森のかけら | 大五木材


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20100505 岩の惑星・カルストの絶景!①そもそも『四国カルスト』というのは、山口県の秋吉台、福岡県の平尾台と並ぶ石灰岩大地が奇怪な風景を作る日本三大カルストのひとつです。石灰岩などの岩石が雨水などに侵食・溶食されて出来たといわれていますが、荒涼たる風景が果てしなく続いています。奥の山とか木が映っていなかったら、本当にSF映画に出てくる惑星のセットのような風景です。『砂の惑星デューン』ならぬ『岩の惑星カルスト』のような造形美。舞台装置としても素晴らしいのですが、とにかく歩きにくい!ここに来ると人間、生きていくのに『水平』がどれほど大切かを実感します。

20100505 岩の惑星・カルストの絶景!②この辺りは酪農が盛んで、牛が放牧されていて牧歌的な風景が目を楽しませてくれますが、もっと暖かくなると新芽を芽吹いて一面が緑のじゅうたんに囲われます。今回は、この四国カルストの中でもひときわ眺望の素晴らしい『源氏ヶ駄馬(げんじがだば)』を目指しました。この一風変わった名前は、かつてこの地に、源平合戦の壇ノ浦で雌雄を決した平家の残党が逃げ延びたが、源氏の騎馬軍団にここまで追討され、平家の民はさらに奥地まで逃げ延びたという伝承に由来しているとされています。そのためこの地には幾つかの平家の落人伝説もあるようです。

20100505 岩の惑星・カルストの絶景!③私が小学生の頃は、少年自然の家の研修などで来ていましたし、皆何度も来ているのですが、誰もが数年(数十年ぶり)という昔話で、どこまで車で行けたのかうる覚えで、他の観光客に混じって遥か上部に見える頂上を目指して、駐車場から徒歩にて踏破することになりました。私の体力と脚が持つのか、相当不安!画像ではなだらかそうに見えますが、これでかなりの急勾配、しかも足元が凸凹しているので更に膝に負担が・・・!しかし最年少である弟の息子(5歳)と家内の弟の娘(5歳)が歩く姿を見ては、こちらも弱音を吐くわけにはいきません。ダイエットなんだと言い聞かせながら頑張りました・・・。そうです、ここには古くから弘法大師伝説が残り、実際に山伏達が篭り厳しい荒行に耐えた修験場でもあったのです。その時代の事を考えれば、たかがこれしき・・・心は夢うつつに歴史浪漫紀行を楽しんでいるのですが、現世の体は残酷なほどに煩悩に正直です。脂肪が・・・膝が・・・!

20100505 岩の惑星・カルストの絶景!④この斜面をやっと登りきると・・・はからずもそこには道路が!まあ、久々にいい運動になりました。こういう事でもないとここを歩く機会もありませんから。この時点で既に標高は1400m!そこから更に数10m登ると頂上に到着。雲ひとつない青空の下、高知県と愛媛県を左右の眼眼下に望む絶景です!ちょうどこの尾根が県境であり、分水嶺となっていることから贅沢なまでの眺望が大パノラマとなって楽しめます。芽吹きの時期の春山のパッチワークを眺めるのも面白いものです。お金では買えない爽快感があります。




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