当ブログに記載の商品の料金、デザインは掲載当時のものであり、
予告無く変更になる場合がございます。
現在の商品に関しまして、お電話、又はオンラインショップをご覧ください。
台風や人間関係のトラブル、資金難など次から次へと襲い掛かってくる天災、人災、さまざまな要因で撮影現場が混乱に混乱を極め、その狂気が映画そのものに反映された奇跡の作品、それが『地獄の黙示録』という映画であります。私の大好きな映画監督フランシス・フォード・コッポラが、ゴッドファーザーで稼いだ全財産を注ぎ込み、それでも足らずプロダクションを潰してまで完成させた愛と凶器と執念の作品は、公開後世界中で賛否両論となり歴史に名を残すことになりました。
その『地獄の黙示録』は、カーツ大佐の暗殺指令を受けたウィラード大尉がカンボジアのジャングルを遡っていく話ですが、『アギーレ/神々の怒り』も狂気の河を上流へと遡っていく物語です。16世紀の南米、インカ帝国を滅亡させたスペイン王国はアマゾンの奥地に黄金郷(エルドラド)を築いたとい噂を信じて探検隊が派遣されます。猛暑と不快な環境の中で倒れていく隊員たちの中で一人だけ目を輝かせて生き生きとしてるのがクラウス・キンスキー演じるアギーレなのです。
15歳になる自分の娘を連れて筏に乗ったアギーレはやがて誰の忠告にも耳を貸さなくなり、ジャングルの中で彼の狂気は目覚める!そしてアギーレはエルドラド王の建国を宣言。しかし進めども進めども黄金郷は見つからず、食糧は尽き、人喰い族の襲撃を受け孤立。それでも娘と結婚し、黄金郷を手に入れようとする妄想に突き進むアギーレ、彼は叫ぶ「俺は神だ。怒れる神なのだ〜!」。仲間の死体を載せた筏は更に奥地へと進んでいくという、誇大妄想の男の狂気が描かれています。
もはや演技なのか地なのかも分からなくなるほどの怪演!事実、現場でのキンスキーの異常ぶりも凄まじかったようで、ロケ先でも本物のピストルを持ち歩いていてエキストラたちの小屋に向かって発砲し、エキストラの指先が吹っ飛んだとか、まさにアギーレを演じたキンスキーそのものが『怒れる神』となり現場は恐怖と混沌で支配されたそうですが、そんな中からこのような傑作が生まれるのですからまさに狂気と天才は紙一重。この後更に男たちの誇大妄想はますます膨らんでいくのです・・・
いま、「アギーレ」という名前を聞けば、ほとんどの日本人はサッカー日本代表の監督を務めるハビエル・アギーレ・オナインディア(Javier Aguirre Onaindía)の事を思い浮かべるでしょう。うちの息子もサッカーをやっているのですが、それほどサッカーに詳しくない私は、そのアギーレ監督がどういう経歴の持ち主で、どういう戦術を使い、どれほど優れた指導者なのか分からないのですが、その名前をテレビなどで聞くといつもまったく別の人の顔を思い浮かべるのです。
その人とは、怪優として知られたクラウス・キンスキー(Klaus Kinski) そのひと。かの美人女優ナスターシャ・キンスキー(テス、キャット・ピープルなど)の父親として知られているドイツ生まれの俳優です。なぜこの親からあの美しい娘が生まれるのかというのは疑問はさておき、面妖な風貌から一度見たら二度と忘れられない超個性的俳優は、常軌を逸したような相当癖のあるアクの強い役ばかりを演じ(そういうオファーになるのでしょう)、数々の名作にも出演しました。
端役として画面にチョイ映りするだけでもそのシーンの空気を丸ごと持って行ってしまうほど、素のキャラが映画のキャラに勝ってしまうという稀代の怪優でしたが、残念ながら1991年に亡くなりました。例えるならばドイツ版勝新太郎!普通の社会生活を営むには相当に問題があるのだけれど、こと映画となるととんでもない輝きを放つというタイプ。数年前にナスターシャの異母姉が、父親から繰り返し性的暴行を受けていたことを告白するなど性格もかなり歪んでいたようですが。
そのクラウス・キンスキーが演じた数々の強烈な役柄の中でも彼の代表作と言っていいのが、ニュージャーマンシネマの旗手と言われた(これまた少しいっちゃっている)ヴェルナー・ヘルツォークが監督した『アギーレ/神々の怒り』という映画。1972年公開の映画で、ベルリンの壁が崩壊する前の西ドイツの映画ですので、一般には知られていない作品だと思いますが、映画ファンの間では「もうひとつの地獄の黙示録」として、カルト化された伝説の映画なのであります。明日に続く・・・
