森のかけら | 大五木材


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随分もったいぶったフリをした昨日に続いて『ウルトラセブンとバルサ』の話です。間違っても『ウルトラセブンとバルタン星人』では、ありません!こういう話はとかく脱線して話が横道に逸れてしまうのでなるべく控えめにしますが(既にかなり脱線しています)、ウルトラセブンは我々昭和40年代前半生まれ世代にとっては、欠かす事の無いスーパーヒーロー!数あるウルトラマンシリーズの中でも特にセブンが好きという人は多いようです。実際のリアルタイムでのテレビ放送は昭和42年から昭和43年という事なので、私が見たのは何度か目の再放送だったと思うのですが、地球のために怪獣と戦うセブンに無我夢中。怪獣たちとの戦いに一喜一憂しいつも心底からハラハラドキドキしていたものです。嗚呼、我ながらどこまで純粋で無邪気で悩み無き少年時代であったことか・・・

当時は関連図鑑も買い、セブン大解剖、怪獣百科などを本がボロボロになるまで読み漁ったものです。そこに出てくる身長数10m、体重何マントン、飛ぶ早さマッハ何とかなんて数字も、少年にとっては夢を紡ぐリアルなエレメントでしかありませんでした。それがフィクションだとかリアリティがあるとか無いとかそんな客観的に判断できるようなレベルとかではないのです。誰でも「セブン」と叫んで両手を頭の上から振りかざせばアイスラッガが眩しく見えた、そんな時代。

さて、そのセブンとバルサの接点は何かと言うと(既に2日目にはいってますが今頃・・・)、セブンに出てくる少年羨望の的・地球の平和を守る地球防衛軍の警備車両ポインター』。私は男の子としては珍しく車輪やタイヤの付く乗り物に一切興味がなく、その名前や機能、スピードなどにもほとんど関心が向きませんでした。なので、ポインターについても、ただそのデザインと地球防衛軍の車というポジションだけに憧れていたので、そのベースがアメ車だったと知ったのも随分後になっての事でした。

ましてやその車が「クライスラーのインペリアルクラウン1958年モデル」と聞いてもまったくピンときません・・・しかし聞くところによると、それはキャデラックと張り合うほど高額の最高級車だったそうです。なにせ1$=360円の時代ですから高嶺の花であったのでしょう。中古でも相当な金額だったそうですが、スクラップ工場で廃車寸前のものを買取り、涙ぐましいまでのハンドメイドの大改造が施されたというのです。私は子供の頃、本当にそういう組織があってそういう車があると本気で信じていました。

しかし所詮は子供向け番組ですから改造経費も厳しく、撮影などで走行に支障をきたす事も多く、坂道の撮影などでは、スタッフが総がかりで車を押し上げ自重で坂道を転がす事もあったとか・・・子どもに夢を見せるために一生懸命に汗をかいている大人がいたのです。その改造工程はかなり大掛かりなうえに相当の手作り感で、見る人が見れば一目瞭然だったのでしょうが、SFチックなデザインに私の目は釘付けでした。内装の多くの部分には、軽くて加工が容易なバルサ材が多用されたとか(やっと)で、更に明日へ・・・




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