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★今日のかけら・#057【白樺/シラカバ】カバノキ科カバノキ属・広葉樹・北海道産
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そこには、サクラに比べると知名度で劣るカバを売らんかな的な商業的な意思も働いたと思われますが、それによって業界では混乱も生じています。日本におけるカバノキ類の中で主要なものとしては、シラカバ(あるいはシラカンバ)、ウダイカンバ㊧、ダケカンバ、ミズメの4種があります。その他にも【森のかけら】にも含まれるオノオレカンバなど、日本産のカバノキ類は全部で7種あります。その中で四国に住む我々に馴染む深いのはミズメ。そのミズメにもサクラの名が付きミズメザクラと呼ばれます。 |
★今日のかけら番外篇・E23 【金木犀/キンモクセイ】 モクセイ科モクセイ属・広葉樹・愛媛産
先日ご紹介した『森のりんご』の中で、【森のかけら240】にも『プレミア36』にも含まれず、レア中のレアな存在なのが、この『キンモクセイのりんご』!キンモクセイは、漢字では金木犀と書く事からも分かるように、白色のギンモクセイに対して、橙色の花をつけるところからそれを金に見立ててその名前が付けられたモクセイ科モクセイ属の木。庭などにもよく植えられる灌木で、遠く離れていても濃厚で甘い香りを放ち、その開花期間は短いながらも強い香りで秋になると存在感を強くアピールしています。
キンモクセイ自体は珍しいものではないでしょうが、あくまでも観賞用の低木・灌木ですから、大きくなったとしてもせいぜい10m、立派に成長すれば18mになるものもあるとされていますが、一般的にはせいぜい3,4m程度で、それが用材として木材市場に出回る事はまずありません。花としては馴染みがあっても、材としてのキンモクセイはほとんど知られていないと思います。このキンモクセイは、家内の実家で植えたあったものですが、事情があって伐採したものをいただき、しばらくの間乾かしていました。
直径が200mm前後の木でしたが、通直ではないので短くカットして『森のりんご』にする事に。果樹林や庭木などの低木は、横に枝を広げているものが多く、曲がりくねっていて、どう使おうか悩むことも多かったのですが、今はひとつの出口として『森のりんご』を考えています。ただし『りんご』に加工するためには、荒木で最低でも55mm角が必要となるため、もう少し小さな木は『森のこだま』にするなど、手に入った材をなるべく無駄なく骨の髄までしゃぶり尽くすことこそが、木に対する礼儀だと思うのです。
私も今回初めてキンモクセイの材を加工しましたが、非常に目が詰まっていて緻密で滑らか。木そのものからあの甘い香りはしませんが、キンモクセイという言葉に惹かれる木フェチは必ずいるはず!ただし、1本のキンモクセイの木ですから、それほど多く作れるわけではありませんし、それが無くなってしまえば、次にいつご縁があるのか、はたまたもう無いのかもしれませんが・・・とりあえずあるだけ発売させていただきます、¥5,000/個(税別)。りんごフェチ、金木犀フェチ、木フェチの訪問をお待ちしています~!
東南アジア産のマメ科の広葉樹『ケンパス』については、既に『今日のかけら』で触れておりますので、詳しくはそちらをご覧ください。それが今から5年ぐらい前の話ですが、その頃はまだケンパスといえば、フローリングか枕木になったものぐらいしか見たことがありませんでいた。しかも当時周辺で流通していたケンパスのフローリングはすべて着色したウレタン塗装のものばかり(あるいは中古の枕木)でしたので、実際に私が生地のケンパスに触れるようになったのは【森のかけら】を作るようになってからの事。
実はそれまでケンパスといえば枕木の素材の木というイメージもあってあまり顧みる事もなかったのですが、じっくりと近くで見れば随分と味わいの木であることが実感できたのです。特に今回入手したケンパス材は、結構ボリュームがあるので、並べてみるとケンパスにも多彩な表情があることがよく分かります。同類の『メンガリス』と同じように環状の異常組織があり、ルーペで観察すれば独特の模様がよく分かります。その特性からすればベランダなどのデッキにしてもいいのでしょうが何だかもったいない・・・
これをデッキ材に使うというのはもっとも正当な結論なのかもしれませんが、もっとこの木柄を活かす用途があるのではなかろうかと思うのです。ちなみにこれ1枚のサイズは、長さ470×幅75×厚み12㎜というもので、4面プレーナー加工してあります。現地加工品で、国内に入荷してからの保管期間も長かったという事で、精度はそれほど信頼できませんが、1枚の大きさが大きさなので、値段もかなり格安!手間はかかるでしょうが、例えば店舗などの壁面にレンガ貼りに貼ってみても思いのではないかと思います。
かなり枚数があるので、すぐになくなる事はなさそうなので、私なりにこの商品の出口も考えてみようと思っていますが、このいう風に現物がそこにあると「やらねば感」が湧いてくるのです。出口も見えぬままに買ってしまって何とかして売らねばという焦燥感よりも、どうやって料理してやろうかというワクワク感が勝ってしまうのが問題ではあるのですが、登る山が高ければ高いほど燃えるタイプなので致し方ありません。そういう事ですので、いずれこのケンパスにも「おっ?!」と言われる舞台を用意したいと思っています。
