森のかけら | 大五木材


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20140928 1弊社の木材置き場には、世界各地の耳付き板が置いてあるのですが、その多くが天然可能であるため、仕事が終わって静かになった時に資材置き場を歩いていると、「カリカリカリ・・・」という木を削る小さな音が聞こえてきます。耳を澄まして音のする方に近づくと、人気を察したのか音は止まります。しかし少し離れるとまた音が・・・。中には近づこうが、木を触ろうが気にもかけず無心で木を削る剛の虫もいたりします!木は決して人間だけのものではありませんが・・・

 

20140928 2さすがに目の前で大切な木材が虫喰いになっていくのを許すほどに人間が出来てはおりません。そういう場合は、申し訳ないのですが強制退去していただくことになります。音が大きい場合は、かなり活動が盛んになっている事が多く、樹皮が文字通り首の皮一枚状態になっていて、少し触るだけでボロボロに崩れ落ちる事もあります。木と樹皮の間あたりの軟らかい部分が好物ですが、そこを食すと材の方にも進行して、穿孔跡が無数にありそこには・・・ウスバカミキリの幼虫が!

 

20140928 3リアル動物が苦手な私ですが、その中でも幼虫類は特にNG!大の大人が情けないと言われようとも苦手なものは苦手。それでもさすがに大切な商売道具を見殺しには出来ません。嫌々ながら(もうそれが虫などとは思うなと脳に指令を送りつつ)強制退去を執行せねばなりません。まあ虫たちには何の罪もないのですが、もうこればかりは産み付けられた所が運が悪かったと諦めてもらうしかありません。こちらにも養わなければならない家族がおりますので・・・殺生御免。

 

20140928 4中にはすでに成虫に成長した虫もいたりするのですが、うちで見かけるウスバカミキリはどんなに大きくてもせいぜい体長20~30mmですが、世界には恐るべきカミキリムシがいます。先日たまたまネットで見つけたのですが、南米の熱帯雨林地帯に生息する『タイタンオオウスバカミキリ』は、世界最大のカミキリムシで体長はなんと150〜200mmにも及ぶとか!個体数が圧倒的に少なく、その生態は未解明な点も多く個体数の激減から、絶滅危惧種に指定されているとか!!!




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