森のかけら | 大五木材


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20110220 晴れのひのき舞台と木遣り唄①昨年末からずっと練習を繰り返してきて熟練の職人のようになった(?)木梯子の腕前を披露する晴れ舞台がやってまいりました。まさに『晴れのひのき舞台』であります。本年度の松山市消防団出初式。もしも当日雨で中止になれば、来年まで1年繰り越しという事でしたので、何としても開催していただきたいという選手の切実な思いが結実し無事に開催となりました。舞台は堀の内公園。関係者だけで1700名を越える方々が集まる一大イベントです。消防団に入る前には、こういうイベントがある事も知りませんでした。

20110220 晴れのひのき舞台と木遣り唄②こういう場面で、出場選手への激励に使っていただきたいのがこの【木言葉書】の『晴れのひのき舞台』!当日、団本部には多くの関係各所からお祝いの祝電が届いていたようですが、木の国を標榜する我が愛媛県としては、日本一の生産量を誇る愛媛県産の桧で作った【木言葉書】にお祝いの文章をしたため、慶事の際に他県の皆様へ送られてはいかがかと思ったりもするのですが。是非ご検討をお願いします。さて、10時開式の1時間半以上も前から会場に集結し、次第に足元から寒気が伝わってきます。学校を卒業して以来、こういう体育会系のノリで活動を行うこともありませんでしたので、何やら心地良い緊張感もあります。これが走ったり飛んだりですと、悲しいかな思いに体がついていきませんが、そこまでの体力を必要としない一種の様式美を追求した演技ですので、体力は大丈夫ですが否応にも気持ちは高揚します。

 

20110220 晴れのひのき舞台と木遣り唄③ああ、遠い昔中学や高校でバスケットボールをしていた頃の試合前にこういう気持ちになっていたなあと懐かしんでいる間もなく本番が慌しくスタート。訓練の賜物でしょう、無事に演技終了。さすがに本番中は撮影も出来ませんでしたが、周囲の方からは綺麗に揃っていたよとお褒めの言葉をいただきました。第一方面隊から4組が出場したのですが、地区が違うとなかなか話す機会も薄い方とも親密になることが出来ました。昨日の講義もそうですが、最近は独りでそういう場面に臨むことばかりで、チームプレーからは遠ざかっていましたが、ある目的に向かって皆が体を使って事を成すとうチームワークの連帯感を久々に体現して清々しい気分でした。さて、木梯子の演技の中では『木遣(や)り唄』が披露されました。選手は歌うことはありませんでしたが、文字通り木を遣り渡す(運ぶ)という山での仕事に最中に歌われた作業歌・労働歌が起であり、何となく感慨深い気分になりました。

 

20110220 晴れのひのき舞台と木遣り唄④大木を人力で動かす時の合図や掛け声代わりに唄われたようですが、その後町の火消し達の間でも唄われるようになり、さまざまな機械化と共にその意味合いも変化し、作業歌から慶事などで披露される祝い歌へと姿を変えていったようです。現在の山仕事では『木遣り唄』の代わりにチェーンソーの音が響き渡り、牧歌的な雰囲気はなくなりましたが、さまざまにアレンジされながらも歌い継がれる『木遣り唄』には、巨きなるもの(仕事)・こと(祭事)に臨む際の心構えと心意気のようなものが詰まっています。

 

20110220 晴れのひのき舞台と木遣り唄⑤私が初めて『木遣り唄』を聴いたのは、テレビドラマ『前略、おふくろ様』の中で、室田日出男扮する鳶頭が萩原健一を『木遣り唄保存会』に誘う場面。座敷に座って保存会の皆さんが朗々と唄われる場面を観て、なんで板前さんが『木遣り唄』を唄うのか不思議に思っていたのを思い出します。消防出初式では石橋副団長が見事な『木遣り唄』を披露していただき気持ちも高揚しました。実際にこういう場面で聴くと確かに気持ちも引き締まります。若い頃はこういう伝統的な祭事を続ける事への疑問や違和感もありました。

20110220 晴れのひのき舞台と木遣り唄⑥自分が相応の年齢になって、理屈ではなく実践する立場になると、伝統を継承することの意味を身に持って感じます。受け継いでいくのは様式だけではなく、その準備や練習を通して培われる連帯感や責任感、その意義や思い。そういう事が決して窮屈でもない年齢になってきたのかもしれません。それにしても、わずかな訓練期間ではありましたが、同じ目的に向かう仲間がいるというのは本当に頼もしくありがたいものだと痛感しました。それを感じられるだけでも充分に意義あるイベントでした。




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