来たる10月19日の日曜日に、日頃からお世話になっている日本でも指折りの名栗専門店・㈲橘商店さんで、『第一回橘商店木材フェア』が開催されます。場所は、大阪市住之江区平林にある中田木材工業㈱さんの敷地内で、時間は9:30~16:00。一日だけの限定イベントですが、トチやケヤキ、ホオ、クリ、ブラック・ウォールナットなどをはじめとした国内外の様々な広葉樹の展示即売会、並びに橘商店オリジナルの木製小物類の販売などが行われる楽しみなイベントです。
橘商店の社長である橘明夫君とは、日々いろいろな情報交換をはじめ、木材の仕入れなどに行ったりと、広葉樹つながりの良き商売仲間です。私よりも随分若いのですが全国に張り巡らしたネットワークとフットワークの軽さは業界でも群を抜いており、いつも貴重な情報をいただいております。明夫君のところは、設計事務所や材木屋からの依頼で名栗加工をしたり木材販売をする『卸し』の要素が強い仕事をしていまうのですが、今回は一般の木工家などにも門戸を開いたイベントです。
大阪の平林という場所は、昔から『木材の街』として知られ、港が近い事から木材集積場としても栄えてきました。通りを走れば、名だたる材木問屋が看板を連ねる所なのですが、その多くが業界で商材を主とする問屋業で、一般の方には木の街といっても少し馴染みが薄いかもしれません。そんな町で開催されるこのイベントは、エンドユーザーに実際に木を見て、触れて、もっと知ってもらおう、もっと身近に感じてもらおうという明夫君の熱意が基になって生まれたものだと思います。
やはり木は五感で楽しむもの。本やネットで見るよりも、実際に触れてその醍醐味を味わっていただくのが一番です。大阪周辺の木を愛する皆さん、多くのいろいろな広葉樹に触れる機会ですので是非ご参加下さい。まるで私も関係者のような呼びかけですが、当日私は会場にいるわけではありません。が、その代わりに【森のかけら・日本の100】が皆様をお出迎えします。会場のどこかで展示販売させていただいております。しかも今回は橘商店さんからプレゼントが付いてくる!
私も以前にいただいたのですが、銘木の端材を利用して作られている橘商店オリジナルの『銘木ボールペン』。当日会場に来場されて、【森のかけら100】をご注文された方には、もれなく「カーリーメープル」か「ピンクアイボリー」か「台湾クス」どれか一本(4千円~5千円相当分)が特典としていただけるというおまけつきです。日々のブログやSNSでの情報発信にも熱心な明夫君ですが、そんな熱い材木野郎とは、木と同様に直接会って話を聴かねば味わい尽くせませんぞ!
今回のクリエーターズクラブ愛媛(以下CCE)さんのAWARD 2014の受賞式には、かの奇才CMディレクター・中島 信也さんも審査委員長として来られるという事でお会いするのを非常に楽しみにしていました。中島さんの事を以前から知っていたわけではないのですが、1990年代に放送された日清食品のカップヌードルの衝撃的なCM『hungry ? シリーズ』を作った人というだけで、あんな発想をするぐらいなのだから、さぞかし奇人変人の類なのだろうと・・・
AWARD 2014のフライヤーにもなっている中島さんの横顔。『平成の(正岡)子規』とも称されるほど見事な指揮ぶりに惚れ惚れ致します。会の前にご挨拶させていただいたのですが、ちゃっかりと『誕生木』などのPRもさせていただき、わずかなご縁にでも強引に『印象』をねじ込みます!式では同じテーブルだった事もあり、間近で子規の横顔をリクエストしたら、気さくに応えていただき懐の深さに感動いたしました。一流の方は、遊び心もサービス精神一流でもございます。
CMディレクターという仕事は、一般的にはその人の名前が表に出ないため、名前だけ聴くと誰だか分からない人でも、その作品を観れば、誰もが知っている有名なCMを手掛けられています。嗚呼、あのCM作った人?!となるぐらい有名なものばかり。駅のホームで突然少女が新体操を始めるサントリー 燃焼系アミノ式 「グッパイ、運動。シリーズ」や、サントリーの「伊右衛門」シリーズ、ホンダ ステップワゴン の「こどもといっしょにどこいこう。」などなど多彩。
その道の業界の人であれば、気軽に声をかけるのも憚(はばか)られるような存在のお方なんでしょうが、そこはそれ業界外の人間の無知の強さというやつで、気軽にお話をさせていただきました。また中島さんも飾り気のないお方で、会場に来られる前に、松山城に登って城下の泰平をご覧いただいたそうなのですが、そこにあった天守閣の記念メダルを購入し、嬉しそうに首からぶら下げられている姿に、折角やって来た松山のあれもこれも楽しんだる~という気持ちが垣間見えてサイコ~!
