森のかけら | 大五木材


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年明けから忙しくさせていただいておりありがたい限りです。本日、木材の配達で北条から玉川方面をトラックで走っていたのですが、ちらちらとみぞれが舞ったりと肌寒い一日でした。いつもは軽トラが私の専用車なのですが、長い荷物や大きな材を運ぶ時は3t車で出動です。軽トラと3トン車だと、わずかではありますが運転席から見える景色も変わってきます。特に川の傍を走っていたりすると、軽トラではかすかにしか見えない川の底の方まで見えたりして、あんまり水が澄んでいたので路肩に車を止めて撮影。ついでに川沿いに立ち並ぶ『センダン』の木にも目が向きます。

他の季節だと風景に溶け込んでしまいがちなセンダンですが(あくまで私の主観)、そんな私でもこの時期だけははっきりとセンダンを識別することが出来るのは、このたわわに実った黄色い果実のお陰です。すっかり落葉して梢に小さな豆が数珠のようにぶら下がった光景は、今までもずっと目には映っていたものの、それを強く「センダン」だと意識するようになったのは【森のかけら】を作るようになってからの事です。これだけ実っているのですから当然足元にも沢山落ちていますが、サポニンという成分を含んでいるため人が食すると中毒を起こしてしまうので、決して無謀な真似はしないよう。

このコースをいつもよく走っているわけではないのですが、改めて土手沿いを眺めると大きなセンダンの木がいくつも群生しています。かといって、計画的に植えた街路樹という趣きも無さそうなので、野良生えしたものが大きくなったのでしょうか。結構な大きさの樹が幾つもありました。まあセンダンは成長が速いので、割合大きな材にもよく出会います。その分、年輪幅が荒く、緻密な材という印象はありません。それでも木目の雰囲気はケヤキによく似ていて、着色してケヤキの代用品として使われるというのも有名な話しです。

またセンダンは枝を四方に張り巡らすので、土手に生えていてもその枝の先が道路の幅を越えて向かいの土手まで伸びているものもありました。これ以上成長すると安全面から伐採されtれしまうのかもしれません。実際にそうやって伐採されているセンダンの街路樹も多いのではないでしょうか。以前、造園関係の方と話した時にも「材がパサパサで目も粗いから使い物にならないでしょう?」と言われたほどでしたが、確かに建築には不向きな側面もあるでしょうが、日々二酸化炭素にまみれながらのこの逞しい成長力!きっと何か『商品化』のヒントがこの中に隠れているはず

 

 

 

 

 




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