森のかけら | 大五木材


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本日は『赤と黒とのエクスタシー』の赤の方の話。ブラジル産の高耐朽木材『マニルカラ(アマゾンジャラ)』です。水に沈むほど重たい硬質材で、弊社では主に防腐剤不要の耐朽性抜群のウッドデッキの材料として販売させていただいております。現地工場でデッキ材に4面プレーナー+4方面取り加工したものが輸入されていて、長さ、厚み、幅の組み合わせで様々なサイズがあるのですが、弊社では在庫スペースと安定供給と資金力の観点からアイテムを絞り込んでいます。

なにしろ大引や根太に使う3000✕70✕70㎜サイズだと、誤って足の指先にでも落とそうものなら、大惨事になってしまうぐらい重たいので、在庫を切らしてしまい、個別にそれだけを宅急便で送ってもらうおうとしたら、目が飛び出るほど高い送料を払うことになってしまいます。それで、弊社ではもっとも多く使っていただく工務店さん基準で、在庫のアイテムを絞って、なるべく欠品を出さないように心掛けています。それでも注文が重なる時は重なるもので、よくご迷惑をおかけしています。

それで今回は、デッキ部分はもとより、デッキの格子部分のご注文をいただき、マニルカラのデッキ材を再割したのですが、この木も昨日の『サーモアッシュ』に負けず劣らずかなりの曲者でして、うっかりマスクを付け忘れて(眼鏡をかけているので、マスクをするとすぐにレンズが曇ってしまうので基本的にはマスクなしで加工しているのですが)加工していたら、鼻の奥がむずがゆく感じて、マスクの付け忘れに気付いたのですが後の祭り。それから鼻水が止まらなくなって・・・

サーモアッシュは、木粉が細かくて砂のようにサラサラしているのですが、夏場など汗をかいていると皮膚に付着して痛痒いことになります。一方でマニルカラは、木粉は少し大きめでザラザラして硬くて尖っていて触ると痛い(私の頭の中では、鋭利な金平糖というイメージ)。更に木粉を吸い込んだりすると鼻腔を強く刺激して、鼻水が出たりむずがゆくなります。同じむずがゆさでも『モアビ』のようにそれが長時間残ったり、そこまで強くはありませんが、それなりの覚悟が必要。ただ単に私が特に気管支が弱いのかも?!

100本以上の板を挽き割ったので相応のおが粉が発生しました。先に加工したサーモアッシュの黒がところどころに混ざっていますが、貧乏性の私としてはこれを棄ててしまうのが忍びなくて忍びなくて・・・。ということで一応ビニール袋に入れてストックしているものの、それも次第に溜まってきて、はやめに染色なり忌避商品の目途をつけないと保管スペースに窮する事態になりかねません。マニルカラのプレーナー屑とて当然赤いのでこちらも当然捨てがたく・・・ゴミなどにしてなるものか!悩みの中から新商品は生まれる!?




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