その中島さんの視点で見た松山は、温暖な気候に恵まれ食べ物も美味しく豊かな観光資源もあり、人も温厚でとても好印象を持たれた反面、表現者としては貪欲さに欠けると。ある意味「俺が俺が」という自己主張が必要なのがこの世界で、嫌われても前に出るぐらいの心意気がなければ成功しないとの、愛媛県人ならば誰もが自覚するであろう県民性を一瞬で見抜かれ鋭く指摘していただきました。それはどの業界にも言える事で、弾けた個性無き者に生き残る場所なし!
【森のかけら】をはじめとする『森のたまご』や『森のしるし』などのオリジナルの関連商品のフライヤーやパンフレット、弊社のホームページに至るまで幅広くデザインに関する事をお願いしているのが、松山市内にある『パルスデザインスタジオ』さん。それこそこのサイトが立ち上がる頃からの付き合いなので、決して昔からの長い付き合いというわけではないのですが、短期間で密度の濃いお付き合いをさせていただいているので、今ではほとんどの打ち合わせもあうんの呼吸。
元来ワガママな私ですが、パルスデザインの大内さんの提言にはほとんど逆らわないません。まあそれは、ひとは相談に行く段階で既に結論を出していて、自分の都合のいいタイミングで、自分の導きたい結論を出せる人のところにしか相談に行かないという法則に則っているだけかもしれませんが、そうであったとしても私にとって最良の決断を下してもらっているということですから大いにありがたいし、いまや単なるデザインの相談の領分を越えて欠かすことの出来ない存在。
今でこそそう思うのであって、デザインに覚醒する前は、今の自分の考えが信じられないぐらいの変化ですが・・・。多少自分にも絵心があると思っていたことから、すべてのデザインを自己完結した方がベターと思い込んでいたのがそもそもの勘違い。餅は餅屋です。大内さんはその立場を重要視してくれるので、材木屋としてもとても親しみやすくとっつき安いので、ついついあれもこれも相談させていただいております。それで今回お願いしたのが、モザイクボードの新作のサイト。
新たに加わったモザイクスツールとモザイクテーブルを加え、一部改良してもらいました。素敵なページに負けないように販売も頑張らねばなりません。そのお返しにと発注いただいたのが、オフィスの書棚。しかもそれをモザイクボードで作って欲しいというありがたい話!実は【森のかけら】の新しいパンフが出来た時にも、その第一号として【森のかけら100】をご購入していただきました。お礼にプレゼントすると言ったのに頑なに拒み、わざわざ購入してもらいました。
相手に惚れ込みすぎると冷静な判断が鈍るから、一定の距離を置いたつき合いをしろという方もいらっしゃいますが、逆にそれでどうして信頼関係が生まれたりするのでしょうかと訊きたい。お互いの仕事に尊敬の念を抱き、理解し合ってこそいいコミニュケーションが築け、いい仕事に繋がるというもの。親しき中でも、なあなあだけの付き合いに埋没せずにきちんと、対価を払う、いただくという行為があってこそ信頼関係が成立する事というもの。仕事の中に生まれた友情に感謝、感謝!
Category
- 1. 今日のかけら
- 2. 木のはなし・森のはなし
- 3. 木の仕事
- 4. 草と虫と鳥と獣と人と
- 5. 木と映画と舞台とテレビ
- 6. ひと・人
- 7. イベント・講演会
- 8. 気になるお店
- 9. ちょこっと端材
- WOODENTAG& 日本百樹札
- 「森のかけら」舞台裏
- えひめイズム
- おとなの部活動
- お酒にまつわる話
- かけら世界紀行
- かけら日本紀行
- アート&デザインのかけら
- オフセット・クレジット
- オンラインショップ
- キッズデザイン&ウッドデザイン
- スポーツと木
- ハードウッドとウッドデッキ
- パプアニューギニアL.M.H
- フルーツウッド
- メディアあれこれ
- モクコレ WOOD COLLECTION
- モザイクタイル
- モザイクボード
- 一枚板を見せていこう!
- 円い森・円き箱・木言葉書
- 媛すぎ・媛ひのき
- 愛媛のこと
- 愛媛木青協のこと
- 木と本
- 木のものあれこれ
- 木のものづくり+α
- 木のもの屋・森羅
- 木の家具
- 木の玉プール
- 木育のこと
- 未分類
- 森と生きものたちの記録
- 森のかけら玉
- 森のかけら36・森のかけら100
- 森のこだま/森のたまご
- 森のしるし
- 森のめぐみ
- 森のりんご
- 森の出口
- 森の砂・森の粉・森の羽
- 森の5かけら
- 無垢の家具
- 異業種&産官学
- 端材のこと
- 誕生木・12の樹の物語
- 道後温泉とかけら屋
- 都市林業とビーバー雑木隊
- Loopto in Ehime
Archive
Calendar
| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 2 | 3 | 4 | |||
| 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 |
| 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 |
| 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 |
| 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 | |
