森のかけら | 大五木材


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Exif_JPEG_PICTURE先日の松山大学で開催された『DREAM BACK UPPER』の後で、久しぶりの母校を少し散策してみると、校内に沢山の木が植えられていることに気づきます。かなり大きな木も沢山ありましたので、私が在学していた頃からあった木も多いと思うのですが、恥ずかしながら当時は木の事にまったく興味も関心もなかったので、これらの木々の事は視野にも入らず、残像すらも心に残っていません。まさかここを卒業後に自分が材木屋に勤めることになろうとは夢にも思ってもいませんでした。

 

Exif_JPEG_PICTURE会場となった北門周辺は、まるで別の場所ではないかと思われるほどすっかり姿が変わっていて、当時は無かった建物が居並んでいましたが、キャンパス中心部の噴水のあたりは見覚えのある光景が残っておりました。そこに1本の大きなヤシの木が立っていましたが、それが昔からあったものだったかどうか・・・記憶がありません。ヤシの木の隣にある噴水は、学祭などの時にときどき酔った学生が飛び込んでいましたので、しっかり覚えていますが、意識してないとこんな大きなモノすら心に残らない。

 

Exif_JPEG_PICTUREもしかしたら当時は無かったのかもしれませんが・・・。それはさておき、なぜこのヤシに強く惹かれたかというと、それはヤシの幹に掲げられたネームプレート。そう、このヤシはアフリカ西海岸、カナリア諸島原産の『カナリーヤシ』、つまり『フェニックス(不死鳥)』だから。実は一時期この木を強く探していた時期がありました。立木としてというよりは、この「材」が欲しかったのです。それは『森のかけら』で、『全国47都道府県のかけら』という企画商品を作ろうと考えていた時の事。   知られているようであまり知られていないのが、『都道府県の木』のこと。

 

Exif_JPEG_PICTURE47都道府県にそれぞれの地域を代表する木が選定されているのですが、木だけでなく、花や鳥もあるのですが、他県のことどころか自分の県のそれすらあやふやだったりするもの。県の木とは別に、市町村でも別個に剪定している所もありますので、かなりの樹種があるのと、かぶっているものも幾つかあります。都道府県の木だけでみても、宮城、福島、埼玉がケヤキ佐賀、熊本、兵庫がクスノキなど。また、その一般的には珍しい木でもその地域には所以のある木などもあります。例えば新潟のユキツバキ、石川のアテ、静岡のモクセイなど。その中でもレア度の極めつけが、鳥取のダイサンキャラボク宮崎のフェニックスだと思います。結局その辺りがネックとなって都道府県のかけらは断念したのです。 そんな幻の木にここで会うのも何かのご縁。




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