森のかけら | 大五木材


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Exif_JPEG_PICTURE飽きやすくて忘れっぽくて私にとって、数年前に仕込んでおいた材が「すっかり乾燥した」状態で「旧友に再会」すると、とても得したような気分になるのです。このクヌギやカシもそんな旧友のひとり。材の小口に、荒割りして桟積みした日付をいれているのですが、それによるとこのクヌギ、カシは『平成21年8月28日』。5年もの間、倉庫の一角で深い眠りについておられたようですが、そのような仲間は弊社の倉庫のあちこちに散らばり息をひそめて来たるべき時を待っています。

 

20140806 2狭い倉庫の空いたスペースに無理矢理押し詰めて保管するので、眠りから覚めるべき時が来たのに気付かずにそのまま眠りが延長することもしばしば・・・時々は捜索隊が出るのですが、必ずしもすべて発見されるわけではないので、こちらの想定以上に超乾燥期を過ごすことになる仲間もいます。それがたまたま別の材を動かしていたら、偶然発見されたりしていまうと、『自分報道』の中では1面のトップニュース扱い!せめてそれぐらいの対応をせねば申し訳なさで一杯ですので・・・

 

Exif_JPEG_PICTUREさて、そんな経緯で発見されたクヌギ、カシですが、もともと【森のかけら】用に荒割りして乾燥させていたものですが、どちらも割れが入りやすかったり、ねじれの出やすい木です。やはりこれらの中にも割れやねじれ、曲がりの強いものが幾つか混ざっていましたが、それも最初っから想定済み。それらの木たちはさらに短くカットして修正し、『モザイクボード』として次の樹生を過ごしてもらうことになります。それこそ先日ご紹介したモザイクテーブルに変身するかも?!

 

Exif_JPEG_PICTUREさらに最近は少し厚みに余裕を持たせ挽いているので、場合によっては『森のりんご』や『森のたまご』にすることもあります。また『誕生木』に含まれる材については、『森のこだま』サイズに加工するものもありますし、来月頃には生産予定の『誕生木ストラップ(仮)』にも使うつもりです。眠りについた時にはまだ明確な『出口』が見えていなかったものも、眠りの間に『新たな出口』が見つかっていたとしたら、長い間眠ってもらっていた甲斐があるというものです。




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