森のかけら | 大五木材

★今日のかけら・#019 【マニルカラ】 Manilkara   アカテツ科・広葉樹・中南米産

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最近、ウッドデッキを設置される方が多く、よく問い合わせをいただきます。以前に【イペ】や【サッチーネ】を取り上げた時にも書かせていただきましたが、外部に木を使っていただく場合はなるべく「木材の中では比較的耐候性の高い木」をお勧めしています。そうなるとやはり、マニルカライペサッチーウリンなどの「硬木」になります。最近その手の、俗に『アイアンウッド』と呼ばれる「鉄のように硬く重たい木」がいろいろ輸入されていますが、種類が増えすぎて市場はやや混乱気味です。こういう場合、材木店としては全ての材を扱うことは難しいので、樹種を厳選することとなります。

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この種のアイアンウッドの場合、サイズは105x20mm, 105x30mmが主流です。稀に12mm幅とか45mmもありますが。大引サイズは、70×70、90x90mmが一般的です。それぞれに長さが2000から4000mmぐらいまであるわけですが、施工時にインパクトのビットが折れるほどの硬い木です。素性の悪い物は、どうにもなりません。杉や針葉樹のような感覚でいるととんでもない目に合います。長い木ほど材の特性が出やすいので、経験上3000mmを越える物に直材は望めないと思ったほうがいいです。それは木が悪いのではなく、鋼のような木が通直であるはずがないというのが普通の感覚だと思います。3mx4mサイズのデッキだと4m物の大引きを敷きたい気持ちは分かるのですが、出来れば短めの物をつながれるのが懸命ではないかと思います。一方方向だけの反りなら何とかなりますが、プロペラのようにねじれている物も珍しくありません。

 

そう言うと、とんでもなく使えない木だと思われるかもしれませんが、全部が全部反ってねじれているわけではないので、なるべく性の良い物を大引に使ってもらって、反っている物は短く切って束にしていただければ使えます。それは売る方の身勝手な言い分だといわれそうですが、そう言わざるをえないほど「剛」の物です。確かに高い耐候性を持ち、強靭ですが精度は低いです。木ですから当然といえば当然ですが。全ての要求に万能な天然素材はないと言うことです。なぜなら、それは建築やクラフトの資材になるためだけに生まれたわけではないからです。どこで折り合いをつけるかという事が大切だと思います。

ca4cb8on1前置きが長くなりましたが、弊社では「アイアンウッド」の中でも【マニルカラ】と【イペ】が主力です。特に【マニルカラ】については、かなり早い段階から扱いを始めたので、結構現場はこなしてきました。そのお陰でいろいろな問題にもぶち当たりました。反りや曲がりの問題は別として(これはある意味前提ですから・・・)、なかでも初めて使われる方が驚くのは、濡れた時の【】です!「?」と思うでしょうが、体験すればよく分かります。【マニルカラ】を水で濡らすと異常なぐらい泡立ちます!それが半端ではありません!シャンプーでもつけたのかというぐらい泡が出てきます。これは初めて見る方はちょっとした衝撃かもしれません。

 

 

 

caj9p1l3何も仕込んでいません。ただ普通に水道水で洗いブラシでこすっただけです。樹液と思われるものが材に付着していて水に溶け出し、あたかもシャンプーのように泡立つという事です。ただしこれは1回限りの現象で、最初によく磨いて水洗いすれば後は泡立ちません。水を掛けるだけではここまで泡立ちません。水をかけながらブラシでこするとよく泡立ちます。私も最初に見たときは驚きましたが、今では初めて【マニルカラ】を使われるお客さんへのデモンストレーションとして逆に楽しんでいます。世界は広いです、いろんな木があります。施工直後の雨に濡れた【マニルカラ】には何ともいえない艶やかななまめかしさが漂います。

     




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