森のかけら | 大五木材


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①先週、弊社に二人の若い学生さんがやって来ました。上浮穴高校の森林環境科の平岡君片山君が、職場体験のインターシップという事で、町の木材小売店の現場を学びに来てくれたのです。お世話をしているのは、久万造林井部健太郎君。いつもご苦労な事です。折角こんな所まで来てくれたのでこちらも真剣にお話させていただきます。上浮穴高校に限らず、最近こういう形で職場体験をする学校が増えているようです。今回は森林環境科という事で木材関係者の職場という事でしたが、いい試みだと思います。

20101004 頑張れ、久万の森のたまごたち!②こういう場で気をつけている事は、仕事が社会とどう関わっているかという事や働く事の大切さを伝えると共に、その仕事の楽しさも伝える事です。といっても、ただ浪漫だけを語っても具体性に乏しいので、この木がいくらで加工すればいくらになるとか、この木からこういう物が出来るとか、どういう「森の出口」があるかを具体的に示してあげるようにしています。そのお陰で話はドンドン脱線していくので、彼らは混乱したかもしれませんが、世の中マニュアルなんてありません。対応する力が求められるのです。

 

20101004 頑張れ、久万の森のたまごたち!③偏屈な材木親父の話も試練だと思って、頑張って受け止めていかなければならないのです。2時間程度だったと思いますが、真剣に話を聴いてくれました。卒業後すぐに森林関係の仕事に就くのか、進学するのか分かりませんが、いずれにしても木の産地・久万高原町の学生が木の事や森の事を学んで、将来その関係の仕事をするとしたら素晴らしい事だと思います。確かに林業を取り巻く環境は想像を絶する厳しさではありますが、林業だけが厳しいわけではありません。どの仕事をしたってそれなりに苦労はあるのです。その中でどれだけ喜び楽しみを見出し、誇りを持って仕事をやり遂げ、誰かの役に立てるかという事が大切な事だと思うのです。木のモノを売るという仕事はそういう意味でその反応がダイレクトに伝わるやり甲斐のある仕事だと思っています。私がこの職についた時から比べたら、弊社の業態も随分様変わりしました。

 

20101004 頑張れ、久万の森のたまごたち! ④お客さんの反応がより身近で感じられる仕事に変化できたからこそ、今まで続けてこれたし、これからもその事が心の支えになると思うのです。この後一行は垣生の木材団地で外材工場を見学して、翌日は久万銘木㈱さんで銘木のお勉強をしたみたいです。果たして彼等の目に我々の仕事はどう映ったのでしょうか。夢を託せる仕事に映ったでしょうか。将来は共に同じ世界で働いているかもしれません。仕事の数だけ浪漫があります。数年先には杯を傾けながら木を語ろう、頑張れ久万の森のたまごたち!




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