森のかけら | 大五木材


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20160530 1本日は、昨日長い前フリをしたアフリカ産のマメ科ジャケツイバラ亜科の木『エコップ・ベリ』についてです。エコップについては、以前にもこのブログで何度か取り上げてきました。私自身実際にエコップを取り扱った経験が決して多いわけではないので、未だに手探りな部分もあるのですが、とにかくこういう事は経験しないと先に進めませんので、失敗を恐れず挑んでいく方針なのです。実際、過去にエコップで痛い目にあった事もありますが、それは私の取り扱いのまずさが原因でした。

 

20160530 2マメ科の木に限らず、アフリカの木ってそう簡単には乾いてくれません。何年寝かしておいても、水分が抜けきらず、国産材の感覚でアフリカの木の脱水状態を判断すると大火傷をしてしまいます。なので自然乾燥で数年置いておいたとしても最後には、保険をかける意味でも人工乾燥させないと危険です。しかしそれも気をつけないと、大切な表面がバキバキに割れてしまうので、注意が必要。数々の火傷を負いながらもようやくこの木の取り扱いが少しずつ分かってきたところです。

 

20160530 3ところでややこしいのがこの『エコップ(Ekop)』という木で、産するカメルーンではマメ科の木全体を「エコップ」と呼んだり、すべての木の頭にこの名を冠したりするので、何が何やら分からない様相に・・・。以前に商業店舗の看板やカウンターなどにお使いいただいたエコップは、同じエコップでも『エコップ・ナガ(Ekop  Naga)』と呼ばれる種類のもので、比較的新しい材だとされていて、弾性に富みしなやかで衝撃にも強く、オークの代用品としても使われている木のようです

 

20160530 4今回ご紹介するのは、『エコップ・ナガ』ではなくて、『エコップ・ベリ(Ekop  Beli』。俗に「コントラストの少ないゼブラウッド」とも称される『ベリ(Beli)』という木があります(こちらもマメ科のジャケツイバラ亜科)が、その名前がついているものの、ゼブラやベリのような個性溢れる濃い縞柄は見当たらず。下地が茶褐色なので分かりにくいですが、杢が黒みがかってくっきりしているので、縞柄族の仲間と言えなくもないような・・・。名前の根拠は分かりかねます。続く・・・




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