森のかけら | 大五木材


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★今日のかけら・#046 【フレンチチェリー】 French cherry  バラ科・広葉樹・フランス産 

 20100516 花咲け5月のさくらプロジェクト・・・①フレンチチェリー

20100516 花咲け5月のさくらプロジェクト・・・②木材以外のディティールにつきましては、イシムラトモコ建築設計のブログ『はたらく石』をご覧になっていただくとして、私はあくまで木のお話のみに徹します。玄関の扉にも重厚な雰囲気のウエスタンレッドシーダーが使われておりました。皆さん、重たそう~と言われるので、実際はとても軽量な材なのですが、見た目の色合いがかなり重さの印象も左右するのでしょう。その扉を開けると、めくるめくイシムラトモコ・ゾーン!玄関の傍らに無垢のカウンター・・・の上に燦然と輝きを放つこの照明!凄いです、これを選んで、これがマッチして、皆さんから素敵と言われるこのセンス、あのちっこい体のどこから湧き出てくるのでしょうか。この極彩色の照明が照らす先にあるのが、例のフレンチチェリーの耳付カウンターです。派手な照明に比べてやや印象が薄いですが・・・。

 

20100516 花咲け5月のさくらプロジェクト・・・③さくら不動産さんの建てられる家という事で、話を伺った時からどこかに使わせていただこうと思っていました。それほど大きな材ではないのですが、フランス産のチェリー(サクラ)は、日本の【山桜によく似ていて力強さがあります。山桜独特の緑色の縞や条も現れるので、部分的に見ると見分けがつかないほどよく似ています。同じ異国のサクラでも、ちょっと上品でスマートな感じの【ブラック・チェリー】に比べると、個人的には野趣溢れるフランス産の方が好みです。ただ個性がある分、幅剥ぎなどのテーブルに使うと全体の色合いまとめるのが難しいかもしれませんから、まさに適材適所でしょう。このカウンターもただの耳付では到底納得してもらえないので、奥の壁際には直線の残った変形耳付をグラインダーで削って、木目が切れないように厳選したものを持参して、ご理解をいただきました。

 

20100516 花咲け5月のさくらプロジェクト・・・④サクラの『木言葉』は「微笑」です。かつては、田舎で待つ両親に受験の合格を知らせる電報の定番といえば『サクラサク』でした。この家の新しいオーナー家族をいつも微笑みで迎えてくれますように、この分譲住宅にも早く合格(契約)の花が咲きますように、イシムラトモコ建築設計+もみじ建築+さくら不動産コラボプロジェクトがサクラの如き満開の花を咲かせますように、ともろもろの気持ちを込めてフレンチチェリーをセレクトさせていただきました。サクラの季節は少し過ぎましたが、こちらのサクラの見どころはこれからです。

20100516 花咲け5月のさくらプロジェクト・・・⑤そのカウンター越しに臨むのは、アカテツ科の【マコーレMakoreです。メープルとのコントラストを考えて、色目のくっきりした材を提案しました。マコーレはシリカを含んでいて、加工しにくい木でもあるのですが、色合いがはっきりしているのでワンポイントにときどき使っています。私は、マコーレとしてではなく【ドゥカDoukaとして、この木をインプットしていたので、後からマコーレと聞いても妙な違和感がありましたが、一般的にはマコーレでしょうね。ドゥカはアフリカのコンゴガボンあたりで使われる呼称のようです。ああ、でも私にはやっぱりドゥカの方が馴染む。




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