森のかけら | 大五木材


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20130808 1無人島に持っていけるDVDが3本あるとしたら何の映画を選ぶか?』映画好きのおっさんが3人も揃えば必ずといってもいいというほど俎上に上がるフレーズです。DVDプレーヤーはあるのか?とか電源はどうする?なんてくだらない事を言うへそ曲がりは海に沈めて、その3本の映画について考えてみましょう。ある男がこう言いました、「本当の男だったら2本は既に決まっている。『ジョーズ』と『燃えよドラゴン』と、あと1本はお前が腹くくって決めろ!」。

 

20130808 2異論のコメントなどはいりません。そういう事なのです。それで結局、自分が選べれる映画は1本こっきりとなるのです。さあ、何を選ぶか?!『ブレードランナー』・・・フムフム。『エイリアン』・・・それもあり!『遊星からの物体X』、分かってるね!『ゴッドファーザー』・・・3部作全部という条件なら、『椿三十郎』・・・あるいは『七人の侍』、『リオブラボー』か『大いなる西部』・・・何度でも何度でも観直したい!結局答えなど無くて、互いの手を批評し合う大人の妄想遊びなのです。

 

 

20130808 3何の映画を挙げるのも自由なのですが、そこには鉄の掟があって、他の人が「ああ~」と納得させる映画でなくてはいけません。思いつきで適当な作品を挙げてお茶を濁すような事をしてはいけないのが大人の遊びの掟。「おお、その映画なら俺も納得!」との同調を得れるような作品を並べ、その妄想の腹のくくり度を楽しむのです。冷静な論評など聞きたくもありません!妄想には妄想で応える、これが男の流儀なのです。そんな1本の枠に加わるべき映画がまた1つ登場。

 

20130808 4そう、それこそが本格正統怪獣映画『パシフィック・リ』なのです!絶対一緒に観に行こうな!と息子に約束しておきながらも、サッカーの練習で時間の合わない息子を出し抜いて一人で観に行って来ました。眼鏡ON眼鏡で、重たいやら、観にくいと散々悪態をついてきた3Dでしたが、今回だけは3D眼鏡の存在がまったく気にならず。IMAXシアターでの鑑賞という事もあって、怪獣たちの咆哮も破壊音も大迫力の大音量!久々に本気で興奮しました!

 

20130808 5何がいいって、怪獣大好きのギレルモ・デル・トロ監督がよ~く怪獣映画の何たるかを分かっていらっしゃる。恐らく企画、撮影、編集段階でも相当大きな反対意見や批判などの障害が立ちはだかった事でしょう。それはきっと対怪獣防護壁『命の壁』ほどに高く厚いものであったことでしょう。普通の人なら誰もが心を折ってしまうであろう圧倒的な『壁』を、見事にロケットパンチで打ち砕き、真の怪獣映画をハリウッド産として産み出した偉業に敬意を表すものです。リム祭りは明日へ続く!




20130622 1ここしばらく映画館で映画を観ていなかったので、久し振りに映画を堪能してきました。作品は、ウィル・スミスと実の息子ジェイデン・スミスのダブル主演『アフター・アース』。監督があのM〔ハプニング〕ナイト・シャラマン(最近少し迷走しております)というのと、W・スミスの持ち込み企画という不安要素(役者の持ち込み企画はひとりよがりの内容が多くてうまくいった試しは少ないので)はあったものの、1000年後の地球は人類抹消にために進化した惑星だった・・・というコピーに惹かれました。

 

20130622 2内容は・・・遥か近未来、人類は地球の大異変により、地球を去り別の惑星に移住していた。ある日、伝説の軍人サイファと13歳の士官候補生の息子が宇宙船の事故で地球に不時着してしまう。人類が見捨てた地球は、1000年かけて高度に進化を遂げた動植物が生きる星となっていた。その中で、大怪我を負った父の代わりに息子はひとり、100キロ先に落ちた発信機を探すために大自然の中に飛び出す!・・・というものです。いつも通り核心には触れませんが、SFアクションという舞台設定で父子の絆を描くという私的にはストライクど真ん中作品。

 

20130622 3映画の出来不出来や好き嫌いは個人的なものですから、興味がある方はご覧いただければと思いますが、私は目の疲労感と展開の激しいアクション映画という設定を考えて、今回は3D字幕を避けて、あえて2D吹き替え版を選択。アクションものは吹き替えに限る(魂を売ったのか~と思われても仕方なし、目の疲労感が半端無いので・・・)。いつものように事前情報をほとんど入れてなかったので、『人類抹消のために進化した地球』という設定をかなり過剰に想像していました。

 

20130622 4森や草原には手足にまきつく巨大なツタ植物と食性植物、川や海にはピラニアが数倍進化した人食魚や巨大甲殻類、空からは猛毒を持った蜂やら毒粉をまき散らす蛾の大群などなど勝手に恐ろしく凶暴に進化した(それを進化というか退化というか?)地球の姿を想像していましたので、かなり物足りなさは残りました。しかし考えてみれば、地球にとっての害敵・人類が去った後に、敵もいない中で動植物たちは、どうやってその敵を殺すために進化するのか?進化も争いの中で起こるものでは?

