森のかけら | 大五木材


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昨日の『徳川埋蔵金発掘プロジェクト』の話の続きですが、まさにバブル景気が生んだ徒花のような番組でした。結局埋蔵金は見つからなかったものの、最大で地下60mまで掘り下げるなど、重機の無かった時代に到底無理だろうと思われる規模まで突き進み、バブルの狂気を共に楽しんだものでした。間違いなく出ないと分かっててはいても、衝撃の~、驚愕の~、驚天動地の~、と煽りまくる番組の構成と、金さえかければできない事などないという驕りに皆が乗せられていました。

 

 

歴史好きの私としては、歴史がひっくり返る瞬間を見てみたいという思いもあり、毎回毎回ハラハラしてテレビにかじりついていたものです。簡単に発掘されないところにリアリティを感じながらも、結局を出ないんだろうなあという諦観とかすかな期待のアンビバレントな葛藤が楽しくもあり寂しくもあり。いい意味でも悪い意味でもテレビに熱気がありました。それからおよそ四半世紀、再び徳川埋蔵期にスポットが当たったのです。あまりの懐かしさに食事が終わってもテレビの前に。

 

 

番組を頭から見たわけではなかったのですが、今回は徳川幕府の最後の勘定奉行であった小栗上野介の人物像を掘り下げて、かの切れ者ならば何かしら徳川幕府再興の手を打ったはずという期待度を高める構成。前回も発掘に加わった地元の建設業者が登場し、「この人も好きやな~」と顔をほころばせつつ当時を懐かしみながら観ていました。ネット時代になってからも、私はこの手の番組を探して見まくりましたが、埋蔵金伝説についても一定の結論めいたものが出されています。

 

 

実際に埋蔵金はあったであろうが、とっくに掘り出され日光東照宮や寛永寺の建立などに使われてしまったとか、小栗上野介が密かに運び出して赤城山に埋めたのは埋蔵金ではなく火薬だったとか・・・嗚呼、なんと夢がないっ!そんなロマンが無い話を私は信じません。若い頃は疑心暗鬼(ほぼ出ない)だった私ですが、【森のかけら】によってけもの道を進むことになった今となっては断言できます。埋蔵金はあると!地下に無くとも心の底にあると!ロマンを求めない男に仕事など出来るかと!




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