森のかけら | 大五木材


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カツラ(桂)の名前が出たからには、このブログの趣旨も考えれば、弊社の倉庫の中で今か今かと出番待ちとなっている北海道は旭川産のカツラの耳付き板の事を触れないわけにはいかないところなのですが、樹の名前が出るたびにいちいちそれをしていると、兼六園の話どころか北信越の旅が永遠に終わらなくなってしまうので、ここは涙を呑んで在庫のカツラは写真だけに留めて先に進みたいと思います(このカツラも十分に乾燥しましたので、これからガンガンご提案していきます)。

とはいえ、まだ『今日のかけら』で取り上げていなかった木に出会った際は一旦立ち止まらせていただきますのであしからず。それでは桂坂を上って先を進みます。結局、兼六園には1時間半ほど滞在して300枚ぐらいの樹の写真を撮ったのですが、このブログを書くにあたって樹木ごとに整理していて気が付きました。これ、順番に1つずつ紹介していたら1週間あっても終わらないと・・・。なので、気になった樹種に絞って、兼六園の風景と共にご紹介致します。

順路に従って進むと次に現れたのが、『唐崎松(からさきまつ)』。いちいち名前が冠してあるのがいいです!説明文によると、13代藩主・前田斉泰(なりやす)が近江八景の一つである琵琶湖畔の唐崎松から種子を取り寄せて育てたクロマツ(黒松)だそうです。雪の重みによる枝折れを防ぐための雪吊は、冬の兼六園の風物詩と言われるほど有名ですが、残念ながら私が訪れたのは6月半ばでしたので、雪吊りにはお目にかかれませんでしたが、その枝ぶりは数ある兼六園の樹木の中でも1、2を争うほどとか。

背景の木々たちとも重なって、その樹形が目立って分からなかったのと、時間に追われていたこともあって、ゆっくりは眺められなかったのですが(この後かなり濃いスケジュールを組んでいたので結構早足で兼六園巡り)、冬に来るとこんな美しい円錐形の雪吊り姿の唐崎松が拝めるそうです。若い頃であれば、こういう観光地に行っても足を止めて解説文など読むこともありませんでしたが、【森のかけら】や自社で商品を作るようになった今頃になるとこういう言葉や背景が気になって仕方ありません。全部読みたい!




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