森のかけら | 大五木材


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ちはやふる』は、末次由紀による競技かるたが舞台の少女漫画です。2008年から連載が始まり、コミックの累計発行部数は1700万部を越える人気漫画で、後にアニメ化されたり映画化されたりしています。私自身は、少女漫画趣味があるわけではないのですが、高校3年生の長女がこの漫画にどっぽりとはまっていて、自分自身のバイブルのように愛読していまして、絶対面白いから是非読んでと強く勧められていました。それでも少女漫画に抵抗があって拒んでいたものの、しぶしぶ読んでみたらこれがオモシロイ!

少女漫画というと、こぼれ落ちそうなキラキラした瞳の主人公が、ドロドロした三角関係の中で愛だの恋だの語ったり、悶々と独りで悩むというようなイメージしかなかったのですが、『ちはやふる』は競技かるたというマイナーな題材を中心に据えて、そこでクイーンを目指す少女・綾瀬千早が主人公で、小学校時代に協議かるたに目覚めた女1人と男2人の不思議な友情を軸に、成長する彼らの姿が生き生きと描かれています。私は競技かるたについてまったく知識がなかったのですが、これが驚くほどにスポーティ!

千早たちが小学生から高校生に成長していく青春物語であるものの、途中までは愛だの恋だのはほとんど無縁で、ひたすらに競技かるたが激しく躍動的に描かれていきます。団体戦は五人一組で戦うのですが、とても私たちがイメージするかるたとはかけ離れたスポーツ競技!次々と新たな強敵が現れ、多くが対決シーンに割かれ、その戦略や戦術も含め、勝利への執念やチームワークなど、ほとんど梶原一騎の熱血スポーツ漫画の世界。まあ確かにこれは面白い、ついついコミックを読み進めてしまったのです。

千早たちが学校生活を過ごす舞台は東京なのですが、そこに福井県からかるた好きの少年・綿谷がやって来ます。彼に「自分のことでないと夢にしてはいけない」と諭され、千早はかるたに覚醒していくのですが、高校生になると綿谷新は福井に戻ることになり、東京と福井を行き来する話となるのです。そこで綿谷新がバイトをしていたのが、福井県あわら市の駅前の本屋さんということで、もともと協議かるたが盛んであった福井県で一気に『ちはやふる』ブームが沸き起こって、ファンたちが訪れる聖地となったのです。

実際に、福井では全国大会での優勝者や名人を輩出していて、「かるた王国福井」とも呼ばれているそうです。私自身はどっぷりはまっていたわけではないのですが、長女のために何か関連するお土産でも買ってかえってやろうかと思って、その「本屋」にも入ってみたものの、空き店舗を利用して本屋という設定のセットで、以前はアンテナショップとして関連グッズなども販売していたそうですが、その時にはただ漫画や映画の資料等が展示されているのみでした。それにしてもここで、『ちはやふる』との思わぬ邂逅に感激。これもご縁。




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