新木場・木の魂屋さん

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新木場・木の魂屋さん

6. ひと・人 | 2011/09/12 PM5:30

さて東京木巡りの旅の最後は、ここに来ないわけにはいかないでしょう。そう、木の街・新木場。初めてここに来たのは２０数年前。あれから来るたびになんだか木の町の風情が無くなってきているような気がするのは気のせいでしょうか。もはや木の街ではないとう方もいらっしゃいますが、遠く離れた四国に住む我々にとって新木場はいつまでも木の街の象徴であって欲しいと思うのです。りんかい線が出来てから空から飛んで来る人間にとって随分アクセスが楽になりました。１０年ひと昔・・・。

東日本大震災の時にはこちらでもかなりの揺れがあったようで、各所で液状化で凸凹になった道路の改修工事が行われていました。今回の東京出張で震災の傷跡と現在進行形の脅威を強く感じました。だからこそ、人の命を守る終の棲家を造る仕事に携わる者のひとりとして改めて襟を正さねばならないと思いました。そしてここ新木場での目的は・・・こちら無垢のフローリングを専門に取り扱われる『木魂（こだま）』さん。

木魂の代表・前田英樹さんの奥様が愛媛県の今治市出身で、その関係で以前に帰省された時にご夫婦で弊社にも訪問していただきました。まったくの初対面だったにも関わらず、会った瞬間同じに匂いを嗅ぎつけ、旧知の友人のようにお話をさせていただきました。だってこの人なつこい笑顔でやって来るんですもの・・・。それ以来いろいろお話するようになって、前田さんのご活躍やショールームの事はネットを通じて拝見していたのですが、どうしても一度実際に伺っておかねばと思っておりました。

それがこのたびようやく念願叶いました。国内外から特徴ある無垢のフローリングを集められ、実際に壁や床に貼ってお施主さんにご説明をされながら販売されています。ショールームは決して大きくはありませんが、そこには前田さんの熱い思いが凝縮されています。きっちりと説明をするために、打ち合わせも予約制の時間制になっていて、私が伺った当日も数組のご予約が入っていました。私が言うのも何ですが、最低半日ぐらい覚悟して臨んで丁度いいと思います！

前田さんは学生時代に剣道をされてい関係で、剣道場の床材への造詣も深くいろいろ研究されています。使う人にとって何が大切で、優先順位の上にあるのか、決して価格主義ではない本物志向がここにあります。結局飛行機の時間ギリギリまで２時間ほどお話をさせていただいたのですが、とっても楽しいひと時でした。う～ん、お酒でもあればひと晩はたっぷり話せますなあ。是非次回は銀座（一匠）か松山で杯を交えてお話しましょう。元気なお子さんの誕生を祈念しています。本当にありがとうございました！

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