森のかけら | 大五木材


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20100901 耐えがたきを耐え①今日から9月というのに、今週の天気予報では最高気温35℃の予想が続いています。暑い夏はもう1ヶ月ほど続きそうです。昼間にたっぷり汗をかいて、寝る時にはエアコンをかけない生活なので寝汗も相当で、考えてみれば1日に相当量の水分を放出しておりますが、そのせいか夏バテには無縁の8月でした。水分の補充は泡の出るものやお猪口でと思われているかもしれませんが、自宅ではほとんどアルコールを飲まないので、もっぱらお茶か水類です。それも健康でいられる秘訣かも。そういう事で9月も冷や汗と夏汗をたっぷりかかせてもらいます。

20100901 耐えがたきを耐え②さて、暑いのは悪い事ばかりでもなく、塗装がよく乾きます。弊社の倉庫では、桟積みして天然乾燥させている木材も多いのですが、まあ驚くぐらいのスピードで乾燥が進んでいます。生材は急激な乾燥によって割れや収縮が発生しないか心配になるほどです。場合によっては、含浸性の割れ止めの塗料を塗ったりします。桟積みして上から加重も掛けますが、素性の良くない硬めの広葉樹などの暴れは抑えられません。木もあまりの暑さに暴れたくなる気持ちでしょう。

20100901 耐えがたきを耐え③森のかけら】も一部は自社で塗装しているのですが、こちらも板と同様にドンドン乾きます。冬場や梅雨時は塗装しても乾くのに結構時間がかかるため、納期がタイトな時などは「速く乾いてくれ~!」とヤキモキさせられますが、この季節はその心配がありません。風もあまり強いと砂や埃も運んで来るので良し悪しですが、風もほとんど穏やかで、暮らすには厳しいですが、塗装環境としてありがたいです。まあ、あまり暑いと下を向いて作業していると汗が材に落ちてきてますので、それは困るのですが。

 

20100901 耐えがたきを耐え④会社の敷地に植えているもあまりの暑さに数枚の葉が枯れています。木や花にとっても厳しい環境である事に変わりはないのでしょうが、動く事の出来ない彼らは黙々と受け入れるしかありません。この環境変化に自分が耐えられなくとも、次の世代に種をつないでいこうという強い意志が、新たな適合種を産み出していくのかもしれません。木として立っている時には何の自由もないのですから、伐採され板になった時にはその思いが抑えられなくなってなじれたり反ったり暴れるのでしょうか。それならせめて自由にさせてやりたい気持ちもありますが、それではこちらが暮らしていけないので、抑えて固めて水分を奪っていくのですから、考えれば残酷な事を強いているのかもしれません。木から板になり家具になる最後の最後まで何の不平不満を言わない木材の爪の垢でも煎じて飲んで酷暑を耐えていきましょうか。




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