森のかけら | 大五木材


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20110330 BW積層フリー板との遭遇①森のかけら】を作り始めたお陰で、端材の有効活用に光明が見えてきましたが、100数種類ものいろいろな樹種の端材が均等に発生するわけではありませんので、どうしても樹種の偏りが出来てしまいます。普段建築に使う事のないようなレアな木、あるいはマイナーな木は、かなり意識して端材を集めなければ、ほっといて勝手に溜まるものではありません。一方で、汎用性の高い木はすぐに大量の端材が溜まります。桧、米栂、米松などは建築材としても小割物としてもそれなりに用途があります。

 

20110330 BW積層フリー板との遭遇②森のかけら】以外に【円い森】や【円き箱】、【木言葉書】などの商品が軌道に乗った事で、かけらサイズ以下のモノでも使い道は増えたのですが、30X30㎜のような棒状のサイズの使い道が定まっていませんでした。最近、ブラック・ウォールナットの家具の注文が多かったお陰で、このサイズのブラック・ウォールナットがたくさん溜まりました。そこでかねがね考えていた、ある商品の製作に着手致しました。先日、それが遂に完成しました。それがこちらの積層のフリー板です。サイズは、3000X500X25㎜

 

20110330 BW積層フリー板との遭遇③敢えて白黒のメリハリをつける事で、無垢には無いコントラストの妙味を表現してみました。積層のフリー板は、文字通り自由にサイズをカットして使える汎用性の高い商品で、タモメルクシパインのそれが幅広く流通しています。一般的なサイズは、長さが4200㎜で、幅は500~600㎜、厚みが25~30㎜といったところです。これに、表裏の両面共無節のAAグレードから、片面無節・片面上小節のABグレード、両面とも節のあるCCグレードなど商品構成は多彩です。こちらはSPFのフリー板です。

 

20110330 BW積層フリー板との遭遇④そのグレードに合わせた幅広い用途が期待できますが、以前からブラック・ウォールナットのフリー板があれば面白い使い方が出来るのではないかといろいろ探していました。しかし、積層フリー板は安価な端材を活用することで生まれた商品で、ベースとなる安価な素材が必要条件です。しかしあまり節の多い材を使うと、加工中に節が抜けたり欠損して、そのパテ処理などに手が掛かりすぎるため、どの樹種でも自由(フリー)に作れるというわけではありません。ならば、自分で作るのみ!

 

20110330 BW積層フリー板との遭遇⑤という事で、ブラック・ウォールナットの家具などの端材の挽き落とし材から、節の少ない部分を寄せ集め集成材工場に加工を委ねました。完成した『ブラック・ウォールナットの積層フリー板』は満足の出来合え!まだ未塗装なので、イマイチ白黒のコントラストと、黒味の深みが伝わらないと思いますが、塗装すればきっと面白い表情を見せてくれるはずです。とりあえず試作品なので、塗装した状態はいずれアップさせていただきます。今後端材のストック状況に合わせて順次製作していくつもりですが、結構な端材の使用量でした。果たして続けられるか・・・!?




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