森のかけら | 大五木材


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Exif_JPEG_PICTURE凄まじいばかりの田鉃産業さんの広葉樹の在庫の中で、弊社が少し前にお世話になったのが『山桜』です。木童さんと共同で、乱尺の90㎜、120㎜、150㎜幅のそれぞれの山桜の無垢のフローリング『みちのおく山桜』を作られています。その中のから120㎜幅のものを分けていただきました。ひと口に120㎜幅といっても当然芯が入っていては使い物になりませんから、芯を外した部分で120㎜や150㎜が取れる材となると、そこそこの大きさが必要になります。

 

Exif_JPEG_PICTUREそれでフローリングを作るわけですから、10枚や20枚といった話ではなく、乱尺換算でも10数坪だけでも数百枚単位となるわけです。安定してそれだけのサイズの板が取れる山桜の良質な原木が必要になります。しかも老木の桜になると中が腐って大きな洞が出来ていたり、虫に被害を受けている事も多く、たまたまスポットで運よく材が入った時だけ作りますというレベルではなく、山桜でこれぐらいのサイズのフローリングを安定的に生産されている会社を私は他に知りません

 

20140626 3今回お使いいただいた現場については、まだ施工中ですので床の養生が外れてから、現場写真でも撮れた時に改めてご紹介させていただきますが、材本来の木味を活かす植物性オイルで仕上げている事もあって美しい仕上がりです!しばらくは赤身と白身のコントラストが強いですが、経年変化でいい具合に馴染んできてより深みのある表情を楽しめることになると思います。これだけの山桜が安定して出材される秋田の森林資源に恐れ入るのと、それを作り出す田鉃産業さんの情熱に脱帽。

 

Exif_JPEG_PICTUREその山桜だけでなく、クリホオ、ミズキ、オニグルミ、ブナ、カエデ、アサダなどの東北産の広葉樹フローリングも揃っていて実に魅力的です。ただし田鉃産業さんでは、たっぷりと時間をかけて天然乾燥させて最後に人工乾燥させるので、タイミングによっては納期に時間がかかる場合もあります。それも広葉樹を使う上での礼儀作法。年輪に刻まれた数十年の時間を思えば、数か月待つことぐらい・・・東北の豊饒の森で育った広葉樹商品にはそれぐらいの価値は充分にあります。




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