 

20130622 5敵がいなくなってもDNAの記憶をベースに、驚異の力を身につけたのか?あまり考えるような事でもないのですが、人類がいなくなって1000年後にしては森の木々の大きさも小さすぎるのではなかろうか、もっと樹の種類が豊富なのではなどと、ついつい材木屋視点で見てしまいました。敬愛する藤子不二雄先生の作品に『みどりの守り神』というのがあって、そこでも細菌によって人類は姿を消して、大都会・東京は植物が生い茂るジャングルと化してしまいす。

 

20130622 6そこからのアプローチが、『アフターアース』とは随分違います。ハリウッドにはハリウッドなりの論法があるのでしょうが、後半からはいつもながらの定形化。常に何かを仮想敵にしないと物語を紡げないようで・・・。藤子先生の方は、人類がいなくなって公害も環境破壊もなくなったものの、二酸化炭素を供給するモノも無くなり、二酸化炭素を吸って酸素を生成する植物にとっても絶滅の危機を迎えます。そこで植物は、地球に残ったわずかな動物たちが生き残れるように、より動物たちに優しい植物へと自らを進化させたのです。今から40年近く昔の事ですが、『進化』の解釈には随分差があります。映像化するには迫力には欠けるものの、材木屋としても藤子先生の信奉者としても、断然植物の進化の姿としては、藤子先生の「進化論」を支持。そういう進化を植物に求めないようなを維持できる事が大事なのでしょうが・・・




こうなる事は予想がついていましたが、ウルトラセブン第三話・・・高級車クライスラーの廃車寸前のポンコツ車を、少年たちの憧れ・地球防衛軍のスーパーカーに変えたのは『バルサ』の力だったのです。私は車の事にはまるっきり興味も関心もない男ですので、よく分からないのですが、当時のスチール写真を詳しく見ると、従来のクライスラーの内装の質感とは程遠いバルサのチープでウッディな素材感がはっきり写ったりしていて、関係者は冷や汗ものだったそうです。

車の改造というよりも工作物に近い感覚で作ったんだと思いますが、子ども番組といっても手抜きをせずに出来る限りいいものを見せようという当時のスタッフの熱意や努力の結晶が、廃車寸前の車に地球防衛という使命を与え、私たちを虜にさせたのでしょう。子どもは大人の本気の熱量に敏感です。地球を悪の手先から守る冒険譚を大人が熱く語る事が恥ずかしいとか幼いなんて言われるような冷めた時代になってきて、子どもたちも夢から覚めていってしまいました。

大人が真剣に熱くならないと子どもも認めません。テレビの仕事だけに限らず、森や木の事を話す時にも感じる事ですが、本当に木が好きな人が話しているのかどうか、子どもたちは一瞬で見分けます。まあそのレベルの人って、他人がどうこうよりも自分が好きでやりたくてやっているという心境なのでと思うのですが。当時の撮影秘話の中で、バルサが登場したのはわずかそれだけだったのですが、自分の大好きだったセブンとの距離が何だか縮まったようでとっても嬉しくなったのです。

今だとバルサよりももっと安価で加工性のよい非木質素材なんていうのもいくらでもあるでしょうから、そういう番組でバルサが使われる事もないでしょう、きっと。見た目には本物と見まがうほどの素材と技術革新が取り入れられたでしょうが、それは子どもたちをどこまで「本気」にさせる力を持っているのでしょうか。かつて薄いバルサ作りのハリボテのアナログな映像だったかもしれないけれど、精巧なデジタル処理の今よりもはるかに怪獣やヒーローたちの存在を信じ、涙が出るほど感情移入し、なにより私たちは熱中し、本気でした。怪獣ドラマに限らず、今全国の子どもたちを一斉にそこまで没頭させる『力あるもの』って何かあるでしょうか?素材の性能、機能の向上、品質追及など表現手段や方法にばかり目を奪われ、すっかり心が冷めてしまい、見た目の美しいだけの料理を並べてしまっていなかっただろうか・・・

 




随分もったいぶったフリをした昨日に続いて『ウルトラセブンとバルサ』の話です。間違っても『ウルトラセブンとバルタン星人』では、ありません!こういう話はとかく脱線して話が横道に逸れてしまうのでなるべく控えめにしますが(既にかなり脱線しています)、ウルトラセブンは我々昭和40年代前半生まれ世代にとっては、欠かす事の無いスーパーヒーロー!数あるウルトラマンシリーズの中でも特にセブンが好きという人は多いようです。実際のリアルタイムでのテレビ放送は昭和42年から昭和43年という事なので、私が見たのは何度か目の再放送だったと思うのですが、地球のために怪獣と戦うセブンに無我夢中。怪獣たちとの戦いに一喜一憂しいつも心底からハラハラドキドキしていたものです。嗚呼、我ながらどこまで純粋で無邪気で悩み無き少年時代であったことか・・・

