森のかけら | 大五木材


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20140817 1古代から神聖な木として崇められてきたアカシアですが、最近では東南アジアやオーストラリア、ブラジルなどの国々で盛んに植林が行われています。繊維分を多く含み成長の早いアカシアは、植林・育成・伐採・加工という循環型経営を支える重要かつ有用樹種として、ユーカリなどと並んで注目を集めています。緑化事業やパルプチップ用としての植林もある一方で、異なるアカシアの種の長所を掛け合わせ、15年周期で活用可能で建築や家具にも使える『アカシア・ハイブリッド』の産業植林も実践されています。

 

Exif_JPEG_PICTUREさて、弊社で扱わせていただいているアカシアは、1820X90X15mmサイズのユニ・フィンガー仕様で、大きな節や白太など辺材も含み、カスリやピンホール(虫穴)なども豪快に取り込んだ『ナチュラル・グレードです。茶褐色~黒色系の木というのは、ブラック・ウォールナットに代表されるように総じて高価になってしまうため、今まで利用頻度が多くはなかったのですが、なるべくリーズナブルな価格で-濃淡の変化を楽しみたい、節のある表情を楽しみたいという方にはお薦めだと思います。

 

Exif_JPEG_PICTUREただし、節を取り込んだグレードのフローリングの宿命として、死に節や抜け節、欠け節などにはパテによる補修も含まれます。また、見た目から想像するよりはやや軟らかく、デリケートな触感です。フローリングとして充分な強度は有していると思われますが、キズに備えてあまりにも表面硬度を気にする方には不向きかもしれません。あくまでも自然素材ですから、その特徴が必ずしも望まれる建築素材に合致するわけではありません。材の特性をしっかりご理解されたうえで判断いただければと思います。

 

20140817 4以前からよく使っていただいてきたチャイニーズ・メープルのラスティック・グレード(節やカスリ、入り皮などを含んだ)のフローリングの今後の入荷見通しが立たなくなってきたため、代替材として提案をさせていただいています。ベトナム産のアカシアを、ベトナム工場で加工して日本に輸入しているものです。昔に比べて商品ローテーションが随分早くなり、馴染んできたころにチェンジ、というのは残念ではありますが、それも自然の恩恵を享受する仕事ゆえの宿命。貴重な森のめぐみに感謝しつつ利用させていただきます。

 




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