 1今年のお盆の里帰りは、子供たちの強い要望もあって、こどもたちだけひと足先に実家に帰省。散々プールで遊ばせてもらったにも関わらず、私たちが帰省した翌日も結局川遊びに行く事になりました。この夏は、お隣の四万十市の江崎川で国内観測史上最高気温41.0度が観測されるなど、田舎=涼しい図式は崩壊。クーラーの効いた部屋で寝転がっていたい気分でしたが、それが許されるはずもなく定番の川に行ったのですが雨不足で水量激減!

 

20130815 2四万十川でも水量が減って、あまりの暑さに川も生温く鮎の捕獲も減っているそうですが、こちらの川の温度もいつもの冷え冷えではありませんでした。いろいろな場面で過去の常識が通用しなくなっていってきています。住宅の工法などを見ていても、金物工法や断熱システム、使用部材の劇的な変化など年々変わり行く家作りの現場に接すると、ベニヤの裏に図板を1枚書いただけでトントンと棟梁がゲンノウを振るっていた時代は古き思い出の中。

 

20130815 3過去の記憶を美化して足踏みしていても仕方の無い事ですが、家作りに関わらずおじいさん、おばあさんの生活の知恵が通用しないほどのシステム上の変化、気象の変化は、積み上げてきた過去の経験を全否定するようで一抹の寂しさもあります。科学技術の向上、発展は過去のさまざまな謎や不思議を解明してくれますが、いわゆるダークサイドが明るくなってしまえばいいというものでもないはず。何だかよく分からない闇や薄暗さも絶対必要な存在。

 

20130815 4見えてはいけなかったものや、あえて見ない事で成り立っていて約束事や連帯意識のようなものまですべて白日のもとに晒されて、OかXのに二者択一を迫られているようにも感じます。この数年、ずっと来ているこの光景ですが、いつまでこの姿を保っている事でしょう。子供たちが川遊びをするという事でありがたいことに兄が事前に道の草刈りをしてくれていたのですが、故郷の森の風景は年々弱っています。いろいろな要因が複雑に関わりあってその解決方法は容易に見つかりません。

 

20130815 5田舎の山は手入れがされず、年々倒木は増え、森は痛み老いています。バチが当たる、お天道様が怒っている、山の神が泣いている、そんな言葉も背景の自然からひっぱり剥がされ白日のもとに晒され軽んじられ、そこにある森とは別物として論じらます。せめてここで無邪気に笑う子供たちだけでも、目の前にある自然とて人の手が加えられて何とか維持されているという事に無関心や無反応でいてほしくないと思うのです。失ってしまっては二度と戻らないもの・・・




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