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もう少しだけ出雲の話。大会の翌日は、平成25年の御遷宮に向けて改修工事中の本殿の特別拝観をさせていただきました。一般に公開されていた拝観は終わっているのですが、出雲会団の皆さんの粋な計らいで特別に拝観させていただく事となりました。記念式典、懇親会が終わると、それで翌日は解散、エクスカーションとして時々有志のゴルフが組み込まれるのが慣例でしたが、今回の拝観にはなんと100名を越す参加者があったそうで、さすがは出雲大社の御威光!
出雲大社が天下無双の巨大木造建築だった事は昔から語り継がれていましたが、その根拠が乏しく信憑性が疑われていましたが、平成12年に古代の御本殿中央に位置する三本束ねの柱が発見された事で、一気にその伝説が現実のものとなりました。その後、多くの研究者が幻の御本殿を復元する試みがなされましたが、どれが正解なのかは結論は出ていませんが、こういう太古のロマンって結論が出ない方が楽しいものです。個人的には最大サイズに1票!
大会会場のホテルに復元モデルの1つが展示してありましたが、これが現実としたら高さ16丈(約48m)にも達する本殿は、当時の感覚からすれば人智の及ばざる神の領域だった事でしょう。高所の苦手な私としては、もしこれが復元されていたとしたら、そこでの特別拝観は遠慮申し上げた事でしょう。これが建造できたかどうかという技術論は別にして、天にも届かんとするその異形は、さぞ畏怖の象徴となった事でしょう。木同様に大きなるモノはそれだけで偉大です。しかも木造りです!
さあ、それでは現代の御本殿へ。拝観前にはきちんとお祓いを受けて、総勢100数名が2斑に分かれて御本殿へ。首から浄掛(きよかけ)を掛けて御払いを受けるのですが、そこに染め抜かれたのは、弊社の昔のロゴマークと酷似した「六角形に大の文字」。弊社は五角に大(大五)。いきなり出雲大社にご縁を感じてしまうのです、単純ですから。でもきっと「ご縁」ってそんなものだと思うのです。ごく身近にあっても気づかない事もあるし、ある日突然それに気づいてビックリしたり、世の中あらゆるものが繋がっています。
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