森のかけら | 大五木材


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20101003 無人の野にて・・・①昨晩、土曜日でしたのでナイトシアターでひとり映画を観に行きました。このところまとまった時間が取れず、映画館から遠ざかっており、『プレデターズ』以来です。学生時代のピークで年間300本も映画を観たかつての映画小僧としては、社会人としてもひと月に最低でも3,4本は観たいのですが、現実は1,2本というところでしょうか。また家族で行く際には子供に選択権があり、子供向けのアニメになってしまいますので、土曜日の深夜に独りで行く事が多くなります。

20101003 無人の野にて・・・②独りで映画という事に馴染まない人もいますが、私は全然気になりません。むしろ独りの方が、映画に集中できるので、出来るならガラ~ンとした映画館に独りというのが理想なのです。映画館に着いて分かったのですが、上映時間を勘違いしていて観たい映画までまだ50分程ありました。深夜の映画館のロビーで独り50分も時間をつぶせません。本当は三池崇史監督の『十三人の刺客』を観に来たのですが、泣く泣く『バイオハザードⅣ』に切り替えました。

 

20101003 無人の野にて・・・③SFアクション映画は大好物で、この『バイオハザード』シリーズのⅠには相当に興奮しましたし、大好きなのですが、主人公のミラ・ジョボビッチがスーパー殺人兵器になった続編からは、過食気味で再見しょうとも思えません。続編に傑作なしの格言は正しい、稀に例外もありますが(『ゴッドファーザーPART』、『マッドマックス2』、『エイリアン2』・・・あら、結構例外もありますな)。ですので、あまり気乗りはしなかったのですが、唯一の望みは監督がポール・S・W・アンダーソンだという事。この監督、『バイオハザード』シリーズ全ての脚本に参加していて、第一作も手掛けています。更にお気に入りで何度も何度もDVDを観ている『イベント・ホライゾン』 (1997)、『エイリアンVSプレデター(2004) 『デス・レース』(2008)も監督していて、これはもしかして期待が持てるのでは!これほどフィルモグラフィーで相性が良いのは、リドリー・スコット以来です。

 

20101003 無人の野にて・・・④しかし、これがまた苦手な3Dで・・・苦痛。常にずり落ちる3Dメガネを上げるのが気になる~!作品そのものは冒頭から凄まじい銃撃戦。弾は見事なまでにジョボビッチを避けていきます。生ける屍・ゾンビという概念が成立して以後、その設定は暗黙の了解。もはや何があっても掟破りではありません。更に過剰なCG技術は映画から感動を奪い去り、かわりに忍耐を強いるタイトルロールを与えたもうたのです。アクション映画は大好きなのですが、いつかどこかで観たような映像のアレンジの連続。

 

20101003 無人の野にて・・・⑤命の息絶えた地上には青々とした緑の姿など皆無、汚染地域を離れたアラスカも雪に覆われ、森や緑には興味がないようかの映ります。人間が経済活動を止めたからこそ、都市は緑の森に再生するような気もするのですが。近未来、ジャングルと化した都市を舞台としたゾンビ映画があってもよいと思うのですが・・・。逆に、この前に観た『プレデターズ』では、理由も分からぬまま異星に連れてこられた罪人たちが、プレデター達と戦うのですが、どうみても地球のジャングル。ロケ地がハワイと知ってしまっていたので、もうハワイにしか見えません!

20101003 無人の野にて・・・⑥アバター』みたいに1本の木から森まで造っていたらとんでもない事(莫大な制作費)になるのでしょうが、そう考えたらジェームズ・キャメロンは深海も好きだけど、自然にも相当に関心があったんでしょう。キャメロンは1954年生まれの56歳、ポール・S・W・アンダーソンは1965年生まれの45歳で私と同年代。ディティールにその人の価値観は無意識に現われます。当然個人差はあるのでしょうが、無機質の空間で戦われる映像を観ていると何だか複雑な気持ちになります。『バイオハザード』の不毛の大地の先に『アバター』の森があるのでしょうか。

 




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