森のかけら | 大五木材


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本日は倉庫整理。倉庫の奥の方には普段出にくい木材を入れているのですが、滅多に声のかかることの無い木は奥へ奥へと詰め込んでしまうので、年に数回ぐらいは強制的に「撹拌」させないと、どんどん積み重なってしまいます。自分の中では、強い台風がやって来て海中が撹拌され、海底の冷たい水と水面の温かい水が混じり合っていいバランスになるというイメージ。今回も数年前から倉庫の奥深くに埋没していた『ホンジュラス・ローズ』が数年ぶりにその神々しいお姿でお出ましになられました。

ギターなどの楽器にも珍重されるホンジュラス・ローズですが、私が持っているのはそこまで木柄の整ったものではありません。あくまでも『世界中のすべての木を見たい、触ってみたい』という私の心の声、材木屋信条に従って買ったまでの事。木柄云々よりも実物を手にしてみたかったというのが本心で、それをどうやって売ろうかなどとは考えてもいませんでした。それでも、日本中には自分と同じような樹種フェチ、他樹種愛好家もいるはずだとの無謀な確信があったので、いつかは必ず売れると思っていました

仕入れたのはホンジュラス・ローズの丸太で、それを板に賃挽きしてもらったのですが、それから既に10年以上もの月日が流れていきました。その間、ホンジュラス・ローズにご指名がかかったのは10回程度。やはり世の中には似たような嗜好の人間もいるようで、大体年に1回ぐらいは『ホンジュラス・ローズってありますか?」とお声がかかります。しかしだからといってそれが必ずしも商売に結び付くわけではなくて、サイズをはじめ木柄、価格の問題等で取引に至らないケースも多かったりするのです。

現在もオンラインショップで数枚アップしているものの、なかなか売れません。もっと安かったら買いたいという方は多いものの、ホンジュラス・ローズの丸太って凸凹が多いだけでなく、ねじれ曲がったりしているうえに辺材のダメージも多く、無節で赤身の張った大トロ部分なんて、そんなに取れるものではないのです。もっといい丸太を買えばいいのかもしれませんが、自分の好奇心を満たすためだけに無謀なチャレンジは出来ません。手持ちの材で、なるべく使いやすいように形を整えていたらどうしても価格もそれなりになってしまいます。

それでもいい、と言っていただくお客さまとの巡り合いを辛抱強く待つしかありません。幸いにもネットのお陰で手持ちの材の紹介は簡単に海外にまで出来る時代ですから、昔に比べればフェチの分母は飛躍的に増加しています。きっと「こんなホンジュラス・ローズを探していました~!」なんて出会いもきっとあるはずと信じて、滅茶苦茶重たいホンジュラス・ローズに鋸を入れていい具合にカットして形を整えています。しかしその際に発するバラ科特有の強い匂いは、強烈な香水のようで匂いに酔ってしまいそうになる

ホンジュラス・ローズはオンラインショップで販売中!




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