森のかけら | 大五木材


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実はただお会いしに来たというわけではなく、2年前に納品させていただいたゼブラウッドのテーブルが反って、割れてきたのでそのご確認とお詫びに来させていただいたというのが本来の目的だったのです。このゼブラウッドという木、見た目の美しさとは裏腹に相当にやんちゃで文字通りひねくれ者。美しいものには棘があるとも言いますが、美しいゼブラには癖がある!一応気乾比重は0.8という事になっていますが、体感比重は確実に1を超えています!そのゼブラの杢のいいところを木取りしました。 GE DIGITAL CAMERA

GE DIGITAL CAMERA 以前に、弊社の通信誌『適材適所』で、このゼブラウッドについて触れました。その時にもこの木の特徴や魅力などについてご紹介しましたが、まさにシマウマのように思える見事な縞柄に魅入られたならば、この木を前にして「反らないでくれ」「割れないでくれ」などと願うことの自体があまりに無意味で身の程知らずなのことのように思えてしまうのです。そう、「寛容である事」これがゼブラウッドの1枚板を手にする事の出来る人の資格なのです。

この縞柄の無い辺材(白太)部分は虫害を受けやすく、綺麗な状態で残っている方が珍しいので、多くの場合耳を絶ってストレートカットで仕上げます。こちらが完成した佐藤さんのテーブル。これで長さ2m、幅950㎜、厚みが55㎜あります。裏側が見えていませんが、裏には反り防止のための頑丈なT型の鉄のプレートが両端に入れてあります。弊社にやって来てもう5、6年以上経過していますが、それで簡単に乾くようなヤワナな木ではありません。 20140208 3

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加工後、いつもは触感を楽しめる植物性オイルを推奨しているのですが、さすがにこれだけ癖の強い木だと好き勝手に暴れてもらっても困るので、艶消しウレタンを幾度も重ね塗りしました。そしてこちらが納品後、約2年ぶりに再会したゼブラウッドの姿。久しぶりに再会して感じたのは、ある意味で「期待を裏切らない暴れぶり」よりも、傷どころか染みひとつなく、2年もご使用になっていたとは思えないほど行き届いたお手入れ。佐藤さんご家族がどれだけこのゼブラを大切に使われてきたのかが伝わってきて感激!更に明日へ・・・




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