森のかけら | 大五木材


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20140921 1最近ニッキ水やらニッキ飴などを口にする機会はなくなったのですが、シナモンについては料理にも使われるので、ときどき口にしています。ニッキとシナモンは、同じクスノキ科でも種類の違うニッケイの木である(シナモン=セイロンニッケイ)という事は先日ご紹介いましたが、そのシナモンには『オイゲノール』という成分が含まれていて、そのお陰でニッキよりもマイルドな香りになるのだそうですが、他にもシンナムアルデヒドという防虫効果のある成分も含まれています。

 

20140921 2その防虫効果を活かして、太古のエジプト、メソポタミア時代ではミイラの防腐剤に使われていました。一方では香辛料として使われるシナモンをミイラに使おうという発想!先人たちの植物に対する探究心は半端ではありません。シナモンは蟻や虫が嫌うそうですから、そのあたりから防腐効果に繋がったのでしょう。ミイラの防腐剤にはシナモン以外にも天然の抗菌物質と呼ばれるプロポリスや胡麻油、樹脂など防腐効果のある天然素材がいろいろな使われていたそうです。

 

20140921 3ミイラと言えば、かつて『ザ・マミー』なる全身を包帯で覆ったキワモノレスラーがいました。正体はベンジー・ラミレスというコロンビア出身のレスラー。このレスラー誕生の背景は・・・1961年のある日、テキサス州ヒューストンの港に、ベネズエラから入港した1隻の貨物船があった。その荷物の中に古い棺があったのだが、船員が誤って棺を開けてしまい、中から古代エジプトのミイラが蘇り、リングに登場したのだ〜!私の生まれる2年前に日本のリングに初登場。

 

20140921 4当然、私もリアルタイムでは見ておりません。雑誌などでその姿を知っているだけですが、薄汚れた包帯とザンバラ髪を振り乱して戦う姿はミステリアスな雰囲気満点!私、こういうキャラは大好きなのです。しかし残念ながらエジプトの呪いが弱かった・・・実力あってこそキャラも立つというもの。ほとんどの人の記憶に「企画モノ」としてしか留まりませんでした。このザ・マミーをヒントに、漫画タイガーマスクでも『ザ・エジプトミイラ』という全身包帯のレスラーが登場しました。

 

20140921 5ただしアニメで動きが加わるともの凄くチープで、私は断固として辻なおき氏作画の漫画のタイガーマスクを支持します!ちなみにご存じの方も多いと思いますが原作はかの梶原一騎先生。昔はこのザ・マミーをはじめ、怪奇マスクマンも多く私は溜飲を下げたものの、最近ではすっかりネタも出尽くしてしまった感があります。もっと真剣に背景設定をする必要があります。昔のレスラーは個性的で、キャラクターがしっかりしていてなおかつシンプルで分かりやすかったものですが・・・。

 




20140516 1家内が積み木遊びのイベントに持っていくために座敷に置いていた童具館さんの積み木『WAKU-BLOCKシリーズ』。カバの木で作られたこの無垢の積み木は、和久洋三先生が考案された大人気商品で、非常に優れモノの積み木です。45㎜の基尺に基づいて、その2倍体(45×90㎜)、3倍体(45×135㎜)やその半分の厚みのものなど、一定の基準サイズに従って作られているので、無造作に重ねても自然に高さのバランスが取れるように出来ています。

 

20140516 2ピッタリとつなげられるように、あえて角の面取りもしていないので一見すると武骨にも感じますが、それも積みあがった際の密着度などと、隙間なくピッタリと木が引っ付く仕上がり感をこども視点で計算された上での心憎い設計。そんな『WAKU-BLOCK』を使って夕食後に、息子が黙々と木を積み上げていく音が、書斎に居る私の耳元にも聞こえていました。昼間、家内の手伝いにイベントに行っていたので恐らく余韻が残っていたのでしょう。

 

20140516 3しばらくすると座敷から「来て~!」の声。行ってみてビックリ!最近息子は三国志にはまっているのですが、その前の時代に秦の始皇帝が天に届けよと建てた阿房宮のように、天井までもう少しの高さまで積み上げられていました。そこから先は椅子を2個積み上げても届かないので、肩車をしてくれとの誘いでした。まあよくぞここまで一度の倒壊もなく積み上げたものだというわが子のバランス感覚に敬意を払い、肩車で気が済むまで積み上げさせてやりました。

