森のかけら | 大五木材


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20140103 1わが故郷の西予市は、平成の市町村合併で三瓶町、宇和町、城川町、明浜町、野村町の5町が合併して生まれました。その総面積は、愛媛県内20地域中2番目の大きさで、中でも野村町は東西約42㎞、南北約16㎞、総面積187.60㎞2と東西に細長い形をしており、東部は高知県境に接しています。東部の四国カルストの大野ヶ原あたりは豪雪地帯として知られています。松山に住んでいれば、わずかなあられでも騒ぎで、道路に積もった雪を見ることはほとんどありません。年末年始実家周辺にはまだ雪が残っていました。

 

20140103 2大した雪ではなかったので、車にチェーンを付けるまでもありませでしたが、雪の姿を見る子供たちもテンションが上がります。雪がただ純粋に楽しいものでなくなったのはいつ頃からだったでしょうか。きっと雪の上を自分の足で全力疾走しなくなった頃からでしょう。そんな事を考えながら雪を踏みしめて両親の墓参りに。人の歩かない所にはまだ雪が残っていますが、白い風景の中でひときわ目を引くのが、赤いクロガネモチの実。お墓の傍に植えてあるのですが、春や夏には周辺の緑に紛れ込んで強く意識することはありません。

 

20140103 3雪の白さを背景としてクロガネモチの赤い実が浮き上るような美しさ。周辺の音も雪に消されて、別世界のような感覚に襲われました。材としてでない「木」に対する意識が年々変わってきています。立木の葉っぱや樹皮で木を識別したいという欲望が年々強くなってきています。葉で調べるポケット図鑑などを持ち歩くようにしようと思っているのですが、決して建築や家具材で使えるような木ばかりではありませんし、そういうものの見方ばかりしているわけではありませんが、樹全般に対する興味が増々高まっています。

 

20140103 4昔、材としてのクロガネモチを探していた時期が長くあって、その時は一般の市場を中心に材を集めていたので、どうにもこうにも出会いがなかったのですが、一度出会いがあってその道が開くと、今まで見えなかった気づかなかった木の存在に気がつくようになって、自然にその木が集まってくるから不思議なものです。「森のかけら」にもまだ幾つか「開通していない木」があるので、今年は240種の木の道を少しでも多く開通させたいと考えています。

 

 




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