森のかけら | 大五木材


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20101027 掌の記憶に残る森①いつもお世話になっている愛媛県経済労働部産業支援局に川上新局長が就任されました。前局長の蘆田さんから愛媛木青協とは太いパイプラインをつながせていただいておりますので、それを更に太くするためにも愛媛木青協のメンバーとの懇話会をお願いしておりましたが、このたび機会を設けていただきました。愛媛木青協からは井部会長(久万造林を筆頭に、井部勇治君(久万銘木)、大成郁生君(サンシン暖炉)、大森雄(大森商機と私の5人が参加させていただきました。松山市内(+会長)の5人ですが、選抜理由は後ほど・・・・。

20101027 掌の記憶に残る森②これだけでも造林業、銘木、暖炉、製材機械、小売と、愛媛木青協の職種の幅広さを象徴しています。このバリエーションの豊富さが、経済労働部の皆さんとお話をする意義がある所以です。山の木をどう活かすかの話になると、いつも主役は「建築材」や「製紙原料」などの大きな規模の消費が見込めるものになりがちですが、そうなるとおのずから対象樹種が限定されてきます。その目的に該当しない樹種は、木であって木でないが如く冷遇され、その価値や用途が省みられる事も少なくなります。しかし、多種多様な木があってこその森であり、いろいろな樹種を多くの分野で利用する事で、森と建築以外の異業種との接点が広がります。その一例として、ちゃっかり持参していた【森のかけら】パンフレットをさり気なく(そうでもないか?)差し出しました。大切なPRタイムです。

 

 

20101027 掌の記憶に残る森③決して建築材としての展望がないというわけではなく、私も建築・家具材という大きな需要は揺らぐべくもない大マーケットだと思っていますが、現在の流通システムが未来永劫続くものではない事は確信があります。そこで、施主直売方式や原価公開方式など様々な取り組みもされているようですが、まだまだ決定的なものは確立されていません。しかし、いずれにしてもそのシステムの最終決定権は山側にはないでしょう。モノとして売られる最終価格を付ける人に大きな権限があります。

 

20101027 掌の記憶に残る森④その意味では、やはり最終消費者に近い『森の出口』を自ら切り開いていくべきだと思うのです。その出口がどこにあるのか?それを探るためには机上の論理だけでは限界があります。ということで、場所を移して出口を探る社会勉強(?)、毎度の事ですが。川上新局長は東京生まれで松山は初めてという事でしたが、先入観のないその視点で愛媛の森をみてもらうと、別の森の姿が見えてくるかもしれません。まだ具体的に異業種とのコラボが形としては現れてはいませんが、今回は愛媛新聞社さんも加わられ、人のコラボは確実に形成されてきています。愛媛木青協メンバーは、日本酒が飲めるという選考理由で選びましたので当然ながら、乾杯のビールの後は日本酒。愛媛の地酒『石鎚』も飲んでいただき、当会ご贔屓の1本『十四代』も満喫していただきました。これだけ日本酒飲んでいるのですから、そろそろお酒と木のコラボが生まれそうですが・・・。

 

20101027 掌の記憶に残る森⑤無限のようにつながるさまざまな職種の連鎖、それを知るためにはまず愛媛を知ること、味わう事、体験する事だと思います。舌に残った味の記憶は、語り継ぐたびに美化され美味しさを増しますが、松山の味覚もその舌にだけとどめず語っていただきたいと思うのです。同様に、是非森にも赴いていただき、触った木々の温もりが忘れらなくなり、誰かに伝えずにはいられなくなる・・・そんな『掌の記憶』を残していただきたいし、そういう森を作らなければ森の再生も夢物語に終わってしまうでしょう。やらねば、やらねば!




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