 

20140516 4株取引の有名な格言に『人気は必ず衰える。木は天まで届かず』というのがありますが、こちらのタワーは最後まで微動だにせず遂に天(井)にまで到達!2450mmのタワーが完成しました。とりあえず高さを計測する、とメジャーを持ってきて高さを測り満足げの息子。どちらのDNAを受け継いだのか・・・思えば私もこういう子供でした。それがやがて大きくなって【森のかけら】を生み出していくのですから、ものづくりの原点はこういうところにあるのかもしれません。よくイベントでこういうタワーの「崩壊現場」に遭遇しますが、ため息と歓声が交錯する中、積みあげられた「時間」が一瞬で崩れ去っていく瞬間の空気は何とも複雑なものがあります。それこそが次なる挑戦へのエネルギーとなるのですが・・・。阿房宮の喪失感、初夏の夢のごとし。

 




Exif_JPEG_PICTUREこの『太陽公園・白鳥城』にはただただ呆れるばかりでしたが、多くの人が素通りする中で唯一私の足が留まるコーナーがありました。それは白亜の城のかなり上の階だったと思うのですが、「くるみ割り人形」ばかりが展示してあるコーナーです。建物の入口付近にドイツ連邦共和国総領事からのメッセージが石碑に刻まれていたので、ドイツとの関係もあるようで、そのためだと思うのですが、ドイツの伝統的な民芸品である『くるみ割り人形』がズラリと並び、その作業風景も再現されていました。

 

20140425 2『くるみ割り人形』といえば、チャイコフスキーが作曲したバレエ音楽として有名ですが、その中に登場するのが木造りのくるみ割り人形です。ドイツではクリスマツツリーの代表的な装飾品でもあるという事で、クリスマスのプレゼントにもなっていたそうです。そのため舞台もクリスマスシーズンに上演されることが多いようですが、ちょっと日本人には馴染みの薄い話ではないでしょうか。私も子供の頃、読んだはずですがどうしても細部が思い出せず改めてストーリーを読み返してみました。

 

 

20140425 3あらすじを紹介すると、クリスマスイブの夜、少女クララの家ではパーティーが開かれていて、そこでクララは人形使いからくるみ割り人形をプレゼントされます。その夜、クララが目覚めると体が小さくなって、ネズミの大群と戦うくるみ割り人形に出会います。その後、くるみ割り人形は素敵な王子に変身し、クララをお菓子の国に連れて行きます。そこではいろいろな踊りが披露され、最後に金平糖の精と王子が踊るのですが、ふと気が付くとクララは自分の部屋で目を覚まします。すべてが夢だったのです。

 

20140425 4その後に呪いの解けた王子が現れクララに求婚し、ふたりは幸せに暮らしました・・・というのが大筋です。かなりザックリとしたあらすじですが、話の肝は見た目に不格好で醜いくるみ割り人形をクララが受け入れ、兄が無理矢理硬いクルミを割らせて壊れた体に包帯を巻いて看病してあげるというところでしょう。くるみ割り人形という存在を知らない今どきの子供たちからすると、クルミを割るだけの実用的なキッチン用品に恋をしてしまった夢見る少女の物語という事になるのかもしれません。

 

Exif_JPEG_PICTUREこのくるみ割り人形の起源は、ドイツ ザクセン州のザイフェン村で15世紀頃に作られたもので兵士や騎士、王様の格好をしたものが多いのは、権威をふりかざす彼らの口を硬いクルミで塞いでしまおうという村人たちのささやかな抵抗、憂さ晴らしから生まれたものによるということです。日本でも硬いクルミの殻の凹凸は、醜い鬼に例えられていますが(オニグルミ)、ドイツにおいても尋常ではない殻の硬さは「権力への抗う象徴」とみなされているのは何だか気の毒に思えてしまうのです。   




20140404 1近々、松山市内にて個性的な「そば屋」さんがオープンします。現在店舗工事中ですので、正式にオープンしたら改めてご紹介しますが、本日はその新しく出来る蕎麦屋のオーナーがご来店。ご注文いただいておりました、お店で使われるトレーが出来上がったのでお引取に来られたのです。このお店では、食べ物だけでなくお店に置くものも出来る限り愛媛県産のモノを使いたいという事で、トレーについても愛媛県産のスギを使って作らせていただきました。

