森のかけら | 大五木材


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 魔物が住んでいた登ってきた者を喰うと恐れられた大台ケ原、行ってみたいではないですか。それで今回、行けるものならば行ってみたいとタイト過ぎる行程に入れ込もうとしていたものの、さすがに魔物の棲む山を甘く見すぎ。今でこそドライブウェイで車で頂上まで行けるものの、生きたいのはそんなところではなく、魔物が棲む樹海のごとき森の中。寄り道で行こうなどとは魔物にも失礼な話でありました。いずれまたトレッキングシューズなど万全の装備にて魔物には会いにきたいと思っております。さて、魔物の話には続きがありまして・・・

多くの修験者を阻んできた大台ケ原でしたが、明治24年に古川嵩(かさむ)という修験の行者が大台ケ原にこもって100日の行を終えて無事下山しました。麓の村人から、「魔物はおらんかったか?と聞かれた古川行者は、「魔物の正体見たり」と答えた。人々が魔物と恐れたその正体とは、鬱蒼とした森、急峻な山腹、そして常識破りの雨だったという。大台ケ原は日本有数の多雨地帯だそうで、年間の平均降水量5000㎜近くあって、日本の年間降水量1700㎜と比べると圧倒的だ。それら自然環境こそが魔物だったのです。

いつものように前置きが長くなりましたが、そんな大台ケ原を背後に控えた大台町にわれらがビーバーハウスこと武田製材はあります。ちょいとついでに大台ケ原がいかに無謀なことであったかを思い知らされた私は行程を練り直し、そんな欲張りで詰め詰めなスケジュールを一新。ビーバーハウスに限定して旅に変更。2日の最終便で大阪(関空)に飛んで、夜のうちに難波周辺にまで移動。翌朝から松阪に移動して、そこからビーバーハウスへ向かい、その日いちにち丸々ビーバーハウスに入り浸るというマニア垂涎のプラン!

以前から計画的に練った旅ではなく、つい2週間ほど前から急ごしらえで作った行程でしかもゴールデンウイークのど真ん中で果たしてチケットが取れるのか心配でしたが、一人ということもあってどうにか飛行機は往復とも入手。しかし大阪のホテルはいずこも満室。仕方がないので人生初めてのカプセルホテルへ。それぞれにテレビもついていて想像していたよりは広めだったものの、夜はさすがに隣の物音と、自分のいびきが気になって熟睡できず。それでもサウナ&スパのカプセルホテルでしたので、お陰で早朝より温泉でリラックス。さあ、松阪へ!




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