本日も『コウヤマキ』の話。古代の宮殿建築材としての役を担ったコウヤマキですが、現在では蓄材量の少なさから寺社建築に使えるような大径木を大量に揃える事はほぼ不可能に近いと思われます。コウヤマキは実に有用な木ではあるものの、その生育条件は非常にわがままで、土地が肥沃で、水はけがよく、強い日差しを嫌う『陰樹』であることから、根元に直接日光を浴びないなど、場所が限定されるうえに、成長のスピードが緩やかなのの経済林には不適とされていて、植林が進まないという事情もあります。
私も実際にコウヤマキを手にした数や経験は少ないのですが、ちょうどこの項を書くので久々に手持ちのコウヤマキ(左、右はカヤ)を倉庫の奥から引っ張り出して軽く削ってみました。今在庫しているコウヤマキは、主に宮崎、岐阜周辺から仕入れたものですが、用材として購入したというよりは、【森のかけら】などの小物を採るため、あるいはコレクターとしての欲求から購入したもの。なので大きな節があったり割れが入っていたりしますがお構いありません。こういったコウヤマキが数本ありますが、売り物というよりは自社で使う物。
画像のコウヤマキも節まみれの芯持ち材ですが、『自ら持っている、所有している』という事実こそが大切なのです。久々にコウヤマキと対峙しましたが、埃と日焼けで薄汚れた表面をひと削りすると、懐かしい清々しい香りが蘇ります。ただその香りがヒノキやクスノキのようにぶわっと香り立つというよりも、鼻を近づけ息を吸い込むと鼻の奥がツンとする感じ。もっと瑞々しい状態であれば香り方も違うのでしょうが、コウヤマキを届けてくれていた宮崎の業者も店を畳んでしまったので新規入荷は細まるばかり。
その上から植物性オイルを塗ると、材が染み込んでより深みのある濡れ色になります。今はまだこのままですが、いずれは【森のかけら】などに割り返す予定。数年前にこのコウヤマキが一躍脚光を浴びた時期がありました。秋篠宮家に悠仁(ひさひと)様がお生まれになった時、そのお印としてこのコウヤマキが選ばれたのですが、その時ばかりは普段地味な存在の木にスポットライトが当たり、メディアでも取り上げられかなり話題となりました。しかし『陰樹』のコウヤマキにとっては少々眩しすぎる舞台だったかもしれません。
信仰心薄きがゆえか日頃の行いが悪いのか、なかなかコウヤマキとのご縁が無くて(買う方も売る方も)、とても出口商品を探るようなレベルには無いのですが、【森のかけら】のご注文においてはかなり高い確率でコウヤマキを選ばれる方が多く、そのたびにかけらを手にしては薬草のような清々しい香りを楽しんでいます。そんなコウヤマキに触れていつも感じるのは、日本の木の文化というものの奥深さとそれを愛おしいと感じる慎み深さ。この後、高野山のご縁が続いたら、それこそ弘法大師空海様のお導き・・・!?
さて、本日も『コウヤマキ』の話。コウヤマキの樹皮は繊維質が多く、槇肌(『まきはだ』、あるいは『まいはだ』)と呼ばれ、井戸の壁や船板、桶などの漏水防止のパッキン材、または屋根葺きや縄として編んで火縄などにも使われます。しかし残念ながら全国的に見てもその分布域は狭く、四国においては八十八か所巡礼の締めくくりとして馴染みの高野山に比べると、『コウヤマキ』の名を耳にする機会は余程少ないと思われます。それでも通の方がこの名を知るのは、水回りの高級品からではないでしょうか。
水湿に強い事は先にも触れましたが、その性質から風呂桶をはじめ手桶、味噌桶、漬物桶、飯櫃(おひつ)、流し板、まな板などの水回り用品や食料品を入れる器具として使われています。しかし最近では安価な非木質商品に押されて、それらすらもなかなか目にする事は少なくなりましたが・・・。むしろ高級浴槽として、ホテルや旅館で見かける事があるかもしれません。数年に一度くらいの割合ですが、ごく稀に木製の浴槽にこだわれる方が、コウヤマキでは出来ないのかと相談を持ちかけられることがあります。
もう6,7年前の事ですが、どうしてもコウヤマキで作って欲しいという事で、お問い合わせをいただき、関西方面からコウヤマキを取り寄せて浴槽を作らせていただいたことがありました。小さな浴槽でしたが、コウヤマキの香りが満ち溢れました。この薬草のようなハーブのような鼻孔をくすぐる独特の清々しい香りがコウヤマキの特徴で、仲間の『イヌマキ』と区別できます。清々しい香りといっても、ヒノキなどとは違って控えめで、その点も直接食料に触れる飯櫃や味噌桶、漬物桶などに使われる理由でしょう。
さて、建築材としてのコウヤマキの用途はいかがなものか。昨今は供給量の問題で、建築分野ではほとんど利用されることはありませんが、古代には宮殿建築材としても重宝されていたようです。平城京跡から発掘された柱根のうち4割程度がコウヤマキだったとされていますし(残りはヒノキ)、藤原京寺院跡や大宰府史跡からも柱として用いられていたことが分かっています。当時は柱に使えるような相応の大きさの巨大なコウヤマキ群があり、その香りとともに神に捧げられる木として霊験あらたかな木だったのでしょう。
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