当時は関連図鑑も買い、セブン大解剖、怪獣百科などを本がボロボロになるまで読み漁ったものです。そこに出てくる身長数10m、体重何マントン、飛ぶ早さマッハ何とかなんて数字も、少年にとっては夢を紡ぐリアルなエレメントでしかありませんでした。それがフィクションだとかリアリティがあるとか無いとかそんな客観的に判断できるようなレベルとかではないのです。誰でも「セブン」と叫んで両手を頭の上から振りかざせばアイスラッガが眩しく見えた、そんな時代。

さて、そのセブンとバルサの接点は何かと言うと(既に2日目にはいってますが今頃・・・)、セブンに出てくる少年羨望の的・地球の平和を守る地球防衛軍の警備車両ポインター』。私は男の子としては珍しく車輪やタイヤの付く乗り物に一切興味がなく、その名前や機能、スピードなどにもほとんど関心が向きませんでした。なので、ポインターについても、ただそのデザインと地球防衛軍の車というポジションだけに憧れていたので、そのベースがアメ車だったと知ったのも随分後になっての事でした。

ましてやその車が「クライスラーのインペリアルクラウン1958年モデル」と聞いてもまったくピンときません・・・しかし聞くところによると、それはキャデラックと張り合うほど高額の最高級車だったそうです。なにせ1$=360円の時代ですから高嶺の花であったのでしょう。中古でも相当な金額だったそうですが、スクラップ工場で廃車寸前のものを買取り、涙ぐましいまでのハンドメイドの大改造が施されたというのです。私は子供の頃、本当にそういう組織があってそういう車があると本気で信じていました。

しかし所詮は子供向け番組ですから改造経費も厳しく、撮影などで走行に支障をきたす事も多く、坂道の撮影などでは、スタッフが総がかりで車を押し上げ自重で坂道を転がす事もあったとか・・・子どもに夢を見せるために一生懸命に汗をかいている大人がいたのです。その改造工程はかなり大掛かりなうえに相当の手作り感で、見る人が見れば一目瞭然だったのでしょうが、SFチックなデザインに私の目は釘付けでした。内装の多くの部分には、軽くて加工が容易なバルサ材が多用されたとか(やっと)で、更に明日へ・・・




20130601 1盛岡駅に到着すると、あらゆるところに今話題のNHKの朝ドラ『あまちゃん』のポスターが貼ってありましたが、同行した愛媛木青のメンバーのほとんどが放送を観ていなくて、「じぇじぇじぇって何?」という状態。朝が早い大工さん相手だと、弊社のように朝7時前には会社を開けているところだって珍しくはない職種ですから、その時間帯に家に居ないのは当然ですが、社会現象とまでなっている『あまちゃん』の不認識ぶりに、世間と業界の乖離間を感じたと言えば大袈裟ですがこれが現実。

 

20130601 2朝の早い私ですが、自宅が会社のすぐ裏(歩いて30秒)にあるので、自宅でお昼ご飯を食べる時にその流れのまま、家内及びに家族が(子供たちは録画して)熱心に観ている朝ドラをお昼時にに観ています。特別朝ドラが好きで観ているわけではなかったのですが、宮藤官九郎さんの書く台詞や人間描写が凄く魅力的で、昼休憩の惰性で観ていたドラマにぐいぐい惹きこまれていったのです。これほど熱心に観ているのは、少し前の『ゲゲゲの女房』以来。作品づくりの感度の高さを感じます。

 

20130601 3自分が木製の企業ノベルティを作るようになってから、余計に世間の潮流も気になるようになった気がします。新幹線に乗っても車内で販売しているお菓子のパッケージが気になって、仲間たちに怪訝な顔をされたり・・・。自分がデザインというものを専門的に勉強した事がなにので、今頃になって自分なりの嗅覚や視覚で何とか『センスのかけら』を身に着たいと思っているものの、思いの熱量だけではいかんともしがたい・・・。せめて多くのものに注意を払い、見ること、知ること、触れること。

 

20130601 4その『あまちゃん』以上に目に付くのが、市内のあらゆるところに貼られ、描かれている『わんこきょうだい』の愛らしいキャラクター。その存在は知っていましたが、ここまでバリエーションが豊富で浸透していたとは、恐るべしわんこきょうだい!今にして思えば、若い頃はダイレクトな木の使い方(主に建築物)にしか目が行きませんでしたが、見落としてきたものの多さに今更ながら勿体無かったなあと思いますが、そういう時期があったからこそ、ギリギリ間に合ったのかもしれませんが・・・。

 

20130601 5材木屋が何を分不相応のデザイナーの真似事をと、思われるかもしれませんが、もはや無垢の構造材についてはこれ以上に製品精度を高められない極みにきています。しかもそれだけの精度が本当に市場で求められているのかといえば怪しい。過剰品質にメーカー大きな労力を費やされているように感じます。それは、商品説明能力の不足を、物言わぬ商品で補わそうというようにすら感じるのです。数値で現わせられない『感度』というものを材木屋ももっと磨かねばならないと思うのです。




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