森のかけら | 大五木材


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いよいよ本日が長かった北陸紀行の最後となります。実質3日の旅でしたが、過去にないほどの中身が充実した旅のご紹介に費やした日数、実に延べ84日。つまりわずか3日間の出来事を、ダラダラと3か月近くも書き連ねてきたこととなります。ちょうど仕事の事で慌ただしいことがあったりと紆余曲折もあり、時系列通りにいっていないこともありましたが、どうにか次の大阪の全国大会までには終えることが出来ました。ほとんど1年前のことなのによく覚えていたなと言われますが、きっちり書くつもりだったので記憶は定か。

まあそれほどまでに魅力的で充実した北陸の旅だったということです。それもこれも村本さん、四住さん、圓道君、角永君はじめこの旅でお世話になった多くの方のお陰です。私は20年ほど愛媛木青協に所属させていただき、確か2年目の岡山大会(その前年が、今のところ北海道での最後の開催となっている札幌大会だったので、今さらながら行っておくべきだったと悔やんでおります)からずっと全国大会に参加し、唯一石川大会だけは喪中で参加できませんでした。その時以来の北陸となったこともあり感慨もひとしお。

当初は全国大会に行っても先輩方の後を金魚のフンのようについて回るだけでしたが、少しずつ慣れもできてくると、わざわざ遠くまで行くのに、会場と繁華街だけでは面白くないと、勝手に行程の前後にスケジュールを組み入れて単独行動を取るようになりました。会団の行事なのだから会団単位で動くべきだとお叱りを受けたこともありますが、高いお金を払ってわざわざ地元と同じ顔触れで、地元に居ても交わせる話をするなんて勿体ない!という私の中のモッタイナイは暴走。大会の参加費が高いだの交通費・宿泊費がどうのこうの、何もリターンもないだの議論はきっと愛媛だけのことではないかと思います。確かにただただ先輩方の後ろについていくだけの「参勤交代」ではほとんど得るものはないでしょう。

高い出費と徒労感が残るだけかもしれません。それは誰のせいなのか?結局それは自分のせい。全国の会員が一堂に会する大懇親会の席ですら、地元会団で固まって他の会員に溶け込もうとしない、愛媛の控えめでおしとやかな性分といえば聞こえはいいかもしれませんが、商売人としてどうなのか。折角の全国ネットワークを生かさないなんてモッタイナイというところから初めた、全国大会に絡めた勝手な全国木のもの行脚が、卒業後にこうして若い会員たちと共にできたことは望外の喜びでもありました。

最後の最後の場所が、木のお店『もく遊りん』さんであったということも運命的なことのように感じております。店内中央部に鎮座ましましていたのは、長さ10mはあろうかというマツの大木。20人ものひとが一度に座れようかという巨大なテーブルに仕上がられておりましたが、これは大迫力!製作や搬入を考えれば身近なテーブルを何台か並べたほうがいいに決まってはいるものの、あえてこの一枚板の巨大テーブルにこだわったところに材木屋としての気概と矜持を感じずにはいられません。住宅だけに限らず様々な分野での木の使い方、出口探しに邁進しているところですが、こういうモノを見てしまうとやはり血が騒がずにはいられません。最後の自分の原動力に根っこにあるものも再確認できた実り多き旅でした。最後までお付き合いいただき感謝致します。




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