森のかけら | 大五木材


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20160507 4本日は、実際にサーモアッシュ材を外壁にお使いいただいた建築工房OZ合同会社小澤健作代表)さんの新築現場のお話し。昨日も書きましたがこちらの建物自体は鉄骨造ですが、外壁の一部には木を貼りたいという事で、小澤さんといろいろ材を検討。ウッドデッキにおいては、非常に高い耐朽性を誇るブラジル産のマニルカラ(別名アマゾンジャラ)をお薦めしていますが、壁材としてはあまりにも重くて堅いため、もう少し軽量で施工性のいい材はないかと以前から探していました

 

そんな中、運命的に(!?)にサーモウッドと出会うことになるのですが、初めて扱ったのは北米産のイエローポプラをサーモ処理した『サーモポプラ』でした。しかしそれまでこの辺りではサーモウッドにほとんど馴染みがなかったこともあり、ことあるごとに工務店さんや設計士さんに説明して回ったものの、興味はあるが差し迫って外壁に使う材で困っているわけではないので、そういう場面になったら考えるとのつれない返事ばかりで、なかなか出番がやって来ませんでした。

 

20160507 3その後、ポツポツとご注文が舞い込むようになって、実例が出来ると「じゃあ、使ってみようか」と保守的で新しい商品に腰が重い愛媛の工務店さんもやっと動き出していただきました。そんな中において、建築工房OZさんは当初から新しい素材にも興味を示していただいていて、早い段階から採択を予定していただいていました。しかし皮肉なもので、そうなった頃にサーモポプラの在庫が品薄となってしまったのですが、丁度丁い度いタイミングでサーモアッシュが入荷することに。

 

20160507 1強度や耐久性を考えればむしろサーモアッシュの方が歓迎でした。早速目透かし相じゃくり加工して納品。外壁の角の収まりは、小澤さんのこだわりで熟練の大工さんの技術が光ります。ところどころ外壁が濡れ色になっているのは雨の影響ですが、これで完成ではなく、これから長い時間をかけて徐々に経年変化でロマンスグレーに染まっていって完成となります。相手は自然素材ですので雨風の影響を受けてメンテナンスも発生するでしょうが、それとて木を使う者の「権利」のひとつ




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