 

20140404 2そのトレーがこちら。一般的なものよりややこぶりなサイズです。特別に変わったデザインでも特別な技法があるわけでもありませんが、こういうものはお店で実用的に使われるサイズ、デザインでいいんです。あくまでも主役は蕎麦!だからといって、素材は何でもいいのかというと、素材にはこだわりを持つというのがこちらのオーナーの流儀。久万高原町産の天然乾燥のスギを使いましたので、トレーに鼻を近づけるとほのかにスギの香りが鼻腔をくすぐります

 

Exif_JPEG_PICTURE昔はスギの化粧板(大きな節がなくてそのままあらわしで使える程度の材)といえば、軒の化粧板とか天井板、腰壁などに使われるものという認識しかなかったのですが、今は建築材はもとよりこういう飲食店の什器や箱モノ、空手の試割り板、ノベルティグッズなどに幅広く活用させてもらっています。ただ、スギはとても軟らかくすぐに傷がついてしまうので、加工には非常に神経を使います。その分少々の傷であれば修復も容易だということもありますが。

 

 

20140404 4景気のよかった頃に比べれば、確かに店舗で使われる木の量は減ったと思います。確かに高価な1枚板がバンバン出るという事は少なくなりましたが、予算が厳しいからこそ折角使う材の事は自分の目でしっかり見極めて選ぼうという流れもあるように感じます。昔に比べてオーナーが木を見に来ていただく事が多くなりました。私としてはオーナーと直接お話させていただいた方が、アツアツの思いも伝えられるので大歓迎!のちのちお店にも行けやすくなりますし!




20130413 1昨晩の地震は驚きましたが、幸いなことに自宅・会社共に一切被害はなく安堵しました。しかし、地震が発生した際に脳裏をよぎったのは、倉庫に木材が散乱した修羅場!2001年に発生した芸予地震の際には、倉庫に立て掛けてあった4mの材が両壁から折り重なるように倒れてしまい、動かそうにも容易には動かせず、特に集成の造作材などは傷まみれになり使い物にならなくなってしまったという辛い過去がありましたので、今回も・・・と不安になったのです。

 

20140313 2しかも間が悪い事に、その日の夕方から加工場において乱尺のフローリングの塗装をしていたので、倉庫の中には短尺のフローリングが二本の桟の上にタイトロープ状態でズラリと並んでいました。乱尺というのは、文字通り長さが不揃いという意味で、最低450㎜から1000㎜程度の長さまで数種類に分かれていて(1箱にはおよそ半坪分入っています)材の四方に本実加工がしてあり、現場で1枚1枚の木柄や色合いを調整しながら貼っていくタイプのものです

 

Exif_JPEG_PICTURE一般的には、工場で短いものをつなぎ合わせて一定の長さに仕上げたユニフィンガージョイントが一般的です。乱尺のフローリングは非常に手間暇はかかるものの、針葉樹のように通直に成長しない広葉樹においては、材を有効に活用できるだけではなく、施工する大工さんの感覚でバランスの調整がされることで、より無垢材の味わいが強調されます。それぞれのパーツに強い個性があるので、貼り方ひとつで雰囲気も随分変わってきます。特に幅広サイズに有効です。

 

20140313 4その乱尺のフローリングを工場一杯に広げて塗装し乾かせていたので、絶対に散乱して傷まみれになって使い物にならなくなっていると愕然とした気持ちで、翌朝倉庫の扉を開けてみると・・・!なんと1枚も落ちてはいなかったのです。120㎜幅のオークの乱尺フローリングでしたが、よくぞ耐えてくれたものです。安堵しました。施主さんがこだわって選んでいただいた商品が、喜んで使っていただけるか、廃棄しなければならなくなるかの大きな境目でした。

 

20140313 5しかし、改めて見直せば倉庫には高く積みあがった商品のタワーがあり、一歩間違えばすべて使い物にならなくなるところでした。場所が狭いのでついつい上へ上へ積み上げてとしまうのですが、今回の事を踏まえてもう少し低く積み直そうと決意。多少の傷がついても削り直せる無垢材ならまだしも、フローリングなどはわずかな傷が致命傷となりかねません。直せるものは直してつかうがモットーですが、まずはそうならない事をせねば。皆さん、ご心配おかけしました。




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