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波はどこで生まれるのだろう・・・確か、こういうナレーションで始まるサーフィン映画の傑作といえば、1978年製作の『ビッグウェンズデー』です。私はサーフィンも出来ませんし、泳ぎも得意ではありませんが、子供の頃に初めて観てから、もう何十回も観ましたが大好きな映画で、何度観てもサーフィンシーンでは胸がワクワクします。なぜ、サーフィンかというと、今日配達で今治の方に北条周り(海沿い)行ったのですが、物凄く風が強く波が激しく護岸に打ち付けていました。あまりの風に車が押し流されそうになるほどでした!
かの映画を引き合いに出すのは余程失礼な波ですが、実際にはもっと激しく荒れていたのですがうまく撮れませんでした。昨日は大雨で、地元の運動会も延期になりましたが、今日は突然の強風で一気に温度も下がりました。波打ち際は、かなりの迫力があり一層寒さに拍車を掛けます。これぐらいでそんな事を言っていたら、北海道や東北の方に怒られそうですが・・・。以前に冬の岩手に行った時は、雪の積もっていましたが、その風の寒い事!冷たいなんてものではありません。耳がちぎれてしまいそうになるくらい『痛い』のです!私たちのように温暖な県外から来た人はすぐに分かります。両耳が真っ赤だからです。地元の方々は慣れていらっしゃるのでしょうか、耳も普通の肌色ですが、我々の耳はわずか数分で尋常なほど赤く染まり、感覚がない状態です。恐るべし、岩手の風!そんな岩手にもご縁があり、もう5,6回行きました。初めて本場の『盛岡冷麺』を食べた時の衝撃は今も忘れません。
それはさておき、『ビッグウェンズデー』の話に戻りますが、この映画はサーフィンを本格的に映画の舞台設定にした映画として、またサーフィン・テクニックをリアルな映像で捉えた事でも話題になりましたが、ただの青春映画ではありません。舞台は1960年初頭のカルフォルニアの海沿いの町。前半は能天気にサーフィンに興じる若者の姿が、名カメラマン、ブルース・サーティーズの手によって余すところなく映し出されますが、後半になると彼らにもベトナム戦争の暗い影が押し寄せてきます。召集、別れ、出兵と深刻な空気が支配します。主役は、当時絶大な人気を誇ったジャン・マイケル・ヴィンセントとウイリアム・カット、ゲーリー・ビジーの3人。そして、監督が私の大好きなジョン・ミリアス!ああ、ミリアスもこの頃はまっとうな青春映画を撮っていたのですね・・・時代が人間を変えていくのでしょう。その右寄り、いや直情的なところがまたファンには堪らないのですが・・・。
ミリアスの映画はシンプルで分かりやすいです。好きな映画を挙げていると、意識していないのに共通の監督の名前が何度も出てきます。そのうちの一人がミリアスであり、リドリー・スコット、ウォルフガング・ペーターゼンです。みな男臭いドラマが得意で、スト-リーもシンプルなものが多いです。あまりにドラマが盛り上がりすぎると、細かなサイドストーリーの辻褄が合わなくなったり、強引なつなぎになったりもしますが、監督はそんな事気にもしていないようで、のめり込んでいきます。そこがいつも批評家に批判されるのですが、分かっていませんね。だからミリアスであり、スコットなのです。小粒にまとまった物語など魅力がありません。そんなすわり心地の悪い、ミリアスやスコットの映画など観たくもありません。この話まだまだディープになりそうなので、日を改めます。もう充分ですか!
余談ながら、私にはこの頃のジャン・マイケル・ヴィンセントの印象が強烈で、この頃は他にも出演がテレビでよく放映されていて、『摩天楼ブルース』とか『世界が燃えつきる日』・・・我ながら古いですが・・よく観ていました。その刷り込みが強烈で、例の【愛媛のいい物を世界へ】の件で、最初に「トム・ヴィンセント」という名前を聞いて想像したのは、大波に立ち向かう筋肉隆々のトムさんの姿でした!なので初めて会った時は(私の勝手なイメージなので当然なのですが)、不思議な違和感がありました、ごめんねトム。私にとっての30数年間は、ヴィンセントといえばジャン・マイケルであり、サーフィンだったので。それがこの1年で、すっかりヴィンセントはトムになってしまいました。これからは、ジャン・マイケルではなく、トム・ヴィンセントと一緒に世界の荒波に立ち向かっていきたいと思います。ちょうど再会を果たして、やってきた伝説のビッグウェンズデーに立ち向かって行く彼らのように、それは無謀な事かもしれません。それでも我々の心は、その波に立ち向かわずにいられないのです。それは、我らが若者(馬鹿者)の心を持つ者だから!


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