森のかけら | 大五木材


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20130730 1最近、個人・企業からだけでなく、学校や団体・行政関係の方から【森のかけら】のご注文をいただく機会が増えています。何か特別に新しい仕掛けをしたわけでもないので、たまたまそういう傾向が続いているのだと思いますが、全然離れた地域で同時期に一般的ではない方々(通常弊社のような会社とは関わりがありそうにもないようなところという意です、あくまでも)から同じようなご注文をいただいたりすると、何だか不思議な因縁を感じたりするのです。

 

20130730 2思うに、こういう商品にもバイオリズムのようなものがあって、実は奥の奥の方ではまったく意図していないような因果や、『見えざる力』が働いていたりするのかもしれないと真剣に考える事があります。実際には、後から聴いてみれば共通の紹介者が居たとか、子会社や関連団体が実は取引やつながりがあったとか、物理的に説明できたりするような事がほとんどだったりするのですが、それでも私は見えざる因果を信じるようにしています。

 

20130730 3ロマンを求める商品には、やはり神秘的なロマンのようなものも必要なのです。ある木材関係の方が、「240種もの同じスペック(仕様)の木があって、判別などできるわけが無い」と、その樹種確定の信憑性を疑わうよな事を仰られた事がありました。もし、樹種名の無い240種のかけらをいきなり目の前に置かれたとしたら、私とてそれら全てを正確に識別する事は不可能です。木材の識別には、木目や木柄、色合い、質感、重さ、匂いなど多くの基準となる要素があります。

 

20130730 4また地域性という事もありますので、四国であればこういう木は自生していないとか、流通していないとか、ある程度類推しながら樹種を絞り込んでいく事も出来ますが、わずか35mm角の小さなサイズで一切の情報無しで並べて識別せよと言われて100点満点取れる材木屋はまずいないと思われます。メジャーな木ですら、赤味や白太など部位によっても印象は大きく変わりますし、個体差は当然あるので辞典に出てくるような基準点は参考にならない事もしばしば。

 

20130730 5では、適当に名前を付けているのかというと、そういうわけではなく、識別の比較的やりやすい荒材段階で材を特定し、特徴の似ていないような材を少量ずつままとめて加工し、加工後に仕分けして樹種を確定させているだけの事。入口と出口さえしっかり確認・管理しておけば何も難しい作業ではありません。何事も結果だけを求める方は、その過程に思考をめぐらせる事はせず、出来ない理由をあげつらいます。『小さな出来る事』を日々積み重ねよう~!




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