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今年で6年目になる生涯学習センターでのコミニュティ・カレッジ「ふるさとの森林講座」の講師を務めさせていただきました。引き出しの中身が少ない私にしてみれば、5年も話をさせていただければ、中身がすっかりスカスカになってしまっているのですが、折角お声をかけていただいているので、お言葉に甘えて、自分自身の「生涯学習」という意味も込めて、凝りもせずに今年も登壇させていただきました。この講座以外ではここの玄関をくぐるたびに、ああもう1年が経ったのかと実感。
今までは、講座の最後のオオトリとなる3月後半が多かったのですが、今回は少し早めに2月の出番となりましたが、当コースのスケジュールを眺めれば、こちらもレギュラーメンバーの「愛媛千年の森をつくる会」の鶴見武道会長(愛媛大学客員教授)、「木材と木造住宅の研究会」の織田博顧問(元㈳愛媛県木材協会業務部長)はじめ、アカデミックな大学の先生方に囲まれ、市井の材木屋の親父としては肩身が狭いのですが、リアルな現場感のある話ができるのが私の唯一の取柄。
私の講座テーマは、『木を楽しむ力、木を物語る視点』という、いつものようにザックリした内容ですが、木の用途(出口)や誕生木の事などをお話しさせていただいていたら、結構ご質問を受けましてその質問に答える形で、ごくごく自然にレジュメから脱線。その後は、得意中の得意である、木にまつわるあることないことのよもやま話へ。この一点だけに限って言えば大学の先生方とだって負けない自負があります。というか、そこが私が講師に選ばれている唯一の理由だと自覚。
それで調子に乗って、木にまつわる逸話やら伝承などを話していたら、あっという間に2時間終了~。受講された方にとっては、話があっちこっちに飛びまくって取り止めのない話になってしまいましたが、今までの講座の中では一番笑いも取れて(あくまでも自分なりの判断で)、自分的には満足(?)。やっぱり材木屋としては、笑わせてなんぼというのが大前提(!)なので、『聞いて楽しい木の話』という極みを目指さねばなりません。大爆笑を取れるいつかその日まで~!!!
先日の話続きですが、住宅そのものではなく別の形で行う木の啓蒙の実践として弊社が取り組んでいるのは、子供たちへの木育活動。木の玉プールや木の玩具などで子供たちに自由に遊んでもらい、五感を通じて木に触れ親しんでもらおうというもので、主に家内が担当していて、日々車に木の玉プールや玩具を一杯詰め込んで県内の幼稚園や施設を飛び回っています。その一環として少し前の話になりますが、12月に開催して触れそびれていた『第6回大五木材の青空市』について。
告知だけしておいてすっかり報告するのを忘れてしまっていたのですが、出展された皆様のお陰で大盛況でした。出展される方々も増えてきて、初めてお見掛けするお顔もいらして、ほとんどPRもしていない一材木のささやかなイベントながら静かな広がりを感じています。天候にも恵まれて、駐車場も狭くてすぐに満車になるのですが、何をどうすればいいのか勝手知ったる沢山のお客さんがお越しいただきました。
このイベントそのものは大五木材の女子部主催で、私は裏方なので実はあまり詳しい内容については分からなかったりするのですが、木の素材ということに限らず、さまざまな素材(石や布や鉄など)を使って個人で創作活動されている方が身近なところでこれほど多く居ることに驚きました。いまどきですから、店舗などなくともネットで販売も自由にできますが、結構顧客を持っていらっしゃる方もいて、個人商店とはいえかなりレベルの高い店もあってなかなか濃い顔ぶれ。
スタッフが少人数なので落ち着いて来客数をカウントする時間もないのですが、延べにすると恐らく4~500人ぐらいの方がいらしたのではないかと思います。あまりに賑わいに通りすがりの車が止まって様子を見に来るなど波及はあって、もっと宣伝すれば人も来るのにとは言われるものの、身の丈にあった以上の事をすると思わぬトラブルが起きたりするもの。無理のない手作り感溢れるイベントで、長く続けられればいいと思っています。関係者の皆様、ありがとうございました。
木言葉とか誕生木とか、『誕生木のたまご』などが暮らしの中のどういう場面であると楽しい、面白いなんてコンセプトでいろいろ考えていただきました。シンキングタイムも限られていたのと、その後深く掘り下げる時間もなくなってしまい申し訳なかったのですが、若い感性で考えていただいた使い方やコメントの中には、少しひねりを加えれば使えそうなものもあり収穫、収穫。まあ何とか予定時間少しオーバーで閉会しまして、そのまま参加者の学生たちと懇親会へ。
当日、甲斐先生は車の運転があって残念ながらいつもの『酒豪伝説』の登場とは至らなかったものの、ノンアルコールでもお酒を手にすればこの素敵な笑顔!甲斐先生や郡司島先生と生徒たちの関係を見ていると、私の学生時代には考えられなかったほどフランクというか、接していて羨ましくなるほど良好でかつ親しみ感が半端ないのですが、象牙の塔にこもらず積極的に社会参画しているSENSEをはじめとする彼ら学生たちが、それだけ「おとな」なのかもしれませんが。
当時もきっと私の知らないどこかでは、先生と生徒との間でこういう交流があったのかもしれませんが、そういう機会を与えられたとしてもその頃の私であれば隅で無言で酒を飲んでいた事でしょう。材木屋という仕事に従事し、それから10数年かかってようやく『かけら屋』という自分のポジションを確立できた今だからこそ、こういう場面との巡り合いがあるのですが、昨今の学生たちとの成熟度のスピードを見比べながら、『境遇は人を育てる』を強く実感致します。
ちなみにこちらの、酒を手にした満面の笑みを浮かべる巨躯の青年は、今回仲間を引き連れて参加してくれた二宮智明君。会場で会った時は、先生?かと見まがったほどの堂々たるメタボな体型でしたが、木の事に非常に興味を持ってくれて、「将来自分が家を建てる際には是非よろしくお願いします!」なんて心憎い台詞で、おっさんを泣かせる操縦術にも長けているのですが、聞けば田舎も近くて日本酒好きという事で意気投合。嗚呼、すっかり甲斐先生の刺客の術中に落ちてる・・・。
以前予告していた『COMS白熱教室2015』が開催され、ゲストスピーカーとしてお話をさせていただいたのですが、ありがたいことに沢山の受講者が集まっていただきました。主催が、『おとなの部活動』との交流戦で刃を交えた地元の大学生たちのグループ(SENSE)という事もあって、参加者のほとんどが学生さん。『カワリモノ~多様性の時代に~』というテーマで声がかかったので、まずはでなぜに材木屋が今こんな変わったような事をしているのかについて。
そんなカワリモノ材木屋が作り上げた『誕生木』については、入室の際に12種の木の中から印象で選んでもらった『森のこだま』の紹介をしながら、ひと月ずつ背景の物語や木言葉を交えてご紹介。『誕生木』が出来るまでは、こういう講演の場でお話する内容としては『いかにしてこういう変な材木屋になったのか?!』という材木屋人生の変遷と、『木の名前の由来』を紹介するクイズ形式の木の漢字の話ぐらいしかネタがなかったのですが、新たな井戸を掘りあてた気分。
しかし、新たな井戸もいずれ枯れていきますので、常に次の井戸を掘り続けねばなりません。以前は、話の内容がかぶっても聞いてくださる方は、イベントごとに入れ替わっているのだからいいかと考えてもいましたが、狭い松山の事、主催や対象が全然異なるようなイベントでも知った顔が会場にいらっしゃるという事も増えてきていて(まあこんな私の話を聞いてくださる奇特なマニアの方々ですから)同じような話を何度も繰り返しさせていただく事に罪の意識を感じています。
そのお陰で、ネタ帳も何も無しでなんとか1、2時間は話がつなげられるようになったものの、やはり進歩が無い。今回も後半はワークショップとして参加者にもいろいろ考えてもらうという予定でしたが、案の定私が喋りすぎて時間が足りなくなり大幅にカット。非常に反省しております。それでも一応、自分の誕生木についてどういう場面で使えるのか考えてもらい、葉っぱにコメントを書いて、事前に作っていただいていた枯れ木にコメントの花を咲かせてもらいました。
この『えひめのすごいもの博』は、愛媛県と松山市の共催ということで、愛媛県内全域からさまざまな職種の企業が集まって来られますので、馴染みの顔や久し振りの再会があるのも楽しみのひとつです。しかし、場所が広いということもあって、自社ブースが盛況だと(決してバカ売れしているという意味ではなく、2人で切り盛りしているので持ち場を離れられないという意味で)あちこちブース巡りも出来ずじまい。そんな中にあっても貴重な出会いがありました。
それがこちらの『無茶々園』の川越 江身子姐さん。無茶々園の柑橘類ベースのコスメブランド部門『yaetoco ~ヤエトコ~』の方では、『おとなの部活動』を通じて高瀬英明君や岩下紗矢香さんなどとディープな交流を深めているのですが、こちらの江身子姐さんこそが、yaetocoの懐刀にして生ける伝説。Facebookでしばしば切れ味鋭いコメントをいただき、薫陶を受けているのですが、間接的にお言葉を賜っているばかりで、何度か機会あれどお会いすること叶わず。
『おとなの部活動』の初代猛獣使い・藤田雅彦氏をして、世が世ならば話をすることすらも憚られる地位にのぼりつめて、影からこの国を動かしていたやもしれぬとまで言わしめた論客にして才媛。このたびようやく念願が叶い、ご尊顔を拝し奉りました。いつものエッジの効いたコメントから察するに、冷酷無比な鉄仮面の女帝・西太后のような恐ろしいお方(!)かと思っていたら、なんとも穏やかでみかんを愛する笑顔の素敵なお姉さまでございました。百聞は一見にしかず。
わずかな時間しかお話しできませんでしたが、 一度でもこうして顔を合わせてお話しするだけで、次からいただくコメントの言葉の裏側まで類推することが出来そうです。それにしても、ガンダムプレゼンを駆使する曲芸師・高瀬、28歳としか思えぬ落ち着きっぷりと貫禄の岩下、斬鉄の切れ味を持つ言葉で人を斬る江身子姐という面々を擁し、表向きはコスメなどとお洒落なイメージを装いながらも、実は必殺仕事人養成所のような無茶々園の闇の深さこそ恐るべし!
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