森のかけら | 大五木材


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大五木材では、モッタイナイを信条に骨までしゃぶり尽くすモノづくりを行っています。いろいろな商品をそれぞれに多樹種で作っていますので、油断するとすぐに在庫の山となってしまいます。ですので何から作るか優先順位が重要になります。『森の砂』についてはそのマニア度から追随する人もいないだろうと、優先順位を下の方で考えていたら、恐れていた事が!なんと北陸は金沢で同じような商品を開発される材木屋が現われたのです!森の砂をめぐる強力なライバルの出現です。心ある材木屋がこの魅力に惹かれてしまうのも無理もない話。

しかもその金沢の材木屋さんは多種多様な木材を潤沢に在庫されているマニア度の高いところなので、きっとそうのちに数10種類ぐらいは品揃えを増やしてくると思われます。こちらとしては、『今日のかけら』などと連動させて樹種ごとの解説も含めて少しずつ販売していくつもりでしたが負けてはいられません。という事でとりあえあず急ぎで新たに3種を追加しました。左より、パプアニューギニア(PNG)産のアムーラ、真ん中が愛媛産のアカメガシワ、右がPNG産のティーツリー

この『森の砂』を作る際に需要なのは、丁寧に集める、しっかり乾かせる、根気よくふるいにかけるという3点(のみ)。しかしこれがいらちな私にとってもっとも苦手とするところ。材を切断する前にブロワーできっちり掃除して他の材と混じらないようにして、わずかな木粉も逃さぬように集材。そこからは段ボールの上に広げて、倉庫の奥のやや風通しのいい日陰でひたすら干します。その際に注意することは焦らないという事!以前完成が待ち遠しくて早めに便詰めしたら若干水分が残っていて、カビ培養瓶になった苦い経験があります。

その反省から現在は最低でも3週間(あるいはいつ頃から干し始めたのかを忘れるぐらい)はしっかり乾かせます。その間には何度も何度も掌で攪拌させて乾燥を促します。時々、何をしているのだろうと感じる事もありますが深くは考えない事です。乾燥が出来たら何度も繰り返しふるいにかけて木くずや異物を取り除きます。今回製造を急いだため私の両碗は痙攣しかけましたが、ライバルに負けてはならぬという一心。ライバルに余計な情報を与えてしまったかもしれませんが、競い合ってこそ『森の砂業界』も伸びていくのだ!